民主化を要求するデモ隊と軍との緊張が続くスーダンで、民主化勢力の医師委員会は5日、軍が首都ハルツームでデモ隊の強制排除に乗り出した3日以降の死者数が108人に達したと発表した。死者数はさらに増える恐れがあるという。 国連は5日、治安悪化を理由にスーダンから国連職員の一部を退避させたと明らかにした。現地での活動は継続する。 ロイター通信によると、スーダン国営メディアは、保健省当局が死者100人超との情報を否定、46人にとどまると明らかにしたと伝えた。 医師委員会などによると、市内を流れるナイル川から4日、新たに40人の遺体が収容された。軍の強制排除による死者とみられている。(共同)