いよいよ自民党総裁選の号砲が鳴った。真っ先に49歳の小林鷹之が出馬表明してロケットスタートを切ったのを合図に、43歳の小泉進次郎が出馬の意向を固め、おなじみの石破茂も意外なあの人この人も次々と手を挙げようとしている。 総裁選は史上最大の乱戦総裁選史上、最大の乱戦となるのは確実だ。35年も永田町をウロウロしているが、これほど面白くなりそうな総裁選は、初めてだ。 でも残念ながら総裁選の投票権は、自民党員と自民党所属の国会議員しかなく、我々は指をくわえて見ているしかない。今回限りの総裁選投票券を党本部が、1人1枚1万円で売り出せば、余計なパーティー券を売らなくても済むのに、と思うのは余計なお世話だろうが。 日本維新の会共同代表の吉村洋文は「自民党内部の勢力争いで日本のトップを決めるやり方がもう古い」と述べ、首相公選制の導入を主張したが、残念ながら現状では無理筋の話だ。議院内閣制を採っている日本で
