先月、北朝鮮で、2人の女性占い師の死刑が執行された。数千人が見守る中、特設ステージの上で銃殺されるという公開処刑だった。 未来を予言するサイキックグループ 海外のニュースメディアが入手した情報によると、処刑された2人の女性は「Seven Star Group」という霊能力者集団の創立者であるとのこと。 彼女らは、メンバーの子供2人(3才と5才)に「精霊の言葉」を受け取る力があり、未来を予言できると主張していた。 処刑が行われた場所は、北朝鮮の北東部にある清津市。数千人の市民が強制的に処刑場に集められ、形だけの「見せしめ裁判」とその後の処刑を見せられたとのこと。 占いに頼る北朝鮮の役人 こうした公開処刑には、社会秩序を維持したいという最高指導者・金正恩氏の意図があると伝えられている。 北朝鮮では、重要な決定するときに占いや予言に頼ることが急速に広まっており、裁判に関わる高官やその家族でさえ占