ブックマーク / shavetail2.hateblo.jp (19)

  • 石弘光氏死去という機会に思う - シェイブテイル日記2

    石弘光氏が亡くなりました。 財政再建に命を捧げた人生だったでしょう。 政府税制調査会長時代、増税を主張した時には「庶民の敵」と罵られ、ワイドショーに取り上げられ、自宅にはイヌの糞をばら撒かれたとか。 まったく頭が下がります。石弘光氏を批判した人々、ワイドショーを企画した人。一生懸命イヌの糞を集めて石氏の自宅にばらまいた当時の人たちには。 時代は移り、現代では石氏は日のために命を捧げたようなマスコミの書きぶりです。 増税を主張すると罵られるという当たり前の時代から増税を主張するのが当たり前という現代。わずか2-30年の間、この間一体何があったというのでしょう。 政府粗債務と家計純資産の比較!? 皆さん次の図1にイチコロで殺られてしまったようです。 図1 政府粗債務と家計純資産の比較 日銀資金循環統計から筆者作成 このグラフで意味があるのは政府粗債務から政府粗資産を引いた政府純債務と家計純資

    石弘光氏死去という機会に思う - シェイブテイル日記2
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    BUNTEN 2018/08/29
    「簿記3級を習った人ならば、資産と負債が両建てで増え、両建てで消滅するというのはすんなり受け入れられる話」残念ながらこれも一部でしか通用しない常識にとどまっていたりする。
  • アベノミクスの本質とは何か - シェイブテイル日記2

    無茶苦茶ご無沙汰しています。 個人的に色々と忙しいことと、アベノミクスへの期待が失望に変わっていったことからブログの更新を怠っておりました。 さて、久々にブログを更新しようと思ったのは、アベノミクスの現状を端的に示す2枚のグラフをお見せしたかったからです。 言うまでもなく、アベノミクスとは(1)大胆な金融政策 (金融緩和)、(2)機動的な財政政策 (財政出動)、(3)民間投資を喚起する成長戦略 の3の矢であったはずです。 大胆な金融政策については、GDP比でみたとき、世界金融史上にも例をみないほどのマネタリーベース拡大などがいまも続いています。 また成長戦略についても、有効性はともかくとして、経済特区や働き方改革などなど各種の施策が矢継ぎ早に打ち出されています。 しかし、財政政策についてはどうでしょうか。 図1のグラフは、財務省ウェブサイトに掲げられた一般会計の歳出状況のグラフを分かりや

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    BUNTEN 2017/08/06
    政府支出の総額を抑えつつ生活保護削減、年金の当然増抑制といった逆再分配政策が並ぶようではマイルドインフレになりようがあるまい。
  • 不換紙幣の信用維持は政策として意味があるのか - シェイブテイル日記2

    貨幣とは何かと言うのは永遠の課題のようで、何世紀にもわたっていろいろな答えが出てきました。 ただ、通貨の来の性質を考えると、不換紙幣日銀券の信用を発行体日銀や保有する国債の信用に結びつける議論はかなり的外れと思えます。 ◯ウィキペディアでの貨幣 貨幣をウィキペディアで調べてみると次のようになっています。 商品交換の際の媒介物で、価値尺度、流通手段、価値貯蔵の3機能を持つもののこと。 商品の価値尺度、交換手段として社会に流通しているもので、またそれ自体が価値あるもの、富として蓄蔵を図られるもの。 一方、貨幣とほぼ同義の「通貨」をウィキペディアで調べてみると次のようになっています。 通貨(つうか)とは、流通貨幣の略称で、国家などによって価値を保証された、決済のための価値交換媒体。政府は租税の算定にあたって通貨を利用する。現金通貨は、一般に「お金(おかね)・金(かね)」と呼ばれる(但し、「お金

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    BUNTEN 2013/10/27
    いかにマリア・テレジアが大人物であったかわかるエピソードだな。(違)
  • 欠陥消費税は大量殺人税制 - シェイブテイル日記2

    消費税を上げてはならないのはデフレだからだけではありません。 日の消費税は欠陥税制だからです。欠陥を直さない限り増税は不幸の原因となります。 昨夜21時からは、リフレ派の田中秀臣氏・上念司氏らとともにTwitterで#消費税増税反対をアピールしました。 税務署は国税庁から消費税の取りはぐれだけはないように強く指示をされているとか。 その結果、消費税の欠陥と相まって多数の国民が死に追いやられています。(文と画像は直接関係ありません) 私が消費増税に強く反対するのはひとつにはデフレでの増税がデフレ脱却を困難にするからですが、もうひとつ大きな理由があります。 それは日の消費税が欠陥だらけ税制だということです。 まず、医療費などでは日では「非課税」、欧州では原則「ゼロ税率」を採用しています。両者は一見そっくりです。 ただ日では最終消費者は非課税ですが、そのひとつ前の医療機関では仕入には消

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    BUNTEN 2013/09/30
    この「欠陥」は財務省の徴税権力維持のために意図的に作られていると俺は見るが、この偏見は穿ちすぎだろうか?▼内需大手は反消費税で結束したことがあるvs輸出大手は? etc.
  • デフレ脱却の果実は大きいが問題は単純ではない - シェイブテイル日記2

    1997年にもしデフレに突入しなければ、10数年後の今、国民の所得は5割ほど伸びていたでしょう。 デフレ脱却もしていない今、更に消費税を上げるのは正気の沙汰ではありません。 ただ、消費増税を巡る現状を考えるとデフレ脱却も公務員制度改革なしには達成できないのかも知れません。 昨日の記事で、日は世界で数少ないデフレ国であると同時に世界で唯一の名目GDP減少国だという事実を書きました。 自ら名目GDPを減らす不思議の国・日 - シェイブテイル日記 今デフレを脱却できたとしたら、名目GDP、ひいては国民の所得はどうなるのでしょうか。 これを考える上で、デフレが顕在化した1997年、もし消費増税しなかった等の理由で、日がデフレに陥らなかった場合のシミュレーションが参考になります。 1997年以降日経済はデフレ経済という異次元に突入 図表1 日の物価と名目GDP推移 出所:物価(GDPデフレ

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    BUNTEN 2013/09/23
    「省内組織の力学にも配慮できないと」のあたり激しく同意なんだが、どうすればうまくいくのか見当も付かない。▼圧倒的な国民の声には、まあ逆らえまいが…。
  • 現代日本の政府債務膨張は異常か - シェイブテイル日記2

    の政府債務の危機的状況が言われるようになって久しくなります。 しかし歴史的あるいは国際的に見て、日の債務膨張が異常とは言えません。 もし努力して政府債務を減らそうとすれば、思わぬ結果が待っているでしょう。 最近の日政府の粗債務残高は対GDP比で200%超とされています。 図表1は日政府債務の超長期推移です。これを見ますと、1970年頃から政府債務が急増したようです。実際1965年から、戦後初の国債発行が始まっています。 日政府債務は近年危機的に増えた? 図表1 日政府債務超長期推移 出所:太線=内閣府統計局(1880-2002)、細線=IMF(1980-2012) 政府債務の定義の差から、同じ年でも両者は一致していない。 枠囲い部分は図表2に再表示。 ただ、1929年に遡り、浜口雄幸首相が国民に危機的財政状態を訴え、デフレ下の緊縮財政政策を決断した当時は政府債務の長期推移はど

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    BUNTEN 2013/09/21
    急増と見えるパターンを見たら片対数取ってみるのは基本だよね。m(_◎_)m
  • 物価:異次元緩和に黄信号点灯? - シェイブテイル日記2

    2020年オリンピックが東京に決まってよかったですね。 さて題ですが、 日銀が4月以来継続している異次元緩和ですが、日銀自身による高い自己評価とは裏腹に、2年以内のCPI=2%達成に黄信号が灯っている可能性があります。 9月5日、日銀は金融政策決定会合で、国内景気の現状判断について「緩やかに回復している」とし、7月と8月の決定会合で示した「緩やかに回復しつつある」から引き上げました。4月に導入した大規模な金融緩和策については、全員一致で継続を決めています。 日銀は、現行の異次元緩和を継続することで、当初目標とした2年以内のCPI=2%達成が可能と判断しているようです。 現在の消費者物価指数(CPI)は、日銀が強調するようにコアCPI(生鮮品除く)で0%後半です。(図1) ただ、データを良く見ると、コアコアCPI(生鮮品エネルギー除く)はほぼ0%。寄与度をみても公共料金上昇が牽引した、

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    BUNTEN 2013/09/08
    「消費税の影響を受ける銘柄と受けない銘柄のBEI比較から判断すると」ははぁ、ある所にはあるもんだな。→増税期待(増税予想による影響)の分離法▼結局インフレの主要な要因は期待(予想)。増税で腰を折ってはいかん。
  • 消費増税「集中点検会合」備忘リストと舞台裏 - シェイブテイル日記2

    来年4月の消費税増税の是非について、安倍総理大臣の判断の参考にするため、財界や労働界の代表など有識者60人から意見を聴く「集中点検会合」を8月26日から31日まで開かれました。ただ、その舞台裏は…。 今回の集中点検会合について、その舞台裏を語ってくれた官僚がいたようです。 「こうした有識者会議は賛成派7割、反対派3割ぐらいにするのが一般的。全体の意見集約を『賛成』にもっていこうという役所の意思が働くのは当然です。今回、女性を数多く入れた狙いはハッキリしています。家計を預かる主婦など価格に厳しい女性にも聞きました、と説明できるし、美人を入れれば、会議も注目される。ミソは上昇志向の強い30〜40代の女性を入れていることです。彼女たちは、意外にも役所や権威に弱い。有識者会議に出席させると、すぐに政府の意向を酌んでくれます」(経産省関係者)� 日刊ゲンダイ8月27日 *1 会合には60名もの有識者

    消費増税「集中点検会合」備忘リストと舞台裏 - シェイブテイル日記2
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    BUNTEN 2013/09/01
    働けずに]生活保護を受給している高齢者や障害者のような人たちの所得は今の政治のトレンドでは景気が回復しても減る一方なわけで、それを考えると、景気回復を条件にしても消費税増税を認める気にはなれない俺。
  • アベノミクスとマンデル=フレミングの呪い - シェイブテイル日記2

    株価が大きく下げています。大きく上げたリバウンドとしては大きすぎるし、6月決算のヘッジファンドの換金売りにしては遅すぎます。 岩田規久男日銀副総裁の考える物価上昇経路からすると、株価が下落する局面はデフレ脱却を目指すアベノミクスの大きな障害と考えられます。 ⇒日銀が株価高騰政策を続けなければならない理由 - シェイブテイル日記 昨年11月中旬の野田政権の解散宣言がアベノミクスの実質スタートだとして、半年が過ぎようとしている現在、品・日用品のPOSデータを元にした東大物価指数は全く反転上昇の気配はありません。 ⇒ CPIはともかく東大物価指数はまだマイナス - シェイブテイル日記 80年前の高橋財政では、わずか半年から1年で物価が大きく反転上昇したのに比べ、アベノミクスは時間がかかっているように思われます。 高橋財政期(図表1・上)とアベノミクス期での物価変動(図表2・下) 出所:高橋財政

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    BUNTEN 2013/06/07
    増税期待(=予想)が期待インフレ率を下げているというのがBUNTEN説。(というか邪推。(^_^;))
  • 2013-06-01

    今朝の日経新聞では消費者物価に上昇の兆しが出ていると報じています。 消費者物価、上昇の兆し 家電の値下がり一服 5月指数 都区部、プラスに転換  日経新聞 2013年6月1日 消費者物価に上昇の兆しが出てきた。総務省が31日発表した消費者物価指数(CPI、2010年=100、季節調整値)は東京都区部の5月中間速報が生鮮品を除くベースで0.1%上昇した。デジタル家電の値下がりが一服してきている。全国のCPIも5月にプラスに転じる可能性がある。ただ、持続的な物価上昇には賃金の改善など越えるべきハードルが多い。 31日朝に公表されたCPIを見て、ある民間エコノミストは「意表を突かれた」という。4月の全国CPIは生鮮品を除くベースで0.4%の下落。下落幅が前月より0.1ポイント縮まるという予想通りだったが、東京都区部の5月速報がプラスに転じたためだ。主役は「テレビ」だ。 東京都区部の5月はテレ

    2013-06-01
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    BUNTEN 2013/06/01
    「東大物価指数」って何だよ、と思ったら買い物かご(マーケットバスケット)の取り方に工夫というか癖というかがある観察法に基づく物価指数か。なるほど。m(_◎_)m
  • 15党の経済政策をまとめてみた - シェイブテイル日記

    今回の衆議院選挙は、唐突な野田首相の解散表明のせいか、準備不足の小党乱立気味で、何が何だかよくわかりません。 特に、減税日と太陽の党とが連携を発表したかと思えば、その後すぐに太陽の党が解党し、消費税増税を主張する日維新の会に合流するなど、日々状況が動いていて、混乱に拍車をかけています。 そこで、あくまでも今日の時点という前提で、大小15党の経済政策に関する主張をまとめてみました。 表 15党の経済政策 煉瓦色(◯)は積極的、△は条件付き賛成、ブルー(☓)は反対、▲は消極的を示す。 野田氏の主張である増税・財政再建に賛成しない人は民主党では公認しないそうですから、民主党は以前に比べ主張がはっきりしました。 また、日銀のデフレ対応策に対しては「日銀はよくやっているので日銀法改正には反対」という立場です。 そこで、民主党の主張に近い順に政党を並べてみました。 国民生活・共産・新党大地・みどり

    15党の経済政策をまとめてみた - シェイブテイル日記
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    BUNTEN 2012/11/20
    民主党の公約ちゃぶ台返しにもまいったもんだが、維新というか橋下氏に至っては公約(?)自体が七転八倒(違)してるので、現時点でこうだから、という判断がうかつには行えないのが頭の痛いところ。(続く)
  • デフレ脱却に安倍総裁の政策と純リフレ政策のどちらがより有効か - シェイブテイル日記2

    自民党の安倍晋三総裁は15日、衆院選後に政権を奪還すれば、政府・日銀で2−3%のインフレ目標を設定し、デフレ脱却のためにあらゆる政策を総動員して取り組む考えを示しました。 *1 現在の日銀による「中長期的な物価安定のめど当面1%」に比べれば、2−3%のインフレ目標政策だけの金融政策でも脱デフレに効果的であることは論をまちません。 では、安倍氏が同時に明らかにした、公共投資を増やした景気刺激型の予算を編成する方針は脱デフレに有効なのでしょうか、無効なのでしょうか。 高めのインフレ目標と十分な金融政策だけでデフレ脱却を可能と考える立場、いわば純リフレ派からすると、公共投資による景気刺激は脱デフレにとっては意味がないとされています。 その論拠としては、マンデルフレミング(MF)モデルによれば、日のように変動相場制を採っている国では、公共投資をしたとしても(金利高→)通貨高を介して純輸出減を介し

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    BUNTEN 2012/11/16
    前安倍内閣の期間を塗るとどう見えるのだろう。▼問題は、日銀法改正なしで日銀がどこまで本気出すかと、首相が景気の優先度をどこに置くか。▼「石原首相になったら日銀が大緩和して」という最悪シナリオは提示済。
  • 安倍晋三氏、そこまで言って委員会で持論を展開 - シェイブテイル日記2

    次の総理となる可能性が少なくない安倍晋三氏の発言は注目されるところです。今日のそこまで言って委員会には、自民党安倍新総裁が登場し、パネリストらの質問に安倍氏人が答えていました。 Q.いつから総裁選への出馬を考えたか。 A.はっきり決めたのは9月12日。 総裁選で3位の予想があり、派閥の長の町村氏も出るということで、以外の家族は出馬に反対していた。 その後尖閣問題で中国でデモが広がった時、自分の主張を国民・海外に向かって発信していこうと考えた。 中国は自国の立場が弱い時には棚上げ論を持ち出し、自国の立場が強くなると、実力で解決しようとする。 Q.消費税増税法案の附則18条に、「経済状況などを総合的に勘案した上で、その施行の停止も含め所要の措置を講ずる。」とあるが、消費税増税を停止することはあり得るか。 A.今のデフレ状況が続くのであれば、附則にそう書かれている以上、施行停止という措置を考

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    BUNTEN 2012/10/08
    「ただ、そのためにこそ我々は政権をとろうとしている。」読みようによっては、消費税増税のために景気を回復させるのだという本末転倒に聞こえるのだが…。orz▼一方、「押しつけ憲法論」の立場は明確。orz^2
  • 国の債務を全て返済すれば何が起きるのか - シェイブテイル日記2

    現代日では、政府債務が1000兆円近く積み上がっています。 野田政権の消費税増税もこの政府債務積み上がりと勿論無縁ではありません。政府としては、政府債務を国民が着実に返済していけば、将来不安が減少して、国民はお金をどんどん使うようになり、景気が向上するというお話で動いているわけです。 ではもし仮に、極論ではありますが、政府債務を全て増税で返済したとしたら何が起きるのでしょうか。 その答えがこちらです。 1941年9月30日。 当時のFRB議長 マリナー・S・エックルズは下院銀行通貨委員会の公聴会でライト・パットマン議員から20億ドル分の国債購入資金の出処について尋ねられました。*1 エックルズFRB議長(1941年当時) Mr. Patman: "How did you get the money to buy those $2 billion of Government securit

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    BUNTEN 2012/07/19
    の一つの基本。m(_◎_)m
  • 一兆円金貨は荒唐無稽か - シェイブテイル日記2

    政府通貨については、デフレ対策としての有効性や副作用については誰しも一度は考えたことがあるのではないでしょうか。 元民主党の中村哲治議員*1も、有権者らから政府貨幣の有効性について指摘や質問を受けているようで、自身のブログ *2 にコメントを書かれています。 ■政府通貨論について 通貨政策について「日銀券に代えて政府通貨を発行すれば国債を発行しなくても通貨の流通量が増える」という御指摘をいただきます。この議論については一見良さそうに思えますが、私としては全く理解できない要素があるので、一応まとめておこうと思います。 まず、「政府に紙幣の発行権はないけれども貨幣の発行権はあるので、一兆円金貨などを作って40枚発行すればいい」とおっしゃるような方がいらっしゃいます。 しかし、この立場の方に対しては「それならば、一兆円金貨はそのままでは流通できないため、どのような通貨に両替するのでしょうか」とい

    一兆円金貨は荒唐無稽か - シェイブテイル日記2
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    BUNTEN 2012/07/11
    十万円玉なら前例もある。
  • リフレ派内の同床異夢 - シェイブテイル日記2

    私シェイブテイルは、「日経済活性化にはまずデフレ脱却が必要」といういわゆるリフレ派です。 ただ、ツイッターでのリフレ派同士の会話を見ていて思うことは、目的はデフレ脱却同士であっても、それを実現する手段として想定していることにはかなりの幅があることです。 デフレ脱却に、主に量的緩和策など金融政策を手段と考える人たちを仮に金融政策派としましょう。 また、主に国債発行により、公共事業や定額給付金・減税などの財政政策を考える人たちを財政政策派としましょう。そして中央銀行から政府が借りた資金を使って直接財政政策をやるべきという考えをヘリマネ派と呼ぶことにしましょう。そしてこれら三つの主張を比較してみました。*1 1. 金融政策派の主張 金融政策派は、量的緩和策など日銀が金融部門にマネーを潤沢に提供することで、金融部門から非金融部門への貸し出しが活発化し、デフレを脱却することを期待しています。 イン

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    BUNTEN 2012/07/02
    「期待」(予想)への働きかけが重要なのであり、そこに関しては今まで一貫して逆噴射だったと理解しています。m(_◎_)m
  • 死ぬ必要がない病気(1) - シェイブテイル日記2

    今回は経済とは全く関係がないお話です。 最近、筆者の知り合いの親戚が、喘息で亡くなったそうです。 まだ若い方だったので、亡くなった方の家族は悲痛だったということでした。 古い話になりますが、テレサ・テンという歌手がいてかなりの人気でしたが、ある時喘息で亡くなったのを思い出しました。*1 喘息で亡くなる方ってどれ位いるのでしょうか。 こうした情報は厚労省の「人口動態統計」などから取ることができます。 喘息薬に強い新薬メーカーのサイトにそのデータが載っています。 日での喘息死推移 厚労省人口動態統計 喘息では以前は日で毎年6,000人が亡くなっていました。 1997年頃から死者数が次第に減少し、現在では年間約2,000名が亡くなっているようです。 私はこの2,000人の方たちは死ぬ必要がなくて亡くなっていると思います。 それは喘息については症状をほぼ完全になくす薬が完成して市販されているか

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    BUNTEN 2012/01/19
    ぜんそくについて。俺もこれは知らなかった。m(_◎_)m
  • 消費税の輸出戻し税はダブルスタンダード税制? - シェイブテイル日記2

    【要約】 昨日8日に書いたエントリーと同じく消費税の輸出戻し税についてです。*1 少々わかりにくいこの話を2つのアプローチに切り口を整理して考えてみましたが、どちらから考えてもヘンでした。 昨日取り上げました消費税の輸出戻し税について結局結論は同じになりますが、考え方としては違う2つのアプローチがあります。 1)取引全体を海外販売とみる 海外でVAT(付加価値税)を取られるのだから、二重課税にならないよう、関係各社の付加価値(売上−仕入控除額)分を戻入れよう、というものです。ただし戻し入れるのは最終製品を輸出する企業に全額、です。現実に戻し税が最終企業だけになされていることを見ると、これが国税庁の見解でしょう。 であれば、途中の取引では日の消費税はナシ(海外売上高分戻入れ)にすべきですが、海外取引に係る下請け企業の海外輸出された製品(部品)にも税務署は消費税を取りに来ますので、矛盾してい

    消費税の輸出戻し税はダブルスタンダード税制? - シェイブテイル日記2
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    BUNTEN 2012/01/09
    (続き)あくまで俺の憶測だが、全取引に課税したい財務省と下請けが払った戻し税を巻き上げたい輸出大企業の思惑が一致した結果今の仕組みになったのだろう。▼当初蔵出し税が有力とされていたが大メーカーが反発。
  • 消費税の輸出戻し税(解説) - シェイブテイル日記2

    【はじめに】 昨日のエントリー*1で、輸出戻し税について触れたところ、doramaoさま他、数件の意見をいただきました。 では消費税の輸出戻し税についてご一緒に考えてみましょう。 以下は消費税の輸出戻し税に関する解説です。 といっても、税についてプロではない筆者が解説している訳ではなく、まず はてなキーワードから、輸出戻し税を全文引用します。 輸出戻し税 ゆしゅつもどしぜい (一般) 輸出戻し税とは 外国の付加価値税等との二重取りを避けるため、輸出品は消費税を免税される。 しかし輸出企業は仕入れの際に消費税を支払っている。仕入れに掛かった消費税を政府から還付する制度が輸出戻し税である。 来は輸出品に関連する取引全てに消費税を免除するシステムであるが、事務処理の都合等で、最後で帳尻を合わせる形を取っている。 最終製品企業が部品企業から100万円の部品を仕入れ、300万円で販売する場合の例を

    消費税の輸出戻し税(解説) - シェイブテイル日記2
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    BUNTEN 2012/01/09
    取引の全段階で課税する方式にしたからこうなるわけで、昔の物品税のような蔵出し税方式(メーカー出荷の一回のみ課税)とすればこんな困難は生じない。(輸出品は免税、国内向け出荷は課税。下請けは非課税。)
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