これまでバイオマス発電の問題点を幾度も指摘してきたが、またもや腹立たしい状況が進んでいる。 なんとバイオマス燃料にパーム油そのものを使うというものだ。 これまでバイオマス発電の燃料は、木材が主流だった。本来の意図は、製材時の端材とか、山に残す枝葉、残材を使うはずだったが、気がつくと燃やすために山の木を伐りだすようになった。そして合板などにも十分使えるような木材まで燃やすようになっている。 それでも量的に国産材では無理だとわかってくると、今度は海外からの輸入材に頼るようになる。なかでも大きいのがPKSと呼ばれるアブラヤシからパーム油を絞った後の滓、つまり農業残渣だった。この燃料も問題だらけなのだが、今度は絞ったパーム油そのものを燃やしてしまえ、という発想なのだ。 そんな燃料にも再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)が適用されて高い価格が設定されている(一般木材・農業残渣扱いで1kw時2
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