福島県南相馬市から新発田市に避難している西内綾香(あやか)さん(15)が来春の婚姻届の提出を前に24日、月岡温泉のホテルで結婚写真を撮影した。4月から2カ月間、二次避難所として暮らした場所。家族だけでなく、ホテルの女将(おかみ)やスタッフ、支援にあたった市職員らと一緒に写真に納まった。 綾香さんは震災後、原発で働いていた父・武夫さん(47)、母・由利子さん(44)、妹の聖稀(いぶき)さん(6)と一緒に新発田市に避難し、体育施設「サン・ビレッジしばた」で約1カ月過ごした。その後、月岡温泉のホテル「白玉の湯 泉慶」に移り、6月からは借り上げ仮設住宅として契約した市内のアパートで生活している。 夏、一時的に帰郷し、福島県相馬市のプールでアルバイトをしていた時に同市の会社員熊谷智さん(24)と知り合った。 武夫さんから話を聞いた泉慶の女将・橋本代野子さん(63)が「披露宴の予定がなくても、せ