タグ

ブックマーク / readingmonkey.blog.fc2.com (13)

  • 貸方借方はどこから来たのか? 会計のことがよく分からない人のために書いたざっくりした歴史 読書猿Classic: between / beyond readers

    会計とは何か?なぜ必要か? ・会計とは、財産の状態を出入り(フロー)と残額(ストック)の面で管理することです。 これをやらないと、儲かっているのか損をしているのかさえ分かりません。 商品が売れた代金も、どこからか借りてきた借金も、出所が違うだけで、手に乗れば同じ100万円です。 同じお金なので、どちらの場合も、給料の支払いや仕入れをするのに使うことができます。 しかし、この後に起きることは、やらなくてはならないことは、お金の出所によってまったく違います。 借金には利子がつくし期限までに返さなくてはなりません。 商品の売上金の場合はそういうことはありません。 だから今どれだけお金があるかを知るだけでなく、その出所がどこなのかも把握しておく必要があります。 倉庫会計ー財産管理のはじまり 会計の歴史でいうと、倉庫に入っている財産について、その一つ一つを書き出した財産目録をつくるのが最初でした。

    貸方借方はどこから来たのか? 会計のことがよく分からない人のために書いたざっくりした歴史 読書猿Classic: between / beyond readers
    Hi-Fi
    Hi-Fi 2014/12/07
  • これは書くことがとことん苦手な人のために書いた文章です→小学生から大人まで使える素敵な方法

    忙しい人のための要約 以下の5つのパートで文章を構成する。 A.〈はじめ〉 ……内容の紹介・要約 B1.〈なか1〉 ……具体例その1 B2.〈なか2〉 ……具体例その2 C.〈まとめ〉 ……具体例の共通点 D.〈むすび〉 ……上記の共通点の一般化〈としての主張〉 書く順序は次の通り。 1.具体例をあつめる→〈なか1〉〈なか2〉 2.具体例の共通点を書く→〈まとめ〉 3.まとめから言えること(主張〉を書く→〈むすび〉 4.内容を簡単に紹介する入口を書く→〈はじめ〉 (ほかに参考になりそうな記事) ・文章の型稽古→穴埋めすれば誰でも書ける魔法の文章テンプレート 読書猿Classic: between / beyond readers ・物事を論じられるようになるスモール・ステップス→米国の小学生が使う思考ツール 読書猿Classic: between / beyond readers 書くこと

    これは書くことがとことん苦手な人のために書いた文章です→小学生から大人まで使える素敵な方法
    Hi-Fi
    Hi-Fi 2013/04/29
  • アメリカの小学生が文の構造を見える化し英語文法を血肉化するのに使っている図の描き方

    今日まで使われるこのダイアグラムは、1877年に出版されたAlonzo Reed と Brainerd Kellogg 1877. Higher Lessons in English(→Gutenbergで読める)に登場するものだが、1847年には早くもW. S. ClarkがA Practical Grammarの中でバルーン・メソッドと呼んだ類似の方法が提案されている。 特徴としては、 ・我々が親しんできた伝統文法を活用でき、 ・文の内容において、主なもの/従うものの階層付けがはっきりしており、 ・文ごとに個性的で印象の強いダイアグラムが生成される 利用法としては、出来上がったダイアグラムを見てどうこうするというより、ダイアグラムをつくるプロセス(シンプルなところから始めて要素を追加していくところ)にトレーニングとしての主眼はある。 以上から、今でも米の教育現場ではしぶとい人気がある。

    アメリカの小学生が文の構造を見える化し英語文法を血肉化するのに使っている図の描き方
    Hi-Fi
    Hi-Fi 2013/02/28
  • なぜ文学に縁がなくてもナボコフの文学講義を読むべきか?大事なことだから3回言う

    忙しい読者のために今日の記事を要約すれば 「ナボコフの文学講義が文庫になった。すばらしいだから、とにかく読め」 である。 しかしこれだけでは何も伝わらない自信がある。 これだけでうなずいてくれる人はそもそも、ナボコフの文学講義が文庫になったことなど、読書猿に言われるまでもなくご存知だろう。 というか、ナボコフの『ヨーロッパ文学講義 』も『ロシア文学講義』も『ナボコフのドン・キホーテ講義』も、とっくの昔に読んでいるだろう。 だからオススメする相手は、別の人たちである。 そんな訳で、いくつかのバージョンを書いてみた。それぞれは独立して読めるはずである。 成功している気がしないのは仕方がないが、それでも「こんながあるなんて、どうしてもっと早く教えてくれないんだ」という批判は回避できると思う。 ちゃんと言ったからな。 ※『ナボコフの文学講義 上/下』(河出文庫)は、『ヨーロッパ文学講義』(ティ

    なぜ文学に縁がなくてもナボコフの文学講義を読むべきか?大事なことだから3回言う
    Hi-Fi
    Hi-Fi 2013/02/14
  • 図書館となら、できること/好奇心にのみ仕える

    少女:ねえ。 少年:授業中だろ。 少女:聞いてなんか無いくせに。 少年:それとは別の話。 少女:竪穴式住居って、江戸時代まであったの? 少年:聞いたことあるけど……建築家の間のフォークロアだと思ってた。 少女:フォークロアって何? 少年:フォーク(民間)+ロア(伝承)。 少女:……つまり信じてないのね。 少年:調べないと分からない。 少女:信じなかったから調べてないんでしょ。 少年:そうだよ。 少女:だったら、決まりね。 少年:決まりって何が? 少女:調べるのよ。放課後、付き合いなさい。 少年:教師に聞けよ。今、ちょうど歴史の時間なのに。 少女:自重しなさい。授業中、先生を泣かすのは1年に1回まで。 少年:うーん。……放課後まで待つことないよ。昼休み、図書室へ行こう。 少女:学校の図書室なんて、って言ってなかった? 少年:言った。でも、百科事典くらいならある。 少女:百科事典で解決するの?

    図書館となら、できること/好奇心にのみ仕える
    Hi-Fi
    Hi-Fi 2010/05/27
  • まちづくりって結局ミドルクラスのノスタルジーじゃないの?/People, Plans, and Policies by Herbert,J.Gans

    このハーバート・J.ガンズさんは、かなり有名だと思うが、長い間邦訳がなかった。 2006年にようやく『都市の村人たち : イタリア系アメリカ人の階級文化と都市再開発』が 松康訳でハーベスト社から出た。都市社会学って、この国では社会学以上に、人気がないのだ。 最近では日経済新聞社からも邦訳が出るほどの人気者である、J.ジェイコブズさんが『アメリカ大都市の生と死』というを書いて、都市計画や再開発が都市のコミュニティを滅ぼすってなことを書いたのと、相前後して、Gansさんも、その『都市の村人たち』(長い間「アーバン・ヴィレンジ」と言って来たから、その方が口になじむけれど)というのを書いた。 どちらも主唱するところは、都市スラムは環境的には荒廃しているようにみえても、社会的には非常に機能しており、むしろスラムの再開発はそれをかえってめちゃくちゃにしちゃう、というものである。 最近はなんでもか

    まちづくりって結局ミドルクラスのノスタルジーじゃないの?/People, Plans, and Policies by Herbert,J.Gans
    Hi-Fi
    Hi-Fi 2010/05/17
  • 日経「私の履歴書」から生まれた自伝たち

    経済新聞朝刊の最終面(文化面)に掲載されている連載「私の履歴書」から生まれた自伝には、意外と佳作が多い。 というより、「あの自伝」が、実は「私の履歴書」として連載されていた、と後から知ることが、自分にとっては多かった。 たとえば、誰がどう考えても傑作としか言いようのない、笠智衆『俳優になろうか』や、大来佐武郎『東奔西走』、J.W.フルブライト『権力の驕りに抗して』がそうである。 「柳田國男、折口信夫という巨星の流れをくむ最後の在野の民俗学者」谷川健一の『妣の国への旅』や、ある意味「在野」としか言いようがない田辺聖子『楽天少女通ります』といった快作もそうだ。 今少し並べてみたが、『私の履歴書』というタイトルのまま、まとめられているものがある一方で、それだと区別がしにくいのと書き手の個性が「著者名」にしか出てこないので、独自のタイトルをつけたものが結構ある。 「え?これ、元は『私の履歴書』

    日経「私の履歴書」から生まれた自伝たち
    Hi-Fi
    Hi-Fi 2010/04/19
  • 図書館となら、できること(続々々)/全知の断念と無知への抗い

    「司書は『物知り』ではありません。何故だかわかりますか?」 少年はいぶかしむ。司書はその顔を見て、続きを話す。 「もし私たちが『物知り』なら、あなたは質問して、答えをもらい、そして満足しておしまいでしょう。 しかし司書は答えを言いません。 いくつかの『扉』を示し、あなたを送り出すだけです。捜索はあなたがやらなくてはなりません」 「先生に知らないことなんてないと思ってた」 と少年は言う。 「『先生』はやめてください」 と司書は応じる。いつものやりとり。 「何をやってるんですか?」 少年は尋ねる。司書は少年に応じながらも、手を止めていなかった。 「の修復です。専門の係もあるのですが、学んだ技はこうして時々使わないといけません」 「世界大百科事典の索引の巻!? ぼくが壊したやつ?」 「壊すほどたくさん引いた人を何人も知りませんが、百科事典は索引から引くのが鉄則です。特に平凡社の世界大百科事典は

    図書館となら、できること(続々々)/全知の断念と無知への抗い
    Hi-Fi
    Hi-Fi 2010/04/19
    J.S.ミルはこう言っています。専門家はsomethingについてeverythingを知る者、アマチュアとはeverythingについて somethingを知る者だと。
  • 一人で読めて大抵のことは載っている教科書への助走=子供の本は大人の味方+新書で補う

    Author:くるぶし(読書猿) twitter:@kurubushi_rm カテゴリ別記事一覧 新しいが出ました。 読書猿『独学大全』ダイヤモンド社 2020/9/29書籍版刊行、電子書籍10/21配信。 ISBN-13 : 978-4478108536 2021/06/02 11刷決定 累計200,000部(紙+電子) 2022/10/26 14刷決定 累計260,000部(紙+電子) 紀伊國屋じんぶん大賞2021 第3位 アンダー29.5人文書大賞2021 新刊部門 第1位 第2の著作です。 2017/11/20刊行、4刷まで来ました。 読書猿 (著) 『問題解決大全』 ISBN:978-4894517806 2017/12/18 電書出ました。 Kindle版・楽天Kobo版・iBooks版 韓国語版 『문제해결 대전』、繁体字版『線性VS環狀思考』も出ています。 こちらは10刷

    一人で読めて大抵のことは載っている教科書への助走=子供の本は大人の味方+新書で補う
    Hi-Fi
    Hi-Fi 2010/04/01
  • 大雑把で速いかけ算から正確な答えにたどり着く方法/1年およそ9千時間、正確には8760時間

    速く正確なのに越した事は無いが、だいたいでもいいから、とにかくすぐ答えを出せ、と言われることは、けっこう多い。 かといっても、1、2、3……いっぱい! では、いい加減すぎるので、概算はその加減をどうするかがひとつのポイントとなる。 タイトルにもあるように、1年間はだいたい9千時間である。 こんな概算、自己啓発か「朝の朝礼」くらいでしか使えない気がするが、やり方の方はもう少しユニバーサルで、使い道が他にもありそうだ。 1年365日×24時間を計算すればいいのだが、いい加減になら、随分と簡単な計算になる。 360×25=360×(100÷4)=(360÷4)×100=90×100=9000 つかっているインチキは2つ。 (ア) 24を、25という(100÷4)として使える数字に取り替える。 (イ)365を、360という計算しやすい数に取り替える(たしかメソポタミアあたりじゃ1年=360日を使

    大雑把で速いかけ算から正確な答えにたどり着く方法/1年およそ9千時間、正確には8760時間
    Hi-Fi
    Hi-Fi 2010/04/01
  • 図書館となら、できること/文献のコンシエルジュと「書誌の書誌」

    今、あなたは探しものをしている。行き先は図書館だ。 図書館でまず向かうのはどこか? レファレンス・カウンター? それもある。 しかし、毎回、厄介な事案を持ちこんでくるあなたは、すっかり顔馴染みになったレファレンス係に軽く会釈をして、そのまま参考図書のコーナーへ向かう。 出来事を追って、新聞や雑誌の記事を、あるいは海外の論文を探すなら、データベースを使うために、館内のパソコンに向かっていただろう。 まったく未見の分野なら、ネットやCDROM版の百科事典(かならず複数)をチェックする。 共通する記述(これが調査の前提、そして到達度を計るベンチマークになる)と相違する記述(突き合せ、比較し「違い」を見つけることから調査は始まる)に印をつけ、キーワードになりそうなものにマーキングしたものをプリントアウトして図書館へ持参する。 必要なら、さらに『日語大事典』や『国史大事典』、関連分野の専門事典など

    図書館となら、できること/文献のコンシエルジュと「書誌の書誌」
  • この国はオヤジが最も人を殺す/松沢哲朗・長谷川寿一『心の進化』

    どこの国でも、どの文化でも、いちばん人を殺すのは若い男である。 年齢別の殺人率(ここでは人口100万人あたりの殺人者の比率)をグラフに描くと、10代後半から急増し20歳代前半をピークに達する。 数の多い少ないはあっても、どこの国でも、どの文化でも、このグラフは同じような形になるので、「ユニバーサル・カーブ」という名前がついたくらいである。 sourse: Eisner (2003) Long-Term Historical Trends in Violent Crime. In Crime and Justice, 30, 83–142. Eisner notes: ‘Persons convicted of assault in 1908 in Germany added for comparative reasons. Sources: Mantova: Romani 1980; Am

    この国はオヤジが最も人を殺す/松沢哲朗・長谷川寿一『心の進化』
  • 慶応2年から平成27年までのベストセラーをリストにしてみた 読書猿Classic: between / beyond readers

    我々の時間についての遠近感は、時としてとんでもなく歪むが、それに気付く機会があまりない。 だから、何か一つの事項について年表をつくると、背筋が伸びるかのように、縮んでいた時間感覚を修正できる。 自分の経験だと、自分が生まれる前の、近現代あたりが、かなりアバウトにいっしょくたにされていることが多い。サルトルの『嘔吐』がベストセラーになるのはもっとずっと後のように思っていたが、実際は1946年である。 これは周りに質問してみるといい。世代によっては「70年代あたり」に「サルトルがブームだった」となってたりするので、自分と違う世代の人と質問し合うとおもしろい。 ベストセラーの悪口をいうにしても、ファクトを整理しといた方がいいと思って作った私物くさいリストであるが、いろいろツッコミどころや「発見」のしどころがあると思うので公開してみる。 現在に近づくほど、これまた私見だが、ベストセラーとして並ぶ

    慶応2年から平成27年までのベストセラーをリストにしてみた 読書猿Classic: between / beyond readers
  • 1