進むiOSからのフィードバック――Siriで感じた「macOS Sierra」への期待:神尾寿のMobile+Views(1/2 ページ) Appleは革新的で創造性にあふれる企業だが、一方で、「変えなくていいことは、いたずらに変えない」という現実主義的な思想を持つ。それを体現しているのが、同社のPCであるMacシリーズのOS体系だ。 MacOSと便宜的に呼ばれてきたそれは、基本的なUIデザインについては1984年までさかのぼることができる。約30年前に登場した「System 1」を見ても、それが“AppleのMacOS”であることは誰でも分かるはずだ。2001年にはOSの構造が抜本的に変わって「OS X」になったが、基本的なルック&フィールは連綿と続くMacOSのままだった。他社のOSが安易に目新しさを演出しようとし、UIデザインを二転三転させてユーザーを混乱と叫喚のるつぼに投げ込むのと