阪神・淡路大震災がきっかけとなって生まれた阪神電車の6両編成がある。「8523」という編成で、編成の前と後ろで車体の「顔」のデザインが違う。同じ系統の車両をつなげているのに「顔」が違うのは、同社ではこの編成のみという「異端児」だ。ほとんど知られることなく、乗客を乗せ続けてきた。28年前の大震災のと…
![前と後ろは違う顔つき、復旧の象徴 阪神電車で唯一、大震災きっかけ:朝日新聞デジタル](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/a141708dc0d1df679d15722070472a8e8bef4c82/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimgopt.asahi.com%2Fogp%2FAS20230116002200_comm.jpg)
貨物列車の走行音が延々1時間にわたり流れる――。エフエム北海道(AIR―[G’])は22日午後7時から、「JR貨物presents Sound of Train特別編」を放送する。ディーゼル機関車のDF200を中心に、機関車や貨車など様々な音を流す内容。「一般客は乗れない貨物列車の音を通して、貨物の旅のイメージを楽しんでほしい」と担当者は期待する。 昨年10月~12月の深夜、走行音や駅構内の音を5分間流すレギュラー番組を放送した。放送前は「放送事故と間違えられるのでは」といった懸念もあった。 だが、熱狂的な鉄道ファンだけでなく、一般リスナーからたくさんの反響が寄せられた。虫の音なども交えて放送したこともあり、「波の音のようなヒーリング音楽として味わっている人も多いようです」。 メディアで話題になったこと…
交通系ICカード「Suica(スイカ)」でチェックインからアウトまで、すべて済ませることができる初の「スタッフ無人」ホテルをJR東日本が15日、いわき駅前(福島県いわき市)に開業した。予約や設備の管理も遠隔化して人件費を省き、室内備品の充実を図りながら料金を安くした。同様のホテルを都内でも展開していくという。 駅改札口があるデッキとつながる複合施設型となっており、1~3階は土産物や飲食の12店が入る「エスパルいわき」で、4~10階が「ホテルB4Tいわき」。宿泊予約は、ホテルホームページや楽天トラベルなどウェブからしか受けつけていない。 フロントは、壁沿いに銀行のATMに似た機械が並んでいるだけ。予約登録の済んだスイカカードか、「モバイルスイカ」が入ったスマートフォンをかざせばチェックイン完了だ。 ルームキーもスイカかスマホ…
近畿日本鉄道は観光列車「つどい」を使って、近鉄名古屋―賢島間でサイクリング用自転車を積み込めるサイクリング列車を春と秋に運行する。第1弾として3月4~5日に試乗会を一般から募り、三重県の志摩地方を中心にサイクリングを楽しんでもらう。 「観光列車つどいサイクルトレイン―KettA―」(愛称はケッタ)。2号車にロードバイクやマウンテンバイク23台分を積み込める自転車の架台を備え、利用者に積み込んでもらう。自転車を輪行袋に入れて積み込むこともできる。 家庭用の自転車や、一般的なサイクリング用とはタイヤのサイズが異なる自転車は積載できない。 第1弾の日程では、往路が近鉄名古屋を午前7時26分に発車して、賢島に午前10時59分に到着する。途中、近鉄四日市、津でも乗車でき、五十鈴川、鳥羽、志摩磯部、鵜方でも降りられる。復路は賢島を午後4時に出て、行きと同じ駅に停車し、近鉄名古屋に午後7時49分に到着す
高松市は16日、スマートフォンアプリに交通系ICカードを登録し、移動データをアプリ内で連携したユーザーに地域ポイントを付与するサービスを始めた。国の「デジタル田園都市国家構想推進交付金」に採択されたデジタル給付の実証事業として2月末まで実施する。 民間のサイテックアイ(高松市)が運営するアプリ「My Digital Wallet」に高松琴平電気鉄道(琴電、同市)が扱うICカード「IruCa(イルカ)」を登録したユーザーが対象。平日午前10時~午後4時か土日祝日にIruCaで電車・バスを利用すると、地域ポイント「めぐりん」が付与される。電車は市内の駅利用が条件となる。 利用があれば1日につき500ポイントが付与され、上限は5000ポイント。予算に達し次第、期限前でも終了する。「めぐりん」は高松市内を中心に300店舗以上で利用でき、IruCaのポイントとも交換できる。高松市は利用者の乗降場所な
全国の鉄道ファンから寄せられた“夢”を基に企画した日帰りツアーが15日、青森県深浦町などで行われた。関東を中心とした愛好家約20人が、全国的にも珍しい弘南バス(弘前市)の「レトロバス」で、JR五能線の“秘境駅”を巡り、熱心にシャッターを切った。
16日午前5時過ぎ、兵庫県川西市花屋敷2を通過した阪急電鉄の男性乗務員(42)が線路内にブロック片があることに気付き、雲雀丘花屋敷駅の駅員(51)に連絡した。駅員が確認したところ、宝塚線雲雀丘花屋敷-川西能勢口間の上り線路内にブロック片があったという。県警川西署が往来危険容疑で調べている。 同署によると、レール付近に割れたブロック片が二つあったという。電車との接触はなく、乗客約10人にけがはなかった。同署は何者かが故意に投げ入れた可能性が高いとみている。 現場は雲雀丘花屋敷駅から約200メートル東。
車両基地ダイヤ自動作成に 東海道新幹線、手作業改め 東海道新幹線の車両基地内で、発着や清掃、検査などのため頻繁に列車を動かす業務を効率化しようと、JR東海は専用ダイヤの自動作成システムを導入する。1964年に東海道新幹線が開業して以来、日ごとに変わる車両基地のダイヤは、熟練の担当者が手作業で作ってきた。システムは2024年度から運用する方針で、ベテランの技能だけに頼ることなく、作成時間の短縮を図る考えだ。 東海道新幹線の鳥飼車両基地=大阪府摂津市(JR東海提供) JR東海によると、システムを導入するのは、大井(東京都品川区)と鳥飼(大阪府摂津市)の各車両基地。1日平均120本ほどの列車が出入りする大規模な基地で、検査や修繕の計画に基づいて所定の施設に移すといった複雑な動きを専用ダイヤで管理している。 ダイヤは、知識や経験が豊富な担当チームが線路や架線の点検計画も加味し、紙やパソコンを使い1
JR広島駅(広島市南区)周辺は2025年春、新しい駅ビルの完成や路面電車の新線開業で大きく姿を変える。市公式の未来イメージ図はマツダスタジアム(同)の原型の設計を担った建築家岡村耕治さん(63)=東京都町田市=が描いた。「路面電車が花道を駆け上がり、駅というステージに登場する。新しい広島駅のユニークさに焦点を当てた」とコンセプトを語る。 駅前大橋から駅ビル2階に乗り入れる広島電鉄の路面電車や、人々がショッピングを楽しむ駅ビル…。上空から街を俯瞰(ふかん)した未来予想図に「百万都市の玄関口」にふさわしい活気ある姿を表現した。 僕を育ててくれた広島 旧国鉄職員だった父親の転勤で小学生時代を
島根県浜田市金城町の今福まちづくりセンターは2月26日、広島―浜田を結ぶ計画で未完に終わった広浜鉄道今福線の遺構5・5キロを巡るウオーキングイベントを開く。参加者を募っている。 第1下府川橋梁(きょうりょう)や、イベント以外では入れない下長屋トンネル(1633メートル)、アーチ橋なども歩く。センターを午前8時半に出発。行きは戦前に工事が進んだ旧線予定地を歩き、戦後に建設が進んだ新線予定地と交わるアーチ橋を渡って折り返し、新線予定地を戻る。地元有志でつくる「今福線ガイドの会」のメンバーが案内する。 新型コロナウイルス禍の影響で3年ぶりの開催。参加費は300円で中学以下無料。昼食付きで、長靴と懐中電灯、マスクを持参する。今福まちづくりセンター☎0855(42)2083。
鉄道を愛してやまない視覚障害者たちが、耳を生かした独自の楽しみ方を追求している。電車の種類を聞き分けたり、車中の会話から郷土色を感じ取ったりするなど車両の魅力を味わう方法はさまざま。200人以上が情報交換する全国ネットワークの活動は20年を超え、メンバーは「鉄道好きに目が見えるかどうかは関係ない」と熱く語る。 「これは地下鉄の20系、新型車両ですね」。昨年12月下旬、京都市営地下鉄の北大路駅(北区)で、全盲のマッサージ師中村健さん(57)=山科区=は、ホームに到着した車種を次々と言い当てた。烏丸線では地下鉄の新旧10系と20系、近鉄の車両が走るが、モーターやブレーキ音に微妙な違いがあり、「ホームにいるだけで楽しめる」と中村さん。駅係員は「私より詳しい」と目を丸くした。 未熟児網膜症で幼少期に視力を失った中村さんは伏見区の京阪沿線で電車の音を聞きながら育ったという。「乗り鉄」を自認し、北海道
京都府京丹波町本庄の和知ふれあいセンター図書室が、「電車が見える図書室」としてひそかな話題となっている。JR山陰線沿いに立地し、窓越しに人…
NHK大河ドラマ「どうする家康」の放送開始に合わせて、天竜浜名湖鉄道に登場したラッピング列車「どうする家康号」。車内は子どもたちが思い思いに描いた徳川家康のイラストで彩られている。 応募された十七点を車内の広告枠に掲示した。楽器を奏でる家康やお茶を飲み休息する姿など、県内の名物と組み合わせたアイデアが光る。ともに浜松湖北高校一年の奥井結香さん、柴田充望(みちる)さんの作品は前後のヘッドマークにも採用された。 歴史が好きで大河ドラマをいつも見ているという浜松市芳川小学校四年の木村和(なごみ)さん(10)は、采配をふるう家康を凧(たこ)とともに描いた。「浜松といえば凧、と思って描いた。自分の絵が飾られるのはうれしいけど、ちょっと恥ずかしい」とはにかんだ。 (野瀬井寛)
Published 2023/01/16 11:45 (JST) Updated 2023/01/16 17:28 (JST) 長崎ランタンフェスティバル(長崎市、22日~2月5日)に訪れる観光客らの県内周遊を促そうと、県と大村市は1月21、22日、同市の新大村駅さくら口(東口)駅前広場で「新大村駅ワイワイフェスタ」を開く。 21日は午前11時~午後5時。鉄道好きのフリーアナウンサー、福澤朗氏のトークショー(午後2時開始、正午から整理券配布)や、大村市立郡中吹奏楽部、希望が丘高等特別支援学校和太鼓部の演奏などがある。22日は午前11時~午後4時。「ミツコリズムダンススクール」(同市)や「おおむら太鼓連くじら太鼓」(同)、雲仙市立小浜中吹奏楽部のステージなどを予定。 両日とも会場でカキ焼きが楽しめるほか、県内の特産品ブースも設ける。入場無料、雨天決行。県新幹線対策課は「まだ新幹線に乗ったこと
茨城県笠間市は16日、6日に電車と軽乗用車が衝突、軽乗用車の女性(50)と小学生の息子(12)が死亡したJR常磐線の踏切を、県警とJR東日本水戸支社と合同で現地調査した。約20メートル離れた踏切で過去にも死亡事故が起きていることなどから、対策を検討する。 市と県警、JRの職員は16日の午前7時半ごろから約1時間、計15人ほどで調査。踏切の状況や、車と自転車が通る様子を確認し、周辺住民から話を聞くなどしていた。 現場は線路が上下線で約20メートル離れており、それぞれに踏切が設置されている。6日の事故は午前8時ごろ、上り線で発生。普通電車と軽乗用車が衝突した。2021年12月には下り線の踏切で特急列車と乗用車が衝突、乗用車の20代男性が死亡する事故が起きている。
発言小町 「発言小町」は、読売新聞が運営する女性向け掲示板で、女性のホンネが分かる「ネット版井戸端会議」の場です。 ヨミドクター yomiDr.(ヨミドクター)は、読売新聞の医療・介護・健康情報サイトです。 大手小町 大手小町は「どんな私も、好きになる。」をテーマに、キャリアや恋愛・結婚、ジェンダーにまつわる情報を発信するサイトです。 idea market idea market(アイデア マーケット)」は、読売新聞が運営するクラウドファンディングのサイトです。 美術展ナビ 読売新聞が運営する美術館・博物館情報の総合ポータルページです。読売新聞主催の展覧会の他、全国美術館の情報を紹介します。 紡ぐプロジェクト 文化庁、宮内庁、読売新聞社で行う「紡ぐプロジェクト」公式サイト。日本美術と伝統芸能など日本文化の魅力を伝えます。 読売調査研究機構 東京、北海道、東北、中部、北陸を拠点に、著名な講
広島電鉄と阪急電鉄(大阪市)は、自社車両の魅力などを紹介した動画の「相互乗り入れ」を進めている。鉄道ファンにそれぞれの沿線を訪れてもらおうと、互いの車庫で撮った動画を両社のユーチューブチャンネルで公開。両社は車両の譲渡や製造で関わりが深く、長年にわたって友人同士の社員がいたことを縁に〈コラボ企画〉が実現した。(前田典仁) 広電荒手車庫で3950形(右)を前に撮影する広電と阪急の社員(広島市西区で) きっかけは昨年の広電宮島線の開業100周年を記念し、SNSなどで実施した同線車両4形式の人気投票だった。その結果1位になった「3950形」の動画を作り、昨年9月23日に公式チャンネル「みんなきんさい広電チャンネル」で公開した。 3950形は1997、98年に阪急子会社の車両メーカー「アルナ工機」(現アルナ車両)が製造。広電は60、70年代を中心に宮島線用に阪急宝塚、千里各線などを走った車両を導入
熊本地震で被災し、一部区間で運休が続く第3セクター・南阿蘇鉄道(熊本県高森町)は10日、新型車両2両を高森駅でお披露目した。老朽化に伴う約30年ぶりの更新で、JR豊肥線への乗り入れを想定した仕様となっており、今夏の全面復旧に向けた弾みとなりそうだ。 南阿蘇鉄道は1986年に営業を開始。部品の製造中止などから、約30年ぶりに新車両に更新した。 新しく導入された南阿蘇鉄道の車両 新しい車両は「MT―4000形」。車椅子スペースを確保してスロープを常備し、バリアフリーに配慮した。冬や夏に空調効率をあげるため、乗客がボタンを押してドアを開閉する方式で快適性を向上させた。 JR肥後大津駅までの乗り入れを想定し、走行位置や速度をコンピューターが管理し、速度超過時にブレーキが自動的に作動する最新の運転保安装置を導入した。 外国人観光客への対応として、車内放送案内は日本語と英語で行う。非常ボタンの案内など
東京都大田区には蒲田駅が二つある。 両駅を結ぶ通称「蒲蒲線」計画が、構想から40年を経て大きく動いた。 「長年の悲願である新空港線(蒲蒲線)実現に向け、会社設立は大きな前進だ」と昨年10月の記者会見で語ったのが同区の松原忠義区長。 蒲蒲線を建設・保有して鉄道事業者に貸し出す第三セクター「羽田エアポートライン株式会社」が同月に設立され、社名の披露とともに喜びを表現した。資本金2億9500万円は、区が61%、東急電鉄が39%を出資する。 二つの蒲田駅とは、東急多摩川線と池上線、JR京浜東北線が通る「蒲田駅」と「京急蒲田駅」。東西に約800メートル離れており、歩いて10分以上かかる。 両駅を地下の新線で結び、羽田空港に向かう京急空港線と東急をつなぐ全長約4キロの構想が「蒲蒲線」だ。 区の基本構想に位置づけられたのは1982年までさかのぼる。事業採算性や空港線への接続方法が課題とされ、停滞してきた
長野市、松本市、上田市、佐久市に次ぐ長野県第5の都市である飯田市と東京との間は直線距離にしておよそ170km。これは東京と長野市の直線距離とほぼ同じである。 しかし、東京―長野間は北陸新幹線で1時間半で結ばれているのに対して、東京―飯田間は豊橋経由で東海道新幹線とJR飯田線の特急「伊那路」を乗り継いで4時間強かかる。特急は1日2往復しかないので、東京との行き来は鉄道よりも高速バスが便利だ。とはいえ、高速バスは本数こそ多いものの、所要時間は鉄道同様4時間強かかる。 東京との行き来だけではない。直線距離で約100kmの飯田―名古屋間も高速バスで約2時間かかる。しかも、飯田市と県庁所在地の長野市を結ぶ高速バスの所要時間も約3時間かかる。人口9.7万人の都市であるにもかかわらず交通アクセスが容易でないことを理由に、飯田を“陸の孤島”と揶揄する声もある。 品川―飯田間が46分に そんな飯田にリニア中
1982年、埼玉県生まれ。東京地下鉄(東京メトロ)で広報、マーケティング・リサーチ業務などを担当し、2017年に退職。鉄道ジャーナリストとして執筆活動とメディア対応を行う傍ら、都市交通史研究家として首都圏を中心とした鉄道史を研究する。著書『戦時下の地下鉄 新橋駅幻のホームと帝都高速度交通営団』(2021年 青弓社)で第47回交通図書賞歴史部門受賞。Twitter @semakixxx News&Analysis 刻々と動く、国内外の経済動向・業界情報・政治や時事など、注目のテーマを徹底取材し、独自に分析。内外のネットワークを駆使し、「今」を伝えるニュース&解説コーナー。 バックナンバー一覧 新年を迎えて、はや半月が過ぎた。コロナ感染者数が積極的に報じられなくなって以降、コロナは終わりつつあるという意識が広がりつつあるように思える。だが足元では「第8波」が到来し、国内感染者数は20万人を超え
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