「防衛白書」(平成26年版)によると、「自衛隊・防衛問題に関心がある」と答えた人は69.8%、「自衛隊に良い印象をもっている」は91.7%である。こうした結果から、自衛隊に対する国民の理解が高まったと言われる。 阪神淡路大震災(1995年1月17日発生)や地下鉄サリン事件(同3月20日)を契機に、地方自治体と自衛隊の共同訓練が奨励されるようになった。 また、広域かつ1000年に1度と言われた2011年の東日本大震災および福島第一原子力発電所の発事故では、自衛隊が10万人規模で人命救助と震災復旧に尽力し、国民から感謝され、「頼りになる自衛隊」と見られるようになった。 いくつかの「異なる認識」 国民に「良い印象」を持たれている自衛隊である。しかし、自衛隊の行動については、政党によって異なり、衆院平和安全法制特別委員会における論戦を混乱させ、国民の理解を妨げている。 陸上自衛隊初のカンボジアPK