先日、イタリアで名画が盗まれたが、その後あらかじめ情報を察知していた警察が、すでにニセ物にすり替えていたことが明らかにされた。 盗もうとする計画を事前に察知 その名画とは、フランドル地方(ベルギー西部、オランダ南部、フランスの北部)の画家、ピーテル・ブリューゲル(子)が17世紀に描いた「キリストの磔刑」。 これは北西部リグーリア州の街、カステルヌオーヴォ・マグラにあるSanta Maria Maddalena教会で展示されており、約3億8000万円の価値があるとみられている。 ところがこの街の捜査当局(国家憲兵)は、この名画を盗もうとする計画を事前に察知。このためあらかじめ名画をニセ物にすり替え、教会内にも防犯カメラを設置していたという。 そうと知らない泥棒の集団は3月13日に教会内に侵入。ハンマーでディスプレーのケースを叩き割り、ニセの名画を盗んでいった。 現在、警察は泥棒たちをとらえた