重要な構造物を溶接する場合、溶接技能者資格が必要となる。以下に(社)日本溶接協会、(社)軽金属溶接構造協会で実施している溶接技能者について述べる。まず、溶接技能者には1)資格種類があり、2)学科試験と3)実技試験で評価され認定される。 資格の種類は、溶接法、鋼種、形状(板・管)、溶接姿勢等によって区別されている。種類の詳細を表1、表2に示す。板材では、図1に示す溶接姿勢[下向(F)、立向(V)、横向(H)、上向(O)]があり、技量資格が分けられている。固定管については、全ての姿勢が要求される。 各溶接技術検定の詳細な条件については表3のJISの規約にまとめられている。 表1 溶接技術検定「手溶接」の主な種類 (クリックで拡大)