YOSHIDA Hiroshi 吉田寛『デジタルゲーム研究』発売中 @H_YOSHIDA_1973 昨晩、インド哲学専攻の若い友人から聞いた話ですが、彼が研究対象する仏典(8世紀)のサンスクリット語は、葉(を素材とする紙)に書かれているため、文字が丸い傾向にあるという。なぜなら縦の繊維が多い表面には縦方向の線は書きにくいから。「媒体(紙)が文字の形を規定する」という面白い話。 YOSHIDA Hiroshi 吉田寛『デジタルゲーム研究』発売中 @H_YOSHIDA_1973 しかも南に行けば行くほど文字が丸くなるらしい(紙の材料である葉の成分が気候帯によって変わるので)。羊皮紙とペンの関係や、和紙と筆の関係にも、実は同じようなことがあるのでは、つまり紙の種類(成分、繊維)が文字の書き方や書き順、形状を決定するのは、案外普遍的な現象では、と想像します。 YOSHIDA Hiroshi 吉田寛