私が中学から高校・大学時代にかけて愛読した詩の数々を、そのときの想い出とともに 紹介したい。 紹介する詩は、今から50年以前に発表されたものにほぼ限られる。これは、一つには 著作権問題を起こしたくないことへの配慮もあるが、何よりも声を出して朗唱できる詩は 日本近代詩にほぼ限られるからである。 ただ、漢詩や英語詩にも忘れられない想い出があり、これらも紹介したい。 詩作者名の配列順序は、原則として、第一詩集の発行年順としたが、中には詩の発表 年と詩集の発行年との間に大きな差があることもあり、その場合には最初の詩の発表年 を考慮して順序を決めた。 日本近代詩 ハムレットと日本近代詩の誕生 ---- 新体詩鈔 十二の石塚 --- 湯浅半月 「孝女白菊」の歌 --- 落合直文 「楚囚の詩」 ---