サイクロン「アイダイ」の被害を受けたモザンビーク中部のベイラで、中国から送られた支援物資の米を、まだ周囲の水が引いていない倉庫から略奪した人々(2019年3月20日撮影)。(c)Yasuyoshi CHIBA / AFP 【3月30日 AFP】国連食糧農業機関(FAO)は29日、世界最貧国の一つであるモザンビークが今月中旬にサイクロン「アイダイ(Idai)」に被災したことを受け、同国の農家や漁師、その他の食料生産者らに対する短期的支援のため1900万ドル(約21億円)の資金調達に協力を呼び掛けた。 FAOは、アイダイの被害を受けたアフリカ南部のモザンビーク、マラウイ、ジンバブエの3か国で食料生産者が「重大な脅威にさらされている」とした上で、モザンビークの人口の8割が農業に依存していると指摘し、洪水の水が引き始めるにつれて「家畜の生命を守ること、被害を受けた土地を復旧させること、そして食料生