本家/.の記事より。スイスの研究所が、セキュリティ脆弱性情報を取引するオークション・サイト、WabiSabiLabiを開設した(Dark Readingの記事)。eBayやヤフオクのように、セキュリティ研究者やハッカー/クラッカーが「出品」したセキュリティホールの情報に値を付けて競り落とすというもの。すでにタレコミ時点でも4つの脆弱性が出品され、500から2000ユーロの値が付いている。今までは公的機関への報告か非公式なルート(含むゼロデイ攻撃)で明らかにされることが多かったが、このサイトの開設で脆弱性の発見に、その困難さに応じた正当な代価が支払われるようになるとサイト側は主張しているようだ。しかし、悪用したい人間が金を積んで競り落としてしまうというおそれは払拭できそうにない。