鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が、議会を開かずに乱発した専決処分を「全部有効だ」と主張して撤回しない方針を示したことについて、同県の伊藤祐一郎知事は3日の定例記者会見で「議会制民主主義を否定しており、それは絶対に認められない」と批判した。 市議会に副市長就任を不承認とされた仙波敏郎氏が「(議会に承認を求める)手続きは踏んだ。私は完全に副市長」としていることについても、知事は「(議会に)報告をすれば正当性を得られたように振る舞うのは、いささか不可解。法的な正当性があるとは考えていない」と切り捨てた。 今後の対応では「是正勧告をしても事実上の効果がない。リコールの手続きがどう進展するか見極めるしかない」と話した。
鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が臨時市議会で不承認になった専決処分の有効性を主張している問題で、伊藤祐一郎知事は3日の定例記者会見で、専決処分の無効性を改めて指摘し、専決で副市長に選任された仙波敏郎氏について「議会に報告することで正当性を得たかのように振る舞い、副市長だと名乗ることは不可解だ。(2人に対しては)もう、どうぞ勝手にしてください、と思う」と述べた。 竹原市長は今後も専決処分を続ける可能性がある。伊藤知事は「二元代表制を否定する人に是正を勧告しても事実上、効果はない。違法状態の解消については、リコール(解職請求)で(市民の判断を)見極めるしかない」と再度の是正勧告はしない構えだ。
4月18日に、衆議院法務委員会で、少年法改正案が、与党による強行採決で可決され、翌4月20日に衆議院本会議で可決されて参議院に送られた。 また、4月27日、衆議院法務委員会で、更生保護法案が、与党による強行採決で可決された。衆議院法務委員会では、続けて2つの法案について、与党による強行採決がなされたことになる。 いずれの法案についても、あと何回か審議を尽くせば、与党が強行採決することもなく、採決時期について与野党合意の下で行われた可能性のある法案であった。ところが、与党は、野党の意向を無視して、職権で採決を行っている(更生保護法案については、参考人質疑も職権で決めたようである)。 少年法改正案については、14歳未満の触法少年についても、警察が捜査権限を持つという形で権限の拡大が図られることになった点が最大の問題である(政府案にあったぐ犯少年に対する捜査権限は与党の修正案では否定された)。
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