トップページ > 会見・発表・広報 > 広報・パンフレット・刊行物 > 世界一周「何でもレポート」 > 外務省員の声 > 外務省員の声 鉄道の旅を通して見たインドネシア 第1話 日本の中古車両が大活躍,ジャカルタの通勤電車 在スラバヤ総領事館 首席領事 古賀俊行 私が最初にインドネシアの首都,ジャカルタの大使館に赴任したのは2003年でした。この時ジャカルタ市内を走る通勤電鉄路線を,かつて東京都営地下鉄で使われていた電車が走っているのを見て,大変驚いたのを今でも覚えています。 日本から南へ約7時間,赤道直下の国インドネシアは東南アジア最大,およそ2億4千万の人口を擁し,東西5千kmに及ぶ広大な国土に加え,大小あわせて1万5千以上の島々からなる大国です。新興国の中でも経済発展著しい近年,日系企業の進出先としての関心も急速に高まり,首都ジャカルタ近辺だけで在留邦人は1万数千人を抱えています。