中国共産党の秘密主義は国家機密の定義が非常に曖昧かつ広範なのが特徴だ[2024年3月5日、北京で開幕した全人代で政府報告を聞く習近平総書記=中国・北京](C)XC2000/shutterstock.com 「あいつはバカだからさ」 こうしたストレートな習近平総書記批判を耳にする機会が増えた。コロナ対策では爆発的な感染拡大が起きた後、もう止められないと“誰もが”わかっていたはずなのに、何カ月もゼロコロナ対策に固執した。あるいは足元の不動産危機と経済低迷では大規模な景気対策が必要だと“誰もが”わかっていたはずなのに小出しの対策で時間を浪費してしまった……となると、悪態の一つもつきたくなるのだろう。 しかし、熾烈な権力闘争を勝ち抜いて中国のトップの座を勝ち取った人物が本当に「バカ」なのだろうか。 もう少し、もっともらしい説明を持ち出すならば、「独裁者のジレンマ」という話になろうか。強力な権力を持
10月27日(土)・28日(日)、中国・上海の復旦大学で「第10回池田大作思想国際学術シンポジウム」(主催:復旦大学、創価大学、後援:中華日本学会)が開催され、本学から田代康則理事長、馬場善久学長、神立孝一副学長らが参加しました。 日中平和友好条約締結40周年、創立者池田大作先生の日中国交正常化提言50周年を記念した本シンポジウムは、「人類運命共同体のビジョンと実践」をテーマに開かれ、中国人民政治協商会議外事委員会の趙啓正主任、中日友好協会の許金平副会長、中国社会科学院日本研究所の劉玉宏党委書記ら来賓とともに、中国内外の53大学・機関から約160名の研究者らが一堂に会し、意見を交わし合いました。 開幕式では、初めに復旦大学の陳志敏副学長から挨拶があり、続いて、本学の田代康則理事長がこれまでのシンポジウムの歩みを振り返り、延べ約1,000人が参加し、550本の論文が執筆されたこと等を報告しま
世界史のなかの中国―文革・琉球・チベット [著]汪暉 著者は私が最も信頼する現代中国の思想家である。魯迅研究者として出発した著者は、天安門事件で弾圧された後、より広い領域に踏み入った。しかし、ある意味で、彼はより魯迅的な道を歩んでいるようにみえる。すなわち、一方で世界的な知的状況に通暁すると同時に、他方でつねに、中国という特殊な文脈の下に考えようとしてきたのである。それが彼を独自の存在にしている。 本書にも、その二つの観点がある。一つは普遍的に世界的状況を考え、中国をその中において見ることである。現在の世界に支配的な傾向は、著者の言葉でいうと、「脱政治化」である。これは、つぎのようにいうとわかりやすいだろう。たとえば、1990年以後、「資本主義」のかわりに、もっぱら「市場経済」という言葉が使われるようになった。それは資本の蓄積が資本と賃労働という階級関係にもとづくことを無視し、また、資本主
巫俊(ふしゅん) @fushunia もうすぐ、紫式部が主人公の平安時代の大河ドラマが始まりますが、この時代の結婚制度に関しては、「一夫多妻制」が正しいとする通説に対して、「一夫一妻」(妾はいる)が正しいとの新説が出てます。ただ、中国史クラスタの私からすると、律令に記述云々との原則論みたいなのに逆に強い違和感が出て、 2024-01-05 19:45:17 巫俊(ふしゅん) @fushunia 正妻は一人だとする、「一夫一妻(多妾)制」にも、構図として違和感があったのですが、そうした工藤重矩氏の新説に対して疑問点を指摘してる論文が、青島麻子「婚姻研究に見る源氏物語論」(博士論文、2012年)です。 l.u-tokyo.ac.jp/postgraduate/d… 2024-01-07 16:43:31
Is Europe helping modernize China's army? The promotional video for China's elite National University of Defense Technology is set to dramatic music. In quick succession, soldiers run behind tanks, guns blazing, followed by uniformed NUDT professors addressing attentive students. "We dedicate our lives to the modernization of the national defense army," a narrator intones. The NUDT is the alma mat
先端技術の情報を漏えいしたとして逮捕された産業技術総合研究所の中国籍の研究員が、中国政府が海外から優秀な研究者を集める「千人計画」と呼ばれるプロジェクトに参加していたとみられることが、捜査関係者などへの取材で分かりました。警視庁は母国への技術貢献の一環として情報を漏えいした疑いもあるとみて、詳しいいきさつを調べています。 国立研究開発法人 産業技術総合研究所の上級主任研究員で、中国籍の権恒道容疑者(59)は、自身が研究するフッ素化合物に関する先端技術の情報を中国の化学製品の製造会社にメールで送って漏えいしたとして、不正競争防止法違反の疑いで逮捕されました。 捜査関係者によりますと、調べに対し容疑を否認しているということです。 これまでの調べで、権容疑者は科学技術の開発に貢献したとして中国政府から表彰を受けていたことなどが分かっていますが、中国政府が海外から優秀な人材を集める「千人計画」と呼
フッ素化合物に関する先端技術の情報を中国の企業に漏えいしたとして逮捕された産業技術総合研究所の研究員が、中国でも大学の教授や企業の役員などを兼任していたことが捜査関係者への取材で分かりました。 必要な手続きを取らず、兼任した可能性もあるということで、警視庁が情報漏洩に至る詳しいいきさつを調べています。 国立研究開発法人 産業技術総合研究所の上級主任研究員で、中国籍の権恒道容疑者(59)は、平成30年に自身が研究するフッ素化合物に関する技術情報を中国の企業に漏えいしたとして、不正競争防止法違反の疑いで警視庁に逮捕されました。 警視庁は、捜査に支障があるとして認否を明らかにしていません。 捜査関係者によりますと、権容疑者は中国の大学を卒業後、平成14年に産業技術総合研究所に入り、その後、中国で大学の教授や企業の役員などを兼任したということです。 兼任のうえで、必要な手続きをとらなかった可能性も
中国は、米国などの西側諸国の中国に対する「偏った認識」をたびたび批判しているが、環球時報は、西側諸国の一部の「いわゆる中国通」が中国研究の素養がなく、反中政治勢力がパッケージ化しただけで、「偏見拡散の道化役」をしていると指摘しました。 米国に拠点を置き、中国、台湾、香港、マカオの政治、経済、社会、生活、金融などのニュースを世界中の華人向けに発信するメディアの世界新聞網の記事より。 中国:「欧米は中国を理解していない」 清華大学戦略安全保障研究センターの達巍所長は、各国の「中国通」を分析しています。例えば米国では、旧世代の「中国通」の多くは中国での生活が長く、中国人の友人も多く、彼らの中国研究は主に中国での経験や人脈に基づいていたとしています。 歴代の駐中国大使のうち、2代目のヒュンメル・アーサー・W、4代目のジェームズ・ロデリック・リリー、5代目のステイプルトン・ロイは、いずれも中国生まれ
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