映画産業に力を入れるニュージーランドが、空撮ドローンでも有力な存在になる可能性(写真:ロイター/アフロ) 映画『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズや『ホビット』シリーズの撮影が行われた場所と言えば、南半球の景勝地ニュージーランドだ。ニュージーランド政府は1970年代から映画産業を支援しており、2014年のニュージーランド映画産業全体の売上は約31.6億NZドル(約2560億円)に達している。また前述の2シリーズが世界的なヒットを収めたり、その監督として知られるピーター・ジャクソン監督を輩出するなど、国際的な成功を収めている。 そんなニュージーランド政府が新たに取り組んでいるのが、空撮専用のドローン開発の支援だ。現在同国では、「C-Prize」というイベントが開催されている。これは映画撮影に特化したドローンの開発を目的としたコンテストで、「静かに飛行して会話まで録音できる」「悪天候の中でも使