それまで家ではこしひかりを食べていたはずなのだが、ある日ばあちゃんの家で食べた白米が大変美味しかった。 思わず米袋を確認し、母に「ばあちゃんの家の米が美味しい、ゆきひかりという米だ」と報告したら 母は憤慨して話を全く聞いてくれなかった。 それから時々ばあちゃん家のご飯をちょっとだけ食べるようになった。 特にチャーハンは美味しかった。 母の作るチャーハンはべちゃっとしていて不味い。 そのうちきらら397が登場して、北海道のお米は瞬く間にきらら397に変わっていった。 ばあちゃんの家もきらら397になった。 でも今でもゆきひかりの事は忘れられずにいる。 昔北海道米のエース だったゆきひかりは、きらら397の登場により栽培が激減してほとんど見かけなくなった。 でも最近、ゆきひかりがアレルギーに有効という説が出てきたらしい。 まだ科学的に何の物質がどう作用しているのか解明出来ていないが、パッチテス