こちらに、ポロシェンコ大統領のジャーナリストとの会談録が掲載されているので簡単に紹介。 ・ドネツィク・ルハンシク占領地域における地方選挙の実施は、予めミンスク合意のすべての安全保障項目の履行を伴わなければならない。ウクライナが提案したロードマップには、安全保障項目は政治項目に先んじなければならない、と記されている。 最初に停戦を行い、OSCEを国境を含む地域で活動させで技術的な調査を行い、捕虜を解放した後、選挙法の可決問題に入る。今日、ドンバス占領地域には、多数のロシア軍人、軍事兵器が存在しており、選挙過程を実施する条件に欠けている。従って、第一段階として、OSCE武装ミッションの国境管理コントロールを受けいれなければならない。OSCE武装ミッションはロシアの部隊、ロシアの兵器、ロシアの弾薬の浸透を阻止する。選挙の翌日に、ウクライナ軍による国境のコントロールが回復される。 ウクライナはミン
19日、ベルリンにおいて開催されたノルマンディー4首脳会談後の記者会見において、ポロシェンコ大統領は、OSCE武装ミッションの人民共和国への展開案を4国が支持した、と述べた。 ポロシェンコ大統領は、ドンバス地方選挙実施の安全実施のためにドンバスのウクライナ非コントロール地区(ロシアとの国境含む)にOSCE武装ミッションを展開させる案に、ドイツ、フランス、ロシアが支持を表明した、と述べた。 「我々が名付けるところのOSCEの警察ミッションが、選挙過程や移行期間、安全を確保する。ロシア側もこの武装警察ミッション導入の必要性については支持している」と大統領は述べた。 ドイツ外相の報道官は、「最後の会談以降のミンスク合意の履行状況を評価し、今後の歩みについて検討するため」メルケル首相がポロシェンコ、オルランド、プーチンを招待した、とした。 他方、フランス外務省は、本サミットの目的は、ウクライナにド
こちらによると、ドネツク市内で、OSCEの軍事ミッション展開に反対する集会が開かれた。 ドネツク市中心部で共和国各地から政治家、社会活動家、文化・教育・芸術関係者、学生、企業家ら3万人が集まり、市内を行進した。プシリン氏は「我々はドンバス領土におけるOSCE軍事ミッションに反対する。これまでの合意に完全に反する。共和国には地元民を守るのに十分な数の治安要員がおり、OSCE軍事ミッションの居場所はない」と述べた。 ------ こちらの報道によると6万人が参加。 もちろん官制デモ。ウクライナ政府・ロシア政府ともにOSCEの警察機能付与に賛成する中で、人民共和国が自らの反対姿勢を示したと見るべきか、あるいはクレムリンのマッチポンプと見るべきか。
こちらによると、ラブロフ・ロシア外相は、モスクワは、ドンバスにおけるOSCEミッションの警察機能に賛成すると述べた。 テレビ番組上において、ラブロフ外相は「防衛用の火器は警察機能の一部と見做せるが、何よりも、不可侵ラインおよび保管箇所のモニター時の自衛のためである」とした。 他方、ドネツク人民共和国のザハルチェンコ元首は、住民とのオンライン対話において、ザハルチェンコ元首は「ポロシェンコ大統領は、武装OSCE要員をこちらに送り込み、軍事活動を行わせることを画策している」として「ドネツクはOSCEの警察活動を認めない」と述べた。 ---------- 人民共和国のみがOSCEの警察機能に反対だが、ロシアから圧力をかけられれば「no」とは言えまい。残る憲法改正、ロシア軍の撤収、国境コントロールの回復、はどうなることやら。
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