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ブックマーク / realsound.jp (28)

  • 『バービー』は娯楽大作かつ現代を代表する圧倒的な映画に 作品に込められた強度と信念

    映画『バービー』と『Oppenheimer(原題)』を同日に観るというネットミーム「バーベンハイマー」がアメリカで流行し、国の『バービー』SNS公式アカウントが核兵器が使用されたビジュアルを面白がるような非公式ポスターに賛意を示してしまった件が、日国内で小さくない物議を醸すこととなった。これは唯一の戦争被ばく国である日で作品を楽しみにしていて、核兵器の被害にも心を痛める観客たちにとって、残念なことだったといえるだろう。 作品の製作者たちは宣伝の過失には直接関係がなく、ワーナー・ブラザースが現時点でメディアを通じて謝罪し、幹部が来日して謝罪するという対応をとったとはいえ、この件でストレスを感じたり対応に不信感を覚えた観客が鑑賞しない選択をとることは、もちろん尊重されるべきだ。その上で主張したいのは、作『バービー』が、娯楽大作として公開されながら、現代を代表する圧倒的な映画だったという

    『バービー』は娯楽大作かつ現代を代表する圧倒的な映画に 作品に込められた強度と信念
    Fuetaro
    Fuetaro 2023/08/12
    こういう記事を読むと米国におけるバービーの歴史や現在のラインナップに殆ど無知な我々日本の観客が、この映画の内容を正しく読み取れるのか不安になってくる。
  • 『風の谷のナウシカ』庵野秀明、なかむらたかし、金田伊功……超人気アニメーターを起用した宮崎駿はどう“制御”した?

    『風の谷のナウシカ』庵野秀明、なかむらたかし、金田伊功……超人気アニメーターを起用した宮崎駿はどう“制御”した? ※稿は映画『風の谷のナウシカ』(宮崎駿監督)のネタバレを含みます。同作を未見の方はご注意ください。(筆者) いよいよ7月14日(金)に公開される、宮崎駿監督の最新作『君たちはどう生きるか』。その公開を記念して、「金曜ロードショー」(日テレビ系)では、3週連続でスタジオジブリ作品が放送される。 第1夜となる日7月7日(金)は、『風の谷のナウシカ』(1984年)が放送。そこで稿では、同作の“見どころ”を「各場面を担当した原画マンたちの個性」という観点からあらためて考えてみたいと思う。 なお、厳密にいえば、『風の谷のナウシカ』は「スタジオジブリ作品」ではなく、トップクラフトという(ジブリの前身的な)会社が制作したアニメ映画である。また、監督の名字の表記は、今回の『君たちはどう

    『風の谷のナウシカ』庵野秀明、なかむらたかし、金田伊功……超人気アニメーターを起用した宮崎駿はどう“制御”した?
    Fuetaro
    Fuetaro 2023/07/08
    アニメ版ナウシカを良質な80年代作画アニメとして解説した両記事。当時アニメージュでリアルタイムの制作記事を追ってた自分のような世代だと割と常識だろうけど、現代ではほぼ忘れ去られた視点なのではなかろうか。
  • 有村架純『3月のライオン』義姉役はなぜ“色っぽい”のか? 神木隆之介との関係から考察

    原作のことも、この映画のことも、なにも知らずに観はじめたわたしは、漠然とタイトルの『3月』は『3月11日』のことであろうと予感し、震災で両親を失った少年が将棋を始める物語なのであろうと思っていたが、どうやらそうではないらしいことが冒頭で早々に明かされ、なぜか豊川悦司が登場し、豊川と言えば、阪順治映画の常連であり、阪と言えば『王手』という将棋映画があったではないか、などと考えていると、昨年、将棋映画『聖の青春』に出ていた染谷将太が、まるで『聖の青春』の松山ケンイチのごとく別人のたたずまいでやおら姿を現し、さすがに大増量ではなく、特殊メイクだろうな、しかしなんなのだろう、これは、将棋映画の呪いなのかなとぼんやり見つめていると、有村架純が出てきた。 有村は、クレジットでは、主演の神木隆之介に続く二番手であるが、スクリーンに映るまでかなりの時間が経過しており、この、なかなか出てこない感じは、ほ

    有村架純『3月のライオン』義姉役はなぜ“色っぽい”のか? 神木隆之介との関係から考察
    Fuetaro
    Fuetaro 2020/01/14
  • 社会現象にまでなった『ブラックパンサー』は何が画期的だったのか? 背景にある社会状況から考察

    アメリカを中心に、いままさに社会現象を巻き起こしているマーベル映画『ブラックパンサー』。ヒーロー単独のシリーズとしては、マーベルの看板ヒーロー『アイアンマン』シリーズを全て凌駕してトップに躍り出ると、さらに『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』や、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』などのヒーロー集結作品の興行収入を短期間で次々に追い抜き、マーベル映画歴代1位の『アベンジャーズ』すら射程に捉えている。最終的にどこまで記録が伸びるのか分からない状況だ。 主要キャストがアフリカ系俳優で占められる作のような映画は、いままでハリウッドでは限定的な範囲に押し込められていた。近年ヒットした『ストレイト・アウタ・コンプトン』や『ゲット・アウト』、アカデミー賞作品賞に輝いた『ムーンライト』も、比較すると制作費や公開館数の規模は、作と圧倒的に異なる。『ブラックパンサー』は、黒人スターの映画が、

    社会現象にまでなった『ブラックパンサー』は何が画期的だったのか? 背景にある社会状況から考察
    Fuetaro
    Fuetaro 2018/03/07
  • アイドルの声優活動なぜ増加? 2つのシーンに起こった変化を読む

    増加するアイドルから声優への転身 10月1日、Dorothy Little Happyの髙橋麻里が、声優活動を開始することを発表した。彼女は同日付けで声優プロダクションのオブジェクトに声優として所属。今後はDorothy Little Happyと声優の両活動を並行して行っていくという。かねてよりアニメ好きであることを公言していた髙橋。2015年にはGEMやX21のメンバーらも参加したドリーム・ユニット、マジカル☆どりーみんの一員としてTVアニメ『ジュエルペット マジカルチェンジ』のオープニングテーマ「マジカル☆チェンジ」を歌ったことはあるが、声優としてはこれが最初の一歩となる。今後の活躍が期待されるところだが、実は近年、彼女のようにアイドルと声優を兼業したり、あるいはアイドルから声優に転身する例が増えているのだ。 乃木坂46『いつかできるから今日できる』(初回仕様限定盤Type-C) 現

    アイドルの声優活動なぜ増加? 2つのシーンに起こった変化を読む
    Fuetaro
    Fuetaro 2017/10/11
    コヒメやレイミーの名前があがってるのにミィナがあがってないのとか、広瀬ゆうきがあるのに巴奎依がないのがちょっと残念。
  • 欅坂46の近況やAKB48ドキュメンタリーなどから考える、アイドルの“疲弊”を物語化する危うさ

    2017年の8月は欅坂46にとってライブの月であった。前月にリリースした1stアルバム『真っ白なものは汚したくなる』を掲げての、全国6カ所11公演のアリーナツアーが8月いっぱいをかけて組まれ、またその合間には『TOKYO IDOL FESTIVAL 2017』『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017』『SUMMERSONIC 2017』といった大規模フェスへの出演も重ねている。常設劇場を持たない坂道シリーズにあって、欅坂46が急速にライブの経験値を積み重ねる夏になった。 一方、ライブが続くスケジュールの中で、特にセンターの平手友梨奈がコンサート中に途中退場あるいは欠席するなど、メンバーの疲弊が表にあらわれる局面も話題になった。それはデビュー直後から乃木坂46やAKB48グループの草創期を遥かに凌ぐ勢いで広く受容されてきたことに加え、平手を絶対的な中心に据えた表現を志向してき

    欅坂46の近況やAKB48ドキュメンタリーなどから考える、アイドルの“疲弊”を物語化する危うさ
    Fuetaro
    Fuetaro 2017/09/11
  • 『ジョジョの奇妙な冒険』の実写化は成功したのか? 評価のポイントを検証

    『週刊少年ジャンプ』、『ウルトラジャンプ』誌上で、30年にわたり連載が続いている漫画『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズ。少年誌のバトル漫画としては少し異質な雰囲気が人気で、シュールな会話の応酬と、「ドドド…」「メメタア」などの奇妙な擬音、緊迫したサスペンス描写のある作風で知られている。また、海外ファッション誌などを参考にしたと思われる、奇抜な服装や「ジョジョ立ち」と呼ばれるスタイリッシュなポージング、それをアヴァンギャルドなコマ割りと構図で描いているのも特徴だ。 イギリス、アメリカ、イタリアなど世界各地を舞台にしているジョジョのシリーズのなかで、この度、実写映画化された『第四部』は、原作者・荒木飛呂彦の出身地である宮城県仙台市をモデルにした町「M県S市杜王町」を舞台に、その町の住人たちが登場人物となっており、作『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』は、シリーズ中、日

    『ジョジョの奇妙な冒険』の実写化は成功したのか? 評価のポイントを検証
    Fuetaro
    Fuetaro 2017/08/14
    『「海外の風景を日本だと言い張る」手法はすでに確立されている。』それを手法と呼んでいいのかwww
  • 寺嶋由芙はソロアイドルの夢を背負うーー26歳のバースデーワンマンに感じた期待

    「宗像明将の現場批評〜Particular Sight Seeing」第38回 『寺嶋由芙 生誕ワンマンライブ 〜夏色のゆっふぃー〜 Supported by japanぐる〜ヴ(BS朝日)』 2017.07.16 10:00 寺嶋由芙が、ディアステージとテイチクエンタテインメントに移籍してリリースした2枚目のシングル『わたしを旅行につれてって』が、2017年7月11日付のオリコンデイリーCDシングルランキングで9位に初登場したことには驚いた。もちろん現場を見ていて新しいファンが増えたことは感じていたが、まだまだグループアイドル全盛の2017年に、ソロアイドルがデイリーとはいえベスト10に入って過去最高位を更新したことは、ちょっとした快挙だった。 寺嶋由芙のデイリー9位は、前述のように新しいファンの増加を現場で見ていれば決して意外ではなかったとも言える。しかし、当然のことだがひとりで活動し

    寺嶋由芙はソロアイドルの夢を背負うーー26歳のバースデーワンマンに感じた期待
    Fuetaro
    Fuetaro 2017/07/20
  • 濱野智史 × 渡辺淳之介が語る、アイドルとプロデューサーの関係性 濱野「なにかあったときは赦すべきでした」

    『劇場版 BiS 誕生の詩』『WHO KiLLED IDOL? SiS消滅の詩』公開に寄せて 2017.02.09 06:00 ドキュメンタリー映画『劇場版BiS誕生の詩』と『WHO KiLLED IDOL ? -SiS消滅の詩-』が、現在公開されている。『劇場版BiS誕生の詩』は、2016年9月に3泊4日で行われた新生BiSのメンバーオーディション合宿を、カンパニー松尾監督らがカメラを片手に密着したドキュメンタリー。一方の『WHO KiLLED IDOL ? -SiS消滅の詩-』は、オーディション落選者で公式ライバルSiSを結成することが発表されるも、スタッフの「重大な背任行為」を理由に、初ライブ直後に活動休止になるまでの真相を収めている。 アイドルシーンの裏側、とりわけスタッフの過失に生々しく迫った作を、誰よりも苦々しい思いで観たのは、濱野智史その人ではないだろうか。アイドル評論家と

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    Fuetaro
    Fuetaro 2017/02/09
    なんつうか本当に今さらって感じだよなあ。
  • 庵野秀明に実写を撮らせた男、甘木モリオが語るプロデューサーの資質「嫌われる覚悟が必要」

    スペースシャワーTVの高根順次プロデューサーによるインタビュー連載「映画業界のキーマン直撃!!」第7回には、『シン・ゴジラ』の製作を手がけたプロダクション、株式会社シネバザールにて代表取締役を務める甘木モリオ氏が登場。『平成ガメラ三部作』や『ラブ&ポップ』、『パコと魔法の絵』『20世紀少年』『太平洋の奇跡』『監督失格』『私の奴隷になりなさい』『へルタースケルター』など、数多くの邦画をプロデュースしてきた同氏に、映画製作において大切にしていることや、プロデューサーという仕事の特殊性、その哲学まで、じっくりと話を聞いた。(編集部) 映画は必ずしも監督だけのものじゃない ーー甘木さんは、どんな風にして映画業界に入ったのでしょう。 甘木:地元の福岡の高校を卒業してすぐ、今村昌平さんが校長を務める日映画大学(当時は横浜放送映画専門学院)に入学して、2年間過ごしましたが、ほとんど学校は行ってません

    庵野秀明に実写を撮らせた男、甘木モリオが語るプロデューサーの資質「嫌われる覚悟が必要」
    Fuetaro
    Fuetaro 2016/09/14
  • アイドルは年齢とキャリアをどう重ねていく? AKB48、Perfume、Negiccoが示す新モデル

    「AKB48 45thシングル選抜総選挙」の投票権が封入されたシングル「翼はいらない」が6月1日にリリースされた。この作品の初動売上は144.1万枚。もはやシングルの売上枚数で何かを語るのがナンセンスであることは世間一般に浸透した印象があるが、それでも今の時代にこの枚数を売り上げるというのは驚異的と言わざるを得ない。幅広い年代に浸透した「365日の紙飛行機」を踏襲したと思われる素朴なフォークソング調のサウンドは、一部の若手ミュージシャンが醸し出す「フォーキー」なムードとは全く異なる「歌声喫茶」的な雰囲気。PVには楽曲のイメージに合わせて学生運動を思わせるシーンが登場するが、<大人たちに支配されるな>というメッセージを発した欅坂46「サイレントマジョリティー」とのリンクを感じなくもない。 表題曲のセンターを向井地美音が務め、NGT48の加藤美南と高倉萌香が初めてシングル選抜に抜擢されるなど、

    アイドルは年齢とキャリアをどう重ねていく? AKB48、Perfume、Negiccoが示す新モデル
    Fuetaro
    Fuetaro 2016/06/15
  • AKB48「翼はいらない」が示した、“アイドル現場の論理”とは真逆の価値観

    参考:2016年5月30日~2016年6月5日のCDシングル週間ランキング(2016年6月13日付)(ORICON STYLE) 2016年6月13日付の週間CDシングルランキングでは、「AKB48 45thシングル 選抜総選挙」の開票を6月18日にひかえたAKB48の『翼はいらない』が、144万枚以上を売り上げて初登場1位になりました。 「翼はいらない」は、赤い鳥による1971年の「翼をください」の向こうを張ったかのような曲名です。そして、聴いてまず印象に残ったことは、メロディー・ラインはフォーク然としているのに、ブラスが鳴り響くサウンドは1970年代の歌謡曲のようだということでした。 その微妙な「ズレ」は、MVを見ることでさらに増幅されます。登場するのは、なんと学生運動に身を投じるAKB48の姿。その舞台は1960年代終盤かと思ったのですが、Type CのDVDに収録されている「翼はい

    AKB48「翼はいらない」が示した、“アイドル現場の論理”とは真逆の価値観
    Fuetaro
    Fuetaro 2016/06/12
  • 長渕剛の富士山麓ライブはいかにして“伝説”となったかーー入場から朝日が昇るまでを徹底レポート

    「雨が降ろうが嵐になろうが、俺たちで朝日を引きずりだすぞ!」 「朝日を引きずり出す」ーー長渕剛が前人未到の山に向けて、口癖のように語っていた言葉だ。2015年8月22日、ふもとっぱら。この日のため、前回のホールツアー『HALL TOUR 2015 ‘ROAD TO FUJI’』中に作られた楽曲「富士の国」の20分に渡る大合唱の中、富士の右裾を覆っていた雲が晴れ、ついに太陽が姿をのぞかせた。 「日が昇ったーーー!!」 湧き上がる大歓声。開催前日まで、あいにく連日の雨模様だった。当日の予報、地元の人の予想も雨。実際、開演前はいつ雨が降ってもおかしくない空模様だった。だが、奇跡は起こった。いや、起こしたのだ。長渕と集まった10万人の想いが、エネルギーがそうさせたのだ。まさに「朝日を引きずり出した」という言葉がふさわしい瞬間だった。 10万人が夜を徹して歌い、拳を突き上げ、泣いて、笑った、『長渕剛

    長渕剛の富士山麓ライブはいかにして“伝説”となったかーー入場から朝日が昇るまでを徹底レポート
    Fuetaro
    Fuetaro 2015/09/03
    ソロライブの常識をはるかに超えた一人フェス。すげえ。
  • メロキュアの新作に感じる“完璧な流れと繋がり” 佐々木敦が「復活」の意図を読み解く

    こちらの方面にはとんと疎いもので、この原稿を依頼されるまでメロキュアの楽曲をまともに聴いたことがなかった。名前は知っていたし、岡崎律子が亡くなっていることもどこかで耳にしていたとは思う。だが彼女たちの作品を纏まったかたちで聴いたのは今回が初めてなのだ。なのでこのレビューを書くには私は間違いなく不適格である。何かの誤解によって話が来たわけではない。アニソン的なるものへの関心をほぼまったく持ち合わせていないことをわかった上での、今回編集協力をされている栗原裕一郎氏からのご指名だったのだが、何故に私に? という疑問は今なお拭い切れない。ともあれ書き始めてはみるが、どうか上のような事情を踏まえてお読み戴きたい。ゆめゆめ「コイツ何もわかってない!」などとお怒りにならぬよう。 ゼロ年代に入って暫くしたあたりから、という気がするのだが、いわゆるJポップと呼ばれているものだけでなく、もう少し枠を広げて、日

    メロキュアの新作に感じる“完璧な流れと繋がり” 佐々木敦が「復活」の意図を読み解く
    Fuetaro
    Fuetaro 2015/08/28
  • メロキュア・日向めぐみ × クラムボン・ミト対談 ミト「むせ返るスウィート感に音楽的な強さ感じた」

    メロキュアの10年振りのリリース作『メロディック・スーパー・ハード・キュア』に関する特集第2弾は、メンバーである日向めぐみと、メロキュアの大ファンであり、今作の制作にも参加しているクラムボン・ミトのロング対談。聞き手に、今回の特集を監修する評論家の栗原裕一郎氏を迎え、最終ページには日向めぐみ人による全曲解説も掲載する。(編集部) 特集1:アニソンの歴史に「メロキュア」というピースを嵌めるときが来た 特集3:佐々木敦がメロキュアの核を読み解く メロキュアとクラムボン・ミトの出会いと、アルバム制作のきっかけ ――約10年ぶりのアルバムとなるわけですが、meg rockさん……、いや、メロキュアだから日向めぐみさんですね! 日向さんがリリースを決意するに至ったきっかけは何だったんでしょう? 日向:ミトさんが、いちばん最初に私のライヴにサポートで参加してくださった後、ツイッターで「Agapē」の

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    Fuetaro
    Fuetaro 2015/08/26
  • アニソンの歴史に「メロキュア」というピースを嵌めるときが来た

    Realsoundという媒体の中心読者がどのような音楽聴取層なのか、記事の筆者にはいまひとつ定かではないが、少なくとも「メロキュア」という名前が、読者の多くにとって大メジャーなものではないだろうと予想する。仮にアニメファン、アニメソングのリスナーであったとしても、若年層であれば、「かろうじて名前は知っている」くらいの感覚の人が、大半ではないだろうか。 アニメソング――いわゆる「アニソン」が、音楽ファンならびに音楽マスコミから、さまざまな形で注目を集めるようになって久しい。2000年代前半に、CDの売上が全体的に低迷するなか、ジャニーズや演歌と同様に「アニメファン」という固定支持層を持つアニソンが、市場で存在感を増していった。こうしたビジネス面での注目の高まりにあわせて、楽曲面の面白さ、質の高さに注目した言説も、マスコミに多々登場するようになった、という流れがある。 念のため述べておくと、

    アニソンの歴史に「メロキュア」というピースを嵌めるときが来た
    Fuetaro
    Fuetaro 2015/08/25
  • ディズニー『D23エキスポ』で『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー』の最新トレイラーが公開!

    8月14日〜16日にかけて米国カリフォルニア州のアナハイムのコンベンションセンターで開催されているディズニーの2年に1回のイベント『D23エキスポ』(数字の23はウォルト・ディズニー・カンパニーが設立された1923年が由来)において、約2分間に及ぶ『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー』(2016年5月公開)の最新トレイラー(予告編)が公開された。 『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー』は『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』に続く『キャプテン・アメリカ』シリーズ3作目の作品にして、ディズニーによるマーベル・シネマティック・ユニバースの最新作。2006年から2007年にかけて刊行されたマーベルによる一連のコミック『シビル・ウォー』シリーズを原案とする作品で、キャプテン・アメリカとアイアンマンの二つの陣営に分かれてスーパーヒーローたちが対立するその衝撃的なストーリーがどのように映

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    Fuetaro
    Fuetaro 2015/08/17
  • 田中宗一郎が語る、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』とアメコミ映画の現在

    映画の優れた書き手/語り手は映画の世界の外部にもいる。いや、むしろ外部にこそ刺激的で新鮮な視点を提示してくれる論客がいるのではないだろうか? それが『リアルサウンド映画部』を発足させる上での大きなテーマの一つだった。元『SNOOZER』編集長にして、現在も『the sign magazine』クリエイティブ・ディレクターとしての活動をはじめとして音楽シーンに根強い影響力を持つ田中宗一郎氏の登場は、その意外性も含め、きっとその目論見を正当化してくれるに違いない。長年、近いようで遠い、遠いようで近い場所で仕事をしていた田中宗一郎氏との会話は、アメリカのポップカルチャーとの出会いから、日でも現在大ヒット中の『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』評、そして2010年代に入ってからさらなる空前の活況を呈しているシリーズ/リブートSF作品の今後に対する期待と懸念まで多岐に及んだ。(宇野維正)

    田中宗一郎が語る、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』とアメコミ映画の現在
    Fuetaro
    Fuetaro 2015/08/04
  • 日本コロムビア、アニソン50周年記念ライブを開催 水木一郎ら「アニソン四天王」が結集

    コロムビアが、アニソンを手掛けて​​50周年​を記念したライブコンサート『日コロムビア アニメソング 50th THE LEGENDS』を、9月27日にZepp Tokyoにて行うことを発表した。 日コロムビアは、これまで「宇宙戦艦ヤマト」「マジンガーZ」「キャンディ キャンディ」「ドラゴンボール」など、数々の国民的なヒット曲を生み出し、ささきいさお、水木一郎、堀江美都子をはじめとする多数のアニソンアーティストをデビューさせてきた。 同イベントは、アニソン界のレジェンドたちが、名曲だけを披露するプレミアムライブであり、出演者にはささきいさお、水木一郎、堀江美都子、大杉久美子、串田アキラ、影山ヒロノブ、しまざき由理などが名を連ねるほか、特別出演として弘田三枝子が登場する予定だ。�「アニソン四天王」と呼ばれるささきいさお、水木一郎、堀江美都子、大杉久美子が一堂に会するのは2006年以来

    日本コロムビア、アニソン50周年記念ライブを開催 水木一郎ら「アニソン四天王」が結集
    Fuetaro
    Fuetaro 2015/07/17
    アイマスとかメロキュアとか出ないかしらん。
  • つんく♂が音楽家として築いてきたものーーこれまでの功績と今後への期待

    「一番大事にしてきた声を捨て、生きる道を選びました。」 プロデュースした母校の入学式に登場したひとりの歌手が、自分が一番大切にしてきた声を失ったことを告白し、身を挺した決断をもって生きることの意味を問うた。 音楽生命に関わる衝撃の告白を、マスコミに向けて会見を開くわけでもなく、ファンに向けてでもなく、母校の後輩に向けての祝辞の場で行ったことが、いかにもつんく♂らしい。 シャ乱Qのボーカリストとして、ハロー!プロジェクトのプロデューサーとして。どちらの顔でも汎用性よりも自我を色濃く打ち出す、異彩を放ったスタイルで一世風靡してきた。音符への歌詞の乗せ方と声の響かせ方が特徴的なボーカルスタイル、特に「泣き」を見せるような哀愁的な歌は圧倒的である。プロデューサーとしては、どこか歌謡曲の枠の中にあったアイドルポップスに、様々な音楽フレーバーを注入し、その可能性を拡げた功績は大きいだろう。 濃厚だが、

    つんく♂が音楽家として築いてきたものーーこれまでの功績と今後への期待
    Fuetaro
    Fuetaro 2015/04/09