前回のエントリーは突っ込みどころ満載だったので、いろいろと突っ込んでいただいた。それで、ちょっと補足したいと思う。ご指摘にあったように、とりあえず、「内部留保と配当」の話と「成長戦略」の話を切り離してみる。 企業の「成長という幻想」 - Tech Mom from Silicon Valley ここで私は「日本全体が楽隠居フェーズになれ」といっているわけではない。新しいものが出てくるのを阻害しないために、退場すべきものが、健全かつ(中にいる人も、お客さんも含め)ハッピーな状態で退場するにはどうしたらいいのか、を論じている。 対象は、企業全体のこともあれば、企業の中の一部門であるかもしれない。楽隠居フェーズの会社というのは、もうすでに話題にもならないので、その存在は一般人の目には触れにくい。 成長の止まった産業がハッピーな楽隠居になるには、完全に壊れる前に企業統合して競争を減らし、理想的には