acrylica @acrylica_yoko 読書する人は減っているのにライブラリーホテル、ブックカフェという業態が流行る理由、この中のどれでも、好きなだけ読んで良いよ!という圧倒的自由が可視化される高揚感だと思う(マジで宿中に本棚があるのでどうやって元に戻すのかと思ったら返却用トランクがいろんなところにあった) pic.twitter.com/eYuULiZvcg
囚われし者たちの国──世界の刑務所に正義を訪ねて 作者:バズ・ドライシンガー発売日: 2020/12/25メディア: 単行本(ソフトカバー)この『囚われし者たちの国』は、刑事司法教育を教える大学ジョン・ジェイ・カレッジ・オブ・クリミナル・ジャスティスの女性教授であるバズ・ドライシンガーが9カ国の刑務所をまわって、今あるべき刑務所、許し、罪と罰の関係性について思考をめぐらせるルポタージュである。日本にいると法律に違反したら(執行猶予はあるけど)投獄されて自由を制限されるのは当たり前でしょ、と思うが、世界を見渡してみると刑務所も罪の償い方も千差万別であり、何が正しいのかわからなくなってしまう。 本書の著者は、出発点はアメリカの刑務所の実態のひどさから、刑務所についての疑問がスタートしている。アメリカが世界人口で占める割合は5%弱なのに、囚人が収容されている人数は230万人、世界の25%に達する
はじめに せーのでございます。 誰にも知らせずまったり始めている「ビジネス書」アドベントカレンダー、本日は5日目です。 バックナンバー Day1: やる気が上がる8つのスイッチ Day2: 自分を操る超集中力 Day3: なぜ、あなたの仕事は終わらないのか Day4: 秋本治の仕事術 本日は印南敦史著「遅読家のための読書術」です。 遅読家のための読書術 私も何を隠そう遅読家です。小説などは毎日読み進めても2週間は当たり前、下手すれば数ヶ月かかります。 そんな私でもビジネス書だけなら一年で70冊程度は読めるようになったのは、ひとえにこの本のおかげと言ってもいいです。 この本は なぜ読むのが遅いのか なぜ読む時間が無いのか なぜ読んでも忘れるのか という章を通して、大人になってすっかり忙しくなってしまった私達が大きく勘違いしている「読書という概念」を指摘し、本を読む、というのはこんな感じだよ、
こんにちは。普段は「冬木糸一」というハンドルネームで、ブログ「基本読書」などにSFやらノンフィクションについての記事を書き続けています。 SFとは「サイエンス・フィクション」の略で、ざっくりと説明すれば、科学的空想(社会科学や人文科学も含む)が投入された作品群のこと。その中でも、今回は「初心者向けのSFを紹介してください」との依頼を受けたので、その線に沿って作品を紹介していこうと思う。 とはいえ、何らかの基準がなければ作品を列挙し続ける羽目になる。そのため、今回紹介する切り口としては、まず「古典的名作SF」は省くことにした。また、実際に僕自身がSFを読み始めるきっかけになった作品、短編集、登場人物の恋愛模様を描いた作品、ハリウッド映画の原作など、文庫化済みで手に取りやすいものを選んでいる。 自分のSF読書歴を振り返ってみるに、どこかの瞬間にSFというジャンルへガツンと入り込んだという記憶は
息吹 作者:テッド・チャン出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2019/12/04メディア: 単行本 傑作揃いの短篇集 今年のSFでまず中心的に語っておきたいのは*1、素晴らしい短篇集が多数出たことだ。たとえばテッド・チャン『息吹』は著者一七年ぶりのSF短篇集で、『メッセージ』の題名で映画化された短篇を含む前作『あなたの人生の物語』を上回る密度を誇る傑作ぞろい。中でも表題作「息吹」は我々の世界とは仕組みが異なる異世界の生活や原理を緻密に描き出しながら、一人の科学者の脳科学・物理学の追求を通して世界の真実に至ろうとする物語で、三〇ページほどの中に世界を探求することの喜びが緻密に織り込まれている。この一〇年で読んだ中で最上の一篇である。 ビット・プレイヤー (ハヤカワ文庫SF) 作者:グレッグ イーガン出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2019/03/31メディア: Kindle版他、外
「わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる」の中の人、Dainと申します。古今東西のスゴ本(凄い本)を探しまくり読みまくってます。今回は、過去読んだ本の中でも「これ、もっと早く読みたかった!」というスゴ本をご紹介しよう。 人生を何十年もやっていると、さまざまなハードルに出くわすことになる。それは、人間関係のトラブルだったり、仕事や結婚生活に立ちはだかる問題だったりする。解決するために、それなりの準備が必要で、時間がかかり、そもそも全貌を捉えるのにも一苦労するやつ。 人生が用意するハードルを越えたり潜ったりするため、先人の知恵を借りるべく、さまざまな本を読んできた。たいていは、試行錯誤と苦労の連続でしのいで、ずっと後になって、知りたかった一冊にたどりつく。これを最初に読んでおけば、あんなに苦労しなくても済んだのに、もっと上手く対応できたのに! そんな、「あのときの私に読ませたい本」
電子書籍が徐々に普及し、書籍全体の5分の1まで市場規模が拡大した。読みやすさの観点では紙の本に軍配が上がるが、電子書籍には利便性という大きなメリットがある。思い立ったらすぐ入手できるし、保管場所にも困らない。 電子書籍はコミックが大半を占めるが、数年前と比べれば学術書も随分と増えた。既刊本の電子化も順調に進んでいる。そこで今回は、学術書を中心にKindleで読める名著を紹介したい。読めば世界との関わり方が変わる。そんな可能性を秘めた本だ。 意識は傍観者である あなたの知らない脳 意識は傍観者である (ハヤカワ文庫NF) 作者: デイヴィッドイーグルマン出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2016/09/15メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る人は自分で自分をコントロールしていると思っているが、実際は無意識に行動していることが多い。意識は傍観者だ。脳の病気は愛する家族を傷つ
(CNN) 米東部バージニア州でアフリカ系米国人の子どもが通う学校の校舎に人種差別的な落書きをしたとして器物損壊などの罪に問われた10代の少年5人に対し、裁判所がこのほど、読書や映画鑑賞を通じて世界観を広げるよう命じる判決を言い渡した。 検察によると、16~17歳の少年5人は昨年9月30日、同州アシュバーンの学校の校舎に侵入してナチス・ドイツのかぎ十字や、わいせつな内容、「ホワイトパワー」などの落書きをしたとして、器物損壊と不法侵入の罪で起訴された。 現場は地元のアフリカ系米国人の子どもたちのために1892年に設立された教会付属の学校だった。 判決は2月上旬、少年家庭裁関係地方裁判所のアベリーナ・ジェイコブ裁判官が言い渡した。
スポーツや演奏で上達するときに何が起きているか? この疑問に、身体知の認知科学から迫る。 なにか上手くなりたい目標がある人にとって気づきがあるかも……と思ったが、本気で練習しているなら誰だって知ってる「身体知」の話だ。「体で覚える」とか「腑に落ちる」というやつで、"Don't think! Feeeel!"といえばピンとくるかも。 お手本をコピーするだけでなく、その時の周囲の状況や身体の各部位に意識的になり、ことばと身体の両方で「分かる」ところに持っていくことだ。本書が面白いのは、研究者自らが実験台となり、バッティングの練習に取り入れて実際に上達しているところ。様々な身体知研究の紹介をする一方で、自らの経験に基づいた実感が溢れ出ている。 本書の姿勢はこうだ。これまでのスポーツ科学では、運動力学研究により、身体各部位の動作を要素還元的に分析し、「モノ」としての身体のあり様を明らかにしてきた。
2016-06-28 京大院生の書店スタッフが「正直、これ読んだら人生狂っちゃうよね」と思う本ベスト20を選んでみた。 ≪リーディング・ハイ≫ *この記事は、天狼院ライティング・ゼミで「読まれる文章のコツ」を学んだスタッフが書いたものです。 人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜 京都スタッフ三宅です。 あの、書店スタッフとしてこんなこと言うのもどうかと思うんですけど、 ぶっちゃけ、本読むのってめんどくさくないですか?? 借りるのでない限り、ネットやテレビみたいに無料じゃないし。 眠たい時に読んでると寝ちゃうし。 肩こりも酷くなるし。(これは私だけ?) だけど、読む。読んじゃうんですよね。 私は、本を読むのがめんどくさいけど大好きです。 なんでかというと、今まで本に、たくさん励まされてた
古今東西の書物を、エロスの名のもとに分類した図書館。 サドやバタイユといった王道から、漱石や鴎外、丸尾末広や村上春樹まで、様々なのに偏っている、その偏愛っぷりが素敵ですな。知っている本を手がかりに、周辺で紹介されている作品を浚うもよし、知らない作品の解説を飲み下すことで、快楽の世界を拡張するもよし。エロスの自由度の高さに驚くことを請合う。 素晴らしいのは、わたしの既読本を、エロティックなまなざしで穿ち読むことで、そこに潜む煩悩を、黒く炙り出してくれるところ。そのときはサラリと通り過ぎた一文が、実は脈打つ欲望の熱い一端だったことに気付かされ、愕然とする。作品が、まるで別のものに変異する一方、さもありなんと何度も頷く。 たとえば野坂昭如の分析。ある観点から複数作品を横断的に見ていくことで、野坂文学における近親相姦の役割を明らかにする。その要となるのは、「蛍」だ。野坂文学では、蛍が女の性のメタフ
作家の本棚を覗ける本屋 双子のライオン堂は選書専門店である。そう名乗ると、何が専門ですかと聞き返されることが多い。なので「作家の本棚を覗ける本屋です」と付け加える。すると、やっとお店の趣旨が少し伝わる。 現在の場所は、東京赤坂にある古いマンションの1階だ。5坪弱のスペースに約2000冊の本が並んでいる。新刊が1600冊、残りが古書や同人誌、ミニコミ誌。新刊か古書かという区別には、とくにこだわりはない。こだわりたいのは、よい本かどうかという点のみ。そこで仕入れに、信頼できる方々による「選書」という基準を導入した。 高校時代から、「双子のライオン堂」の名でネット古書店を10年ほどやっていた。その後、2013年5月に東京の白山に実店舗を開いた。 本屋を実店舗として開業するにあたり、自分なりに「よい本」とは何だろうかと考えた結果が「選書」だった。大学時代に、信頼する先生に進められた本は面白かった。
先日、困ったことがありました。とある本を友人から勧められ、じゃあ読んでみようと探してみたところ、どのお店にも置いていないという悲劇。ジュンク堂本店にない、代官山蔦屋にもない、日本橋丸善にもない。……それどころか、Amazonにもない。 絶版になっているわけではないらしいものの、取扱店も流通数も少ない様子。どっかの書店で取り寄せてもらうべか……と諦め半分でいたのですが、ひとつのサイトが目に留まりまして。それによれば、都内某店に在庫があるの話。足を運んだ結果、なんとか入手することができました。 ──ということがあり、検索ついでに「本」や「読書」に関係するウェブサイト&サービスを探していたのが、最近のハイライト。つい最近できたばかりの、真新しいサービスは見当たりませんでしたが、せっかくなのでまとめてみました。どなたかの参考になりましたら。 ※読む本を探しているという方は、こちらのページも参考にど
世の中には甘言を弄して女の子を騙し、ヤリ捨てする男がいるようだ。そのようなクソ男が一日でも早く絶滅してくれればと願うが、現実ではなかなかそうはいかない。 合法的な手段、あるいは非合法的な手段でボコボコにするというやり方もあるけれど、今回は報復する方法ではなくて、クソ男に引っかかった時の気晴らしになるような作品を挙げる。 王妃の離婚 (集英社文庫) 作者: 佐藤賢一 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2002/05 メディア: 文庫 購入: 10人 クリック: 21回 この商品を含むブログ (40件) を見る 佐藤賢一の直木賞受賞作。1498年のフランス王家が舞台だが、当時のフランスはカソリックであったため離婚が禁止だった。例外的に「白い結婚」、つまり性交渉のない結婚の場合のみ離婚が可能だったが、新しい女ができた時の王ルイ12世は王妃ジャンヌに「白い結婚」を理由に一方的に離婚を申し立てる
【東京】ブックカフェで一日過ごしちゃおう! 長居できる都内のブックカフェ14選 更新日: 2024年7月20日 最近、東京で老若男女問わず支持を集めているのがブックカフェ。書店にカフェスペースを設けているところや、カフェの一角に読書スペースを作っているお店などあり、ゆっくりと小説や雑誌、絵本を味わうことができます。どのブックカフェも居心地の良さを考えた店づくりをしていて、コーヒーやビール、カクテルを飲みながら本を楽しめます。お腹が空けばランチやスイーツ、おつまみも提供してくれるので、自宅よりもくつろいでしまうという人もたくさんいます。今回はそんな丸一日でも過ごしたくなる、おすすめのブックカフェを紹介します。
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