ロシア・サンクトペテルブルク(CNN) 保守派のビタリー・ミロノフ議員はCNNの取材に、「この反キリスト教活動という病は消え去るだろう」と指摘。そのうえで、汚い英語表現を使いオバマ前米大統領を非難した。 前回「革命から百年、復活のロシア正教会<2> ソ連崩壊後に変化した役割」はこちら 「偽の価値観にはオバマ氏とともに居てもらおう。彼が導入した同性婚や麻薬、マリフアナとともにだ」「オバマ氏には地獄に残ってもらおう。我々ロシア人と米国人は前に向かっている。家族、教会、国家という真の価値観に向かって進んでいる」 ロシアは公式には世俗憲法により統治されており、この憲法がさまざまな宗教や民族に適用されている。 ただロシア政府はこの5年間に、法律を導入したり刑法体系に修正を加えたりして、「宗教の自由への侮辱」を摘発してきた。 最も有名なのはフェミニズムを掲げるパンクバンド「プッシー・ライオット」に関す
その数日後には、ロシア全土や世界中から集まった数十人の聖職者が、ソ連崩壊後に再建された救世主ハリストス大聖堂に集結。クレムリンの代表者がキリル総主教に花束を手渡した。前列に立っていたのは、「フォーティー・フォーティーズ運動」を名乗るロシア正教の活動家団体の若者たちだ。 フォーティー・フォーティーズ運動の名称は、革命前のモスクワに1600の教会があったという言い伝えに言及したもの。同団体は正教会教徒を守る人権団体を自称しており、モスクワ全域に新教会を建設するようロビー活動を展開している。 超保守派の教会支持者の多くにとって、信仰は西洋社会から自分たちを区別するものだ。こうした人々は、世俗化し無力で非道徳的になっているとして西洋社会を批判する。 ◇ 次回「革命から百年、復活のロシア正教会<3> 強硬な動きには反発も」は5月21日公開
ロシア・サンクトペテルブルク(CNN) ロシアでは100年前、急進的な共産主義者らがボリシェビキ革命で権力の座に就任。帝政ロシアの王朝を象徴する施設の破壊に乗り出した。 前回「革命から百年、復活のロシア正教会<1> 教会か反宗教博物館か」はこちら 数多い標的のひとつとなったのがロシア正教会だ。同教会は長年にわたり、ロシア皇帝の正統性と支持の柱となっていた。 徹底的な無神論を奉じる共産主義者らは、モスクワ最大の教会のひとつであった救世主ハリストス大聖堂を破壊。跡地に巨大な屋外水泳プールを建設した。 聖イサアク大聖堂は破壊を免れたものの、ソ連はその財産を略奪し幹部聖職者らを処刑したほか、同聖堂を「反宗教博物館」に作り替えた。 ソ連崩壊の2年前に同聖堂で歴史学者として勤務を始めた男性によれば、最初の仕事のひとつは、ソ連により銃殺された正教会聖職者らの「反革命的行為」を描いた展示を解体することだっ
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