三重県津市の陸上自衛隊久居駐屯地の部隊が二十六日、同市の繁華街を通る国道23号で市中パレードを行いました。同駐屯地部隊による市中パレードは、一九六八年に自衛隊創設十八周年記念として行われて以来四十年ぶりです。 市内では藩主の藤堂高虎入府四百年を記念した祭りが行われていましたが、多くの人出でにぎわう街中を、銃を携えた約三百人の隊員が、ミサイルや装甲車など軍用車両約六十台を連ねて行進。沿道では、日本共産党や平和委員会などが横断幕やプラカードを掲げて抗議行動を展開しました。 パレードは、同駐屯地周辺で実施されている「駐屯地創設百周年記念行事」の一環として行われたもの。「百周年」は戦前、同地に置かれていた帝国陸軍歩兵三三連隊の歴史から数えたもの。 同駐屯地司令兼第三三普通科連隊長の甲斐芳樹一等陸佐は、地元新聞に寄せた「創設百周年を迎えて」と題した一文で、陸軍歩兵三三連隊を「日露戦争、支那事変に参戦