企業が派遣労働者を受け入れる期間について、厚生労働省の審議会は、一つの業務で3年を限度としていたこれまでの制度を見直し、労働組合などの意見を聞けば、事実上、何年でも受け入れ続けることができるようにする案を示しました。 経済団体の代表はこの案を支持しましたが、労働者の代表は派遣の乱用につながると反発しています。 これは労使の代表が参加する厚生労働省の審議会で12日、示されました。 それによりますと、現在、企業が派遣労働者を受け入れる場合、一つの業務で最長でも3年までに制限されていますが、労働組合など従業員の代表の意見を聞けば、受け入れを続けることができるようにするとしています。 派遣労働は一時的、臨時的な働き方と位置づけ、1人当たりの受け入れ期間は3年までに制限するとしていますが、人を替えれば事実上、何年でも派遣を受け入れられるようになります。 この案について労働組合の代表は「派遣の乱用につ