シャープの三重工場(三重県多気町)で働いている日系フィリピン人労働者約150人が、雇用主の2次下請け会社から「シャープの生産体制の海外移管で業務量が大幅に減る」と3月に通告されたことが、労働組合「シャープ・ピノイユニティ(SPU)」への取材で2日分かった。これに伴い労働日数が削減され、月収がほぼ半減するケースが出ている。 SPUの上部組合「ユニオンみえ」の神部紅書記次長は「自主退職に追い込み、事実上の雇い止めにするのではないか」と問題視している。 シャープの日系外国人労働者を巡っては亀山工場(同県亀山市)で昨年11月、大量の雇い止めが判明した。