NECは、公共図書館の複数システムをSaaS型で提供するサービスを開始した。こうしたサービスが商品化されたのは国内初。図書館の利用活性化や業務効率化を進めるものとして、島根県、大阪府の一部図書館で利用が開始されている。 効率化とサービス向上を両立する 今回NECが商品化したのは、「GPRIME 電子図書館サービス」。主な機能は以下の4つだ。 (1)Wikiの仕組みを用いて、図書館員や住民が郷土に関連する情報や書籍についてWeb上で事典のように作成・蓄積・閲覧できる「わいわいライブラリー」、(2)複数の図書館をまたがって図書館員やボランティアたちがSNS形式でコミュニケーションできる「SNSサービス」、(3)都道府県内の図書館や大学にある蔵書を一度に検索できる「横断検索サービス」、(4)これまでは主に紙書類で行われていた図書館間の相互蔵書貸借業務を支援する「ILL(アイ エル エル)サービス
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