こんにちは、久しぶりにブログを書く@kenmatsu4です。 Stan Advent Calendarの23日目の記事を書きました。 今回のブログでは、Graphical Lassoという、L1正則化をかけた精度行列(分散共分散行列の逆行列)を推定する手法をStanを用いてやってみようというものです。コードの全文はGitHubにアップロードしています。 1. テスト用データの生成 まず、多変量正規分布に従う乱数を生成します。 今回は下記のような平均、分散をもつ6次元のデータを300個生成します。 そして無理やり$x_6$と$x_4$、さらに$x_6$と$x_5$に相関を持たせ、$x_4$と$x_5$が間接相関を持つようにします。これはもともと$x_4$と$x_5$がなかったものの、$x_6$の影響を受けて$x_6$の変動と連動して$x_4$と$x_5$の値も動くので本来相関がない変数同士が