福井県の大飯原子力発電所の断層を調査している原子力規制委員会の専門家会議は、敷地内を南北に走る断層について、活断層ではないとする報告書の案を大筋で了承しました。 原子力規制委員会の専門家会議は、大飯原発の敷地内を南北に走る「F-6」という断層について現地調査を行ったうえで、ことし9月の会合で「活断層ではない」という見解で一致しています。 15日の会合で事務局の原子力規制庁が示した案では、「F-6は、少なくとも12万から13万年前以降は活動しておらず、将来活動する可能性のある断層には該当しない」として活断層ではないとしました。 専門家からは大きな異論は出ず、島崎邦彦委員が「ほぼ合意が得られたと考える」と述べ、報告書の案は大筋で了承されました。 一方で「F-6」以外の断層については、「さらに十分な検討が必要だ」として運転再開の前提となる安全審査で検討することになりました。 専門家会議は、調査に