AIスピーカーをはじめとするスマート機器が、プライバシーに関わる様々な危険性を孕んでいることは、本サイトにおいても以前お伝えさせていただいた。 そんな中、アマゾン社の従業員が自社のAIアシスタント“Alexa”に録音された音声を聞いているという事実が発覚し、物議を醸している。 音声を聞くため数千人もの従業員を雇用 今回明らかとなった情報によると、アマゾン社は“Alexa”の精度向上のため、利用者が発した音声命令を人の手によって解析するための人材を世界各地で採用しているとのこと。 この作業に携わるのは米国やコスタリカ、ルーマニアといった世界各国における数千人ものアマゾン社の常勤労働者や請負業者だ。 彼らはシフト制で一日最大9時間もの間、1000件もの音声クリップを聞いているといい、その中には日常を捉えたものから、性犯罪などの犯罪に巻き込まれている可能性があるものまで含まれていたという。 この