金融政策に関するJD-1976のブックマーク (11)

  • M.ソーマ 「インフレとデフレ、どちらの心配をすべきか?」 - Irregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜

    ●Mark Thoma, “Should You Be Worried About Inflation? What About Deflation?”(moneywatch.com, July 13, 2010) 中央銀行であるFedが経済刺激策―銀行システムに対して大量の新規貨幣を(準備預金のかたちで)注入しようとする試み―に打って出ようとする時に、なぜ私はインフレーション発生の可能性に対してそこまで心配するような素振りを見せないのか? 論説ではこの点について説明してみたいと思う。これに加えて、もっと差し迫った懸念材料であるデフレーションの可能性についてもいくつか語ることにしよう。 インフレーションとデフレーションは経済に流通するマネーサプライの量と関係しているので、マネーサプライの量がどのようにして決定されるかを検討することを通じて、インフレ圧力やデフレ圧力のメカニズムについて学ぶこ

    M.ソーマ 「インフレとデフレ、どちらの心配をすべきか?」 - Irregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜
  • 量的緩和は実体経済指標を統計的に有意に刺激する 量的金融緩和無効論の批判的検討「特集 デフレ日本の財政金融政策」(週刊金融財政事情2010/03/29号)

    様々な経済関係の論文・論説・書籍・公表データから感じたことを気軽にメモ風に纏めるブログ。リンク等は御自由に。 『週刊金融財政事情』の特集は「デフレ日の財政金融政策」ということで、高橋洋一、松岡幹裕、河野龍太郎の三氏が寄稿している。個人的にはこの三つの論考の中で重要だと感じるのは松岡氏による量的緩和政策の評価である。この論考を中心にまとめてみよう。 さて松岡氏の論考は、表題にも掲げた通り、量的金融緩和無効論に対する批判的検討である。この論考のベースは、浜田・原田編『長期不況の理論と実証 日経済の停滞と金融政策』第二章所収の同氏の論文(日銀理論とは何か:名目短期金利ゼロの下限と金融政策)(同種の論文はESRI DP No.29としても読める)と思われるが、量的金融緩和策無効論についての批判的な検討がなされている。 松岡氏による、量的金融緩和無効論の主張を取り上げてみよう。論説では7つ全ての

  • 新・マエストロ - himaginary’s diary

    かつてアラン・グリーンスパンに冠せられた金融政策のマエストロという称号は、今やオーストラリアの中央銀行である豪州準備銀行(Reserve Bank of Australia=RBA)総裁のグレン・スティーブンスこそ相応しい、という記事をデビッド・ベックワースが紹介している。 既に報じられている通り、RBAは昨日利上げを実施し、政策金利を4.0%とした。これは、昨年の10月に利上げに転じてから、11月、12月に続く4回目の利上げとなる。もはや出口戦略どころか、既に景気の過熱を抑える局面に入っているわけだ。 ベックワースによると、早くも今年の1/18にスコット・サムナーがRBAを称賛するブログエントリを書いている。以下は該当部分の引用。 Interestingly, I know of only one country that stayed away from the ever lower

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  • インフレ目標と危機への対処に関する実証分析 - himaginary’s diary

    というIMF論文が2/1に出ている(Mostly Economics経由)。正確なタイトルは「Inflation Targeting and the Crisis: An Empirical Assessment」で、著者はIrineu de Carvalho Filho。 以下はMostly Economicsの紹介の拙訳。 IMFのIrineu de Carvalho Filhoが、インフレ目標採用経済と非インフレ目標採用経済の危機におけるパフォーマンスの差を評価している。 この論文は、インフレ目標採用国が今回の危機をどう乗り切ったかを評価している。論文の目的は、将来の研究の手引きおよび動機付けとなるような定型化された事実の確立にある。 我々は、2008年8月以降、インフレ目標採用国がそれ以外の国に比べて名目政策金利をより低め、この緩和政策が、実質金利においてさらなる大きな差をもたらし

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  • 徒然なる数学な日々 at FC2 - FC2 BLOG パスワード認証

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  • ルールベースか、裁量ベースか - himaginary’s diary

    イタリア銀行のMassimo LibertucciとMario Quagliarielloというエコノミストが、このテーマについてvoxeuに書いている(Economist's View経由)。ただ、彼らの関心は、(現在日で関心を集めている)インフレ目標などの金融政策というよりは、金融安定化策(マクロプルーデンシャル)、とりわけ銀行の自己資比率規制政策にある。 彼らの提言は以下の通り。 Looking at pros and cons of the two extreme options (pure discretion and hard rules), we agree with the idea that a constrained discretion can be a viable compromise. Our favourite setting is however sli

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  • 徒然なる数学な日々 at FC2 - FC2 BLOG パスワード認証

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  • インタゲは4%で!? - こら!たまには研究しろ!!

    僕がインフレ目標型の政策を提言するときは「2-3%」というコトが多い*1のですが,IMFから平時4%の提言が! 主要国のインフレ目標「平時から4%に」IMFが提言 この記事の元ネタになったのが Blanchard, Dell'Ariccia, and Mauro, "Rethinking Macroeconomic Policy," IMF Staff Position Note もっとも即4%インタゲにすべしっていう提言ではないんですが,デフレに巻き込まれることを防ぐために,予備的に高めのインフレ目標水準を設定しておき,政策余地を残すという考え方は重要です.財政についても財政の健全性が「いざというとき」の財政政策の効果を高めることなどが指摘されています*2. ちょっち引用. It appears today that the world will likely avoid major d

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  • 2010-02-05 - himaginaryの日記 コメント 名無しさん名無しさん 2010/02/14 15:37 最近、自民だけでなく民主も消費税増税を騒ぎ出してます。 日銀も金融緩和に熱心とは見えない以上、デフレ期待が

    昨日紹介したシムズの論文では、金利がゼロに達した場合、金融政策だけではインフレ期待を起こすのが難しいので、財政政策とセットにしてインフレ期待を醸成するのが良いのでは、と提案している*1。 その結論部では、 FRBが一時的なインフレの2%以上の上振れを許容すると言わないまでも、デフレを忌避すると言っている。 米議会は増税を嫌っている。もし増税するならば2/3の多数派が必要。 という現状が、期せずしてインフレ期待を高める良い政策になっているのでは、という希望的観測を述べている。その一方で、財政と金融が協調して整合的な政策を打ち出せばもっと良くなるが、現在の足並みの乱れは政策に大きな不確実性をもたらしている、とも述べている。こうした観測は、日にもそのまま当てはまるだろう。 なお、昨日のエントリではサムナーもこのシムズの論文を評価していると書いたが、彼が評価したのは上述の財政との協調に関する部分

    2010-02-05 - himaginaryの日記 コメント 名無しさん名無しさん 2010/02/14 15:37 最近、自民だけでなく民主も消費税増税を騒ぎ出してます。 日銀も金融緩和に熱心とは見えない以上、デフレ期待が
  • クリストファー・シムズのリフレ理論 - himaginary’s diary

    VARを推奨する計量経済学者として有名なクリストファー・シムズ(プリンストンのHP)が、ゼロ金利制約下における金融・財政政策について小論を書いた。 Economist's Viewで全文が紹介されているほか、サムナーも自分と意見を同じくするものとして取り上げている。 以下はその第1節の前半と第5節の後半の拙訳。 I.ゼロ金利下限を扱った通常のニューケインジアンモデルが強く意味するところ 金融政策は、少なくとも2008年秋に至る数十年間の間は、金利政策と考えられてきた。ニューケインジアンの政策モデルは間違いなくそのように扱ってきた。ゼロ金利下限(zero lower bound=ZLB)では、政策当局者がさらに緩和的な姿勢を取ろうとする限り、金利は動かなくなる。表面上は、これは金融政策が麻痺状態にあることを意味するように見える。しかし、書に収録されているようなニューケインジアンモデルでは、

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  • 三菱UFJリサーチ&コンサルティング|2009.12.21 サーチ・ナウ:世界金融危機の行方と金融政策の効果

    1.世界金融危機の質 2007年半ばに生じた米国サブプライム・ローン危機は、2008年9月のリーマン・ブラザーズ証券の破綻、10月の世界同時株安を経て、世界金融危機へと深刻化した。 危機前の世界経済は、大安定(Great Moderation)とも呼ばれる、長期金利・物価の低位安定と新興国に代表される力強い経済成長を謳歌していた。ちなみに我が国が「失われた10年」とも呼ばれる長期の停滞から一息つくことが可能になったのも世界経済の好況という外部環境の影響が大きい。 長期金利の低位安定は資産価格の上昇を生み、物価の低位安定は投資や消費を促進する。そして皮肉なことに、金融危機の原因でもある「住宅バブル」は、ITバブル崩壊やアジア金融危機といった危機への対処策としてなされた金融緩和策、住宅購入促進策、金融資市場の自由化・技術革新といった要因に加えて、新興国の持つ潜在的な成長力への期待とい

    JD-1976
    JD-1976 2009/12/21
    たとえゼロ金利制約下でも期待に働きかける金融政策は有効ってことですね。勉強になるなあ。
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