日本刀 その2 さて, 前回は適切な炭素を含んだ高性能な鉄を たたら製鉄と折り返し鍛造でつくるところまでじゃったのう. 今回は, それを刀に加工するところじゃ. それを説明するには, まず刀の構造を説明せねばならん. 刀の構造? そうなんですよ. あれがなかなか内部は複雑な構造になっておりましてね. 単なる鉄の板とはちょっとワケが違うんですよ. といっても, 全部の刀が同じ構造というわけではなかった. れっきとしたランクがあるのだ. そして, そのランクは, 鍛冶の腕, 人気もだが, おもにどういう構造でつくられているか, というところで決まるのだ. これが, 普及レベルの刀の構造. 断面図である. 「甲ぶせ」というつくりかただ. 鉄の芯に, 刃の方だけ鋼をかぶせてある. わりと楽勝な方の作り方らしいが, 普通に鉄どうしを鍛造でくっつけるのもムズカシイのに, こんな形でくっつけるなんて,
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