SNSのプラットフォームに対して、数年前から対策を求めてきたEU。この度、対策が効果を上げ、ヘイトスピーチの多くが削除されていることが明らかになった。 昨年は24時間以内に72%を削除 EUが提出した報告書によれば、大手SNSプラットフォームは24時間以内に、通報を受けたヘイトスピーチと考えられるコンテンツの約4分の3を削除していることが明らかになったという。 そもそもフェイスブックやツイッター、YouTubeは3年前に、プラットフォームの行動指針を定める「ブリュッセル規約」に署名。 この規約はヘイトスピーチを止めるためEUが自主的に備えたルールで、2018年にはインスタグラムやGoogle+も署名している。 この結果、利用者からの通報により違法なヘイトスピーチとみなされたコンテンツは、24時間以内に削除されることになったが、その割合は4年前が平均で40%だったのに対し、昨年は平均で72%