ブックマーク / yasuyuki-iida.hatenablog.com (41)

  • 新刊出ます!『ゼロから学ぶ経済政策』(角川Oneテーマ新書) - こら!たまには研究しろ!!

    きたる11月10日に,角川Oneテーマ新書より『ゼロから学ぶ経済政策――日を幸福にする経済政策のつくり方』が発売されます! 今回のテーマは経済政策!!(……ってだいたいいつもそうですが).まだ書影が出てないですが,副題といい帯といいこれでもか!ってくらい盛ってますがなにとぞよろしく. ゼロから学ぶ経済政策 日を幸福にする経済政策のつくり方 (角川oneテーマ21) 作者: 飯田 泰之出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2010/11/10メディア: 新書購入: 11人 クリック: 124回この商品を含むブログ (23件) を見る 今回のの当初の執筆動機は,『ゼミナール経済政策入門』(岩田規久男・飯田泰之,日経済新聞社)にいただいたコメントが発端です.ありがたいことに多くの先生にテキスト指定いただいたようなのですが,使ってみてのコメントの多くは「入門書

    新刊出ます!『ゼロから学ぶ経済政策』(角川Oneテーマ新書) - こら!たまには研究しろ!!
  • 齊藤先生へのリプライ - こら!たまには研究しろ!!

    twitter上での僕の発言 iida_yasuyuki 日経済は長期均衡水準らしい……現状を非自発失業がない状態だと考えられる人はよほどにおめでたいと思う→ 【齊藤 誠 低生産性・高コスト構造を自覚せよ】 http://ow.ly/2UZv1 に対し,齊藤先生がコメントされているので,そのリプライを*1. 失業の自発性について まずは謝罪 「おめでたい」についてですがこれは素直に申し訳ありませんでした.普段比較的激しい論争の渦中にいることが多く,中傷というほどの気持ちではなくちょっとした皮肉のつもりで書いてしまいました*2.お気に障る表現になってしまいましたこと,大変申し訳ありません. そして反論 私自身には「斉藤先生は全ての失業を自発的失業だと主張している」と言うつもりはありません.サーチ理論に基づく均衡における(ある意味自発的ではない)均衡失業を教科書的な,または普段用いるタームに

    齊藤先生へのリプライ - こら!たまには研究しろ!!
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    JD-1976 2010/10/21
  • 「小野理論」批判のよくある誤解 - 2010-08-12 - こら!たまには研究しろ!!

    今日は話が長いので要点 小野先生の主張を批判している人の90%は小野先生の論文をまともに読んでいないし,残りの9%の人もロジックを誤解している 小野先生の今次の主張は小野モデルに依拠している.批判はモデルの論理or実証的妥当性に対して行うべし [追記:fromdusktildawnさんのブクマコメントによる] 「増税も福祉も再分配も便益ある公共事業も必要条件にはしていないってことか。で、まるでそれを必要条件であるかのように言って我田引水する人たちが大勢いると。」要するにそういうこと.労働市場のギャップ解消がメイン.あとのいろいろは「これがあったらもっといい」というオプション.ところがメディアではオプションの方が受けるし.人の記述も,一般誌に書き慣れていないせいだと思う,時々紛らわしいものになっていたのが小野先生の不幸の始まりかと. ここからが編だよ 小野善康先生といえば,菅首相のブレー

    「小野理論」批判のよくある誤解 - 2010-08-12 - こら!たまには研究しろ!!
  • 今週のいろいろ - こら!たまには研究しろ!!

    TBSがっちりアカデミー 気づいたら昨日初回特番が放送されてしまいました.これからもだいたい隔週くらいで出ると思います. 談話室沢辺 ポット出版のweb企画「談話室沢辺」で談話室沢辺 ゲスト:飯田泰之:実践派エコノミストが提案するベーシック・インカムというインタビュー記事が掲載されています.すごくリラックス〜!な取材だったので(そしてポット出版のわんちゃんに超癒されて)結構軽口叩いてます. オールニートニッポン巨椋修のFHN放送局 そして日曜日は久々のオールニートニッポン.昨年,PCや機材の維持困難で定期放送は終了してしまいましたが,いまも不定期な放送は続いているとのこと.放送は日曜18:30-20:00.テーマは『損得』の宣伝です.twitter上で質問を受け付けているとのことです.こちらもよろしく.

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  • 岡田靖氏(ドラエモン・銅鑼衣紋)氏関連 - こら!たまには研究しろ!!

    岡田さんとドラエモン 岡田靖(wikipedia) いちごBBS経済板 いちごBBSまとめログ 最近の岡田さんの公刊論文*1 岡田靖・安達誠司・岩田規久男「デフレ克服には金融政策のレジーム転換が必要」『エコノミックス』第7号、2002年春。 岡田靖・安達誠司・岩田規久男「大恐慌と昭和恐慌に見るレジーム転換と現代日の金融政策」原田泰・岩田規久男編著『デフレ不況の実証分析──日経済の停滞と再生』東洋経済新報社、2002年10月 岡田靖「デフレはどれくらい日経済を蝕んでいるのか」岩田規久男編『まずデフレをとめよ』日経済新聞社、2003年2月。 野口旭・岡田靖「金融政策の機能停止はなぜ生じたのか」岩田規久男・宮川努編『失われた10年の真因は何か』東洋経済新報社、2003年5月。 岡田靖・安達誠司・岩田規久男「昭和恐慌に見る政策レジームの大転換」岩田規久男編著『昭和恐慌の研究』東洋経済新報社

    岡田靖氏(ドラエモン・銅鑼衣紋)氏関連 - こら!たまには研究しろ!!
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    JD-1976 2010/04/12
  • 訃報です 2010-04-12 - こら!たまには研究しろ!!

    すでにtwitterでご存じの方もおられるかと思いますが,昨日(4月10日)夜にエコノミストの岡田靖さんが亡くなられました.1月半ばに入院されたものの,その後の回復は早く2月末には退院され,3月半ばには通常業務に復帰されていました.そのため,まさか突然このようなことになるとは考えていませんでした. 岡田さんは……びっくりするほど鋭く,あまりに(学問的に)潔癖で,呆れるほどに完全主義,そしてシャイな方だったため一般に名を知られることはなかった氏ですが,20年にわたって間違いなく日の経済論壇のキーパーソンの一人でありつつけた方です.80年代の第一次翁岩田論争の頃から金融政策論争の影の主役として活躍され,90年代末にはまさにワンマンアーミーのような活躍でネットにおける経済論壇を確立し,近年もまた浜田宏一先生をサポートして金融政策論争の縁の下の力持ちとして活躍されていました.そして,大和証券・C

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    JD-1976 2010/04/12
  • 経済は損得で理解しろ - こら!たまには研究しろ!!

    満を持して!「飯田泰之経済学入門講義の実況中継」の発売です.このの企画自体を頂いたのはずいぶん前でして,そういうわけで「構想5年*1!総制作費?円!!!」の大作ですので是非ご笑覧頂ければと思います. 『経済は損得で理解しろ』は3月12日発売! 世界一シンプルな経済入門 経済は損得で理解しろ! 日頃の疑問からデフレまで 作者: 飯田泰之出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2010/03/12メディア: 単行購入: 13人 クリック: 215回この商品を含むブログ (23件) を見る もう書影だけで突っ込みどころ満載なのですが,勝間さんのではなくて僕のです(笑)一見僕のには見えないので売れてくれるんではないかと期待していますが,どうせなら著者名もペンネーム*2にすれば良かったかと反省中.勝間さん&勝間さんの帯をもぎ取ってきてくれた担当さんに多謝です. さらにはなぜにエンター

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  • 2010-02-28 - こら!たまには研究しろ!! #コメント 菅原晃 2013/12/19 12:21 合理的期待形成、期待に基づく、インフレ政策ですが、一般的に、「今」と「将来」をごちゃごちゃにして、論じ

    2月17日に発売されました,勝間和代氏・宮崎哲弥氏との共著『日経済復活―一番簡単な方法』(光文社新書)に数多くのレスポンスをいただきありがたい限りです.飯田単独でリフレ政策について語ってもこれだけの反応が得られることはないでしょう.このでより多くの人に議論に注目頂けるようになったのではないかと思います. 日経済復活 一番かんたんな方法 (光文社新書 443) 作者: 勝間和代,宮崎哲弥,飯田泰之出版社/メーカー: 光文社発売日: 2010/02/17メディア: 新書購入: 5人 クリック: 405回この商品を含むブログ (52件) を見る もちろん批判的な意見もたくさん寄せられています.なかでもしっかりと返答をしなければ行けないと思うのが, アゴラ:飯田泰之氏への質問 - 池田信夫 【感想】『日経済復活 一番かんたんな方法』 -岩康志 です. 「アゴラ:飯田泰之氏への質問 - 池

  • 『日本経済復活――一番簡単な方法』本日発売! 2010-02-17 - こら!たまには研究しろ!!

    飯田です.満を持して今日発売.勝間和代さん,宮崎哲弥さんとの鼎談……とにかくデフレ脱却が必要で,そのために出来る手段はまだまだ残されているという. 日経済復活 一番かんたんな方法 (光文社新書 443) 作者: 勝間和代,宮崎哲弥,飯田泰之出版社/メーカー: 光文社発売日: 2010/02/17メディア: 新書購入: 5人 クリック: 405回この商品を含むブログ (52件) を見る 書の出版の経緯は,何おいても勝間さんが菅大臣(当時国家戦略担当)に行った脱デフレについてのプレゼンです.以前からリフレ政策に大きな関心を寄せていた宮崎哲弥氏が「一度勝間と話さなきゃいけない」とおっしゃっていたのをうけて,シノドス一同が策動した結果企画が実現しました. リフレ政策には3つのレベルがあります. 【モデレートなリフレ政策】0金利の解除条件を明確にし,その遵守を厳守させる法的な裏付けを与える

  • 勝手な解釈より本人の説明 - こら!たまには研究しろ!!

    各所で話題になっているBlanchardらの"Rethinking Macroeconomic Policy"ですが,ごくごく一部を切り抜いて勝手な解釈を加えるよりも,人の説明を読みましょう.というわけで,Blanchard人の会見の様子. IMF Explores Contours of Future Macroeconomic Policy インタビュアー(IMF Survey online:以下I):なぜあなたは今,新しいマクロ経済政策のフレームを紹介しようとするこの論文を発表したのですか. Blanchard:危機が徐々に落ち着きつつある今,マクロ経済のコントロールに関する我々の知識を再評価すべき時が来た.マクロ経済学者と政策担当者は80年代前半からの着実な景気循環の安定化傾向を高く評し,我々はマクロ経済のコントロール方法を会得したのだといいたい誘惑に駆られる.そして私たちはこ

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  • 長期フィリップス曲線は垂直ではない!? - こら!たまには研究しろ!!

    昨日紹介したIMFのペーパーに対するクルーグマンの感想.ブランシャールの話では手ぬるい! だって長期にもフィリップス曲線垂直じゃないもん!というエントリ.インフレが相対価格調整を容易にすると言うのは重要な論点.次はAkerlof, Dickens, and Perry紹介せんといかんね. 抄訳を載せようと思ったら,まとめるのめんどくさくてほぼ全訳になっちゃった…….強調は飯田による. The Case For Higher Inflation ↑元の記事はこちら オリヴィエ・ブランシャール(MIT教授,IMFチーフエコノミスト)は興味深く,重要な論文を公表した.同論文では経済危機がマクロ経済政策の分析をどう変容させたか,そして危機によってマクロ経済学はどう変わるべきかを述べている.中でも最も驚くべき結論は「各国中央銀行は目標インフレ率をあまりにも低く設定しすぎていた」という点であろう. ブ

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  • インタゲは4%で!? - こら!たまには研究しろ!!

    僕がインフレ目標型の政策を提言するときは「2-3%」というコトが多い*1のですが,IMFから平時4%の提言が! 主要国のインフレ目標「平時から4%に」IMFが提言 この記事の元ネタになったのが Blanchard, Dell'Ariccia, and Mauro, "Rethinking Macroeconomic Policy," IMF Staff Position Note もっとも即4%インタゲにすべしっていう提言ではないんですが,デフレに巻き込まれることを防ぐために,予備的に高めのインフレ目標水準を設定しておき,政策余地を残すという考え方は重要です.財政についても財政の健全性が「いざというとき」の財政政策の効果を高めることなどが指摘されています*2. ちょっち引用. It appears today that the world will likely avoid major d

    インタゲは4%で!? - こら!たまには研究しろ!!
  • 『日本経済復活一番簡単な方法』見本出来! - こら!たまには研究しろ!!

    さて,twitter等で既にご存じの方も多いかと思いますが……1月に勝間和代氏・宮崎哲弥氏と日経済について鼎談を行いました.そして荻上チキ氏の編集協力の下! 『日経済復活一番簡単な方法』(光文社新書)がいよいよ完成です.発売は2月17日. blogを読まれている方には「耳タコ」な話も多いかと思いますが,是非今一度の確認に.そしてなんといっても勝間・宮崎両氏のおかげで完全なシロートにもreadableに仕上がっていますのでご友人上司・部下・恋人・論敵へのプレゼントにも最適です. 日経済復活 一番かんたんな方法 (光文社新書 443) 作者: 勝間和代,宮崎哲弥,飯田泰之出版社/メーカー: 光文社発売日: 2010/02/17メディア: 新書購入: 5人 クリック: 405回この商品を含むブログ (52件) を見る 書の姉妹編(?)として,勝間さんがミクロ主体へのデフレ対策を上梓さ

    JD-1976
    JD-1976 2010/02/14
    これは売れそう。ていうか買う。
  • 1月25日朝日新聞朝刊「論壇時評」 - こら!たまには研究しろ!!

    うちは朝日新聞とってない上にちょうど出張中だったので気づくのが遅れましたが,松原隆一郎氏が僕も参加した『VOICE』2月号(1月9日号)「大討論会:デフレ地獄脱出への処方箋」にかなりの紙幅で言及されています.けっこ〜誤解が多いので,すでに田中秀臣氏が事実誤認の指摘をされていますが,少々コメント. 飯田泰之は、グローバリズムのもとでは財政政策は金利を高め資流入を招いて円高をもたらし、輸出を減らすため効果が弱いとするマンデル-フレミングの理論が日に当てはまるとして、 これは参加者の菊池英博さんも誤解されているようですが,僕の話は 実証的に財政政策の効果は低下している その理由としてはマンデル=フレミングモデルが考えられる という話.マンデル=フレミングモデルは論旨の中心ではない. ちなみにもう一つの可能性は中立命題だけど,これは畑農先生のカルマン・フィルターによる研究やYano, Iida

    1月25日朝日新聞朝刊「論壇時評」 - こら!たまには研究しろ!!
  • うわ!予想よりひどい!! - こら!たまには研究しろ!!

    量的緩和への移行あたりでお茶を濁すんじゃないかと思ったら……それすらもやらない.一応の希望としては明日の会談でもう一つ譲るための材料というみかたもあるみたいだけど,そうじゃないんじゃないかなぁ.もうね……政府は総裁の罷免,日銀法の改正まで含めた議論を始めないといけない. 以下は12時半頃のエントリ

    うわ!予想よりひどい!! - こら!たまには研究しろ!!
    JD-1976
    JD-1976 2009/12/01
    日銀は「予想どおりに不合理」でござる、の巻
  • インフレの起こし方 - こら!たまには研究しろ!!

    さて,途中ちょっとしたブレイクを挟みましたが,題の「インフレはどうやって起こすの?」に行きましょう. まず,未来永劫にデフレギャップがあって景気は悪く,物価下落は継続の経済というのはありません*1.というよりも長い期間*2需要不足による不況が続くと,倒産による関係特殊的人的資が毀損し,資金不足によって研究開発投資も,労働者のOJTもすすみませんから潜在成長率が低下し……いつかはデフレギャップは一応はなくなるでしょう*3. ポイントは将来のインフレ/好況 企業にとっての問題は外生的に起きたショックに対して起きる景気の拡大がどの程度のものなのかという点につきます.将来の好況がかなりのもので,それにのっかればしっかりと儲かるならば,たとえ現時点で不況だとしても人とモノに投資をする気になるでしょう. これはインフレ率についても同じコトです.財の価格の上昇が比較的長期間にわたる,そして将来の資産

    インフレの起こし方 - こら!たまには研究しろ!!
    JD-1976
    JD-1976 2009/11/12
    逆に読むと、なんで日銀がインフレ目標をやりたがらないのかが想像できるっていう。
  • 潜在成長率と景気対策の余地 - こら!たまには研究しろ!!

    予告では早速「インフレの作り方」に移る予定でしたが,その前にちょっと間奏曲を入れてみましょう*1. リフレ寄りの人,批判的な人双方に共通してみられる問題点があると思います.それが「潜在成長率の向上」と「安定化政策」をまるで対立するものかのように論じがちなところです.昨日のエントリでもお話ししたように,安定化政策の成功は政治的にも,データの面で見ても潜在成長率向上に資するのです.そして,安定的な成長を遂げる経済,均衡実質利子率がある程度高い経済では安定化政策も容易になるでしょう*2. 現在の日では労働力・資の遊休が発生しています.要はデフレギャップです.現在の日においてはこの「ギャップを埋める」だけでも経済状態の改善が可能なのです.つまりは今使われていない潜在力を発揮するだけでけっこう成長出来てしまうと言うわけ.潜在的な能力の向上も大切だけど,こういう実力を出し切っていない部分も活用し

    潜在成長率と景気対策の余地 - こら!たまには研究しろ!!
  • 金融政策論争 - こら!たまには研究しろ!!

    ここ数日,ネットはもとより雑誌・新聞等でも金融政策についての関心が急激に高まっており,望ましい限りです.それにしても勝間和代氏の影響力の大きさにびっくり*1…….今回の勝間レクチャーはともすると専門家の中だけで議論されるにとどまりがちであった金融政策の話を多くの人に重要な課題として認識していただく大変大きな契機に,そしてもしかしたら歴史的な政策転換への出発点となるのではないかと思います. 一連の論争で現在の日の金融政策の問題点とその改革を巡る論争をはじめて知ったという人もいるでしょう.そして,その議論に大いに説得された人,疑問視する人様々だと思います.むろん飯田は, デフレが大きな問題であり,その脱却が必要である デフレからの脱出のためには金融政策方針の転換 2%程度の安定的なインフレを目指す政策を実施すべきである と考えております.これらをネット上の呼び名にしたがってリフレ論と呼びまし

    金融政策論争 - こら!たまには研究しろ!!
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    JD-1976 2009/11/09
  • FAQ「デフレ以外にも問題があるんではないの?」 - こら!たまには研究しろ!!

    デフレ脱却とそれによる景気の拡大の議論に対するもっともプリミティブな批判はこのような「他にも問題はある」論ではないでしょうか.これは全く正しい.そして正しい故に無意味です. 経済政策は3つに大別されます.成長政策・安定化政策・再分配政策です.デフレの問題は主に第二の安定化政策に関するもので,安定化政策が行われれば成長政策や再分配政策は不要であるというわけではありません.日の経済政策は,成長・安定・分配ともに大きな問題を抱えており,それぞれに対応が必要でしょう. そして,成長政策・分配政策がどのような方向に進むにせよ,そのためにはデフレ脱却という援護射撃は重要な役割を果たします. 第一の論点は,成長政策と再分配政策の関連性です.デフレ下では現金に代表される名目固定的な資産の保有が有利になります.例えばデフレ下では100万円分の砂糖を買って1年間置いておいたら*1,デフレによる値下がり分損し

    FAQ「デフレ以外にも問題があるんではないの?」 - こら!たまには研究しろ!!
  • 2009-10-27 - こら!たまには研究しろ!! : 駒澤大学経済学部60周年記念シンポジウム

    さて,すでに方々で宣伝していただいていますが……来る11月14日・15日に駒澤大学経済学部60周年記念シンポジウムが開催されます.14日はシノドス(ってわけじゃないんだけどメンツがいかにも),15日は宇沢弘文先生ですよ〜! とりあえず若手ごっそり&重鎮中の重鎮ということで,2日続けて来ていただくと統計的には論壇の平均的な姿を知ることが出来るんではないかと*1. 経済学部創立60周年記念シンポジウム →http://www.komazawa-u.ac.jp/cms/news/20090928eco ◆『不思議の国ニッポンの経済・文化・社会』 ◆11月14日(土) 13:00〜16:30 (受付12:40〜) ◆会場:駒沢キャンパス記念講堂 ◆コーディネーター:芹沢一也氏(思想家,株式会社シノドス代表) ◆シンポジスト  :飯田泰之(駒澤大学経済学部准教授) 荻上チキ氏(評論家・批評家) 鈴木

    2009-10-27 - こら!たまには研究しろ!! : 駒澤大学経済学部60周年記念シンポジウム
    JD-1976
    JD-1976 2009/10/27
    「インタゲ・リフレ論はクルーグマンを教祖としているってイメージ」これは山形さんの影響じゃないかなあ。