国際サッカー連盟(FIFA)のゼップ・ブラッター会長は、もし米国にサッカー・ワールドカップ(W杯)の開催権を与える秘密の計画が成功していれば、自分がまだ世界のサッカー界の責任者だったと考えている。 79歳のブラッター氏は、米国とスイスの当局がFIFA幹部数人を逮捕し、FIFAをマフィア組織として訴追すると脅したせいで、権力を手放すことを強いられたと非難した。 米国は2022年W杯の誘致レースでカタールに敗れた後、FIFAを追及することを決めたとブラッター氏は言う。「あれで政治的な様相を帯びた。私は今、政治的な理由が何だったのか調べているところだ。一番簡単なのは、(米国は)諦めが悪いと言うことだろう」 ブラッター氏は本紙(英フィナンシャル・タイムズ)とのインタビューで、FIFA幹部の間で投票を操作する秘密の取引があったことを明らかにした。 ロシア、米国に決める「紳士協定」、UEFA会長の離反