ブックマーク / shinichiroinaba.hatenablog.com (8)

  • 岡田靖=ドラエモン(銅鑼衣紋) - shinichiroinaba's blog

    おそらくは黒木玄と並ぶ「リフレ派」立役者。岩田規久男・浜田宏一両先生も彼がいなければここまでリフレーション政策にコミットしていたかどうか定かではない。 生前一度だけ酒席でお会いしたことがある。巨体に似合わぬ、いや巨体に似つかわしい含羞の人であった。大ネタ『ガンダム経済学』を振り出さないまま、ついに行ってしまわれた。 それ以前に、いちごでドラエモンを呼び出して『経済学という教養』草稿を見ていただいた。そのとき初めてドラエモン=岡田靖であることを知って驚倒し、「世間は狭い」と思ったものである。ジェーン・ジェイコブズを扱った『地図と磁石』第二部(『教養』文庫増補版に援用)に過分なお褒めをいただいたことが懐かしい。 こちらのエントリがコメントも含め便利。

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    JD-1976
    JD-1976 2010/04/12
  • 娘の中学受験 - shinichiroinaba's blog

    小島さんや吉田君も報告されているので私めも。 「ゆとり教育」の薄さと横浜の児童福祉・公教育の惨状(保育園は少ないし児童館はそもそも存在しないしそもそも中学校で給がないってどういうことなの)に恐怖して私立受験準備を開始したのは割と早かったわけですが人が嫌がったので塾には通っていない。基は某Z会。 渡米前4年生終わりには某日能研の模試で偏差値55程度を叩き出すも、1年間の渡米が災いして帰国直後6年生4月に受けた模試では40を切る。 どうせ塾に入れても選抜クラスには入れないし、それだったら在宅受験でもかわらないし、意外と金もかかるし、というので思い切ってプロ家庭教師にお願いする。娘もなつき、来の時間を大幅に超えて熱心にやってくださったが、正味の時間の半分くらいしか狭い意味での「受験勉強」はしていなかった。せっかく家にゲームがない状況なのに娘にDSやらせないでください先生。 模試の偏差値は

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    JD-1976
    JD-1976 2010/02/24
    「貧乏人は勉強するなってことですか?」…うへえ(泣)
  •  「無能な者たち」をめぐって - shinichiroinaba's blog

    http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/post-e7c7.html 「無能」にまつわる小玉重夫の議論は言うまでもなく田崎英明『無能な者たちの共同体』を踏まえたものであるが、田崎の語り口は小玉のそれに比べるともう一段ガードが堅い。 小玉の語り口は余りにも見え見えというか、謙虚なそぶりをした傲慢、無防備なルサンチマンの露出という弱点がある。もちろん小玉による「無能」論は田崎のそれと無縁というわけではなく、韜晦気味の田崎の議論をわかりやすくパラフレーズしたものであるといってよいが、田崎の表現はもっと不気味なものだ。小玉の議論がわかりやすく謙虚なそぶりにおいて、すなわち「無能」に対する「有能」の優位をとりあえず認めつつそれを脱構築し逆転するという形で論が示されているのに対して、田崎はより直截に臆面もなく、「無能」の「有能」に対する優位を

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    JD-1976
    JD-1976 2009/12/24
    「無能の人」「ダメの人」のジレンマ。
  • 12月13日シノドスセミナー・メモ - shinichiroinaba's blog

    お客様の半分以上が編集者ってどういうことなの……。 ついでになぜか仁平典宏さんが来ていました。 配布はしなかったものの用意しておいたメモに基き、当日しゃべったことのアウトラインを公開します。 ========= 社会学の居場所              稲葉振一郎 1 なぜ拙著『社会学入門』は『社会学という教養』というタイトルにならなかったのか? → ベタベタで洒落にならないから避けた。 → なぜ「社会学」は「教養」と親和的なのか? 社会学は人文(科)学か(社会)科学か? 人文(科)学とは何か? 社会学の対象=社会的に共有された意味の体系 社会学の野望=その(変容可能性の)一般理論 →それは不可能である。 ではこの野望はナンセンスだったのか? No and yes. 2 「工学」――既知の法則一定との仮定の下、今後の状況を積極的に予測・構築 「科学」――状況の定常性の仮定の下、その背後の未

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  • 「分類思考」の呪縛からは逃れられません - shinichiroinaba's blog

    三中先生の新著を読んでつらつら考えた。 存在論的に見れば「種の論理」「分類思考」は錯誤であるとしても、認識論的に見ればそれは人間にとって不可避である、ということ。 それはたとえば、人間にとって「種」という枠組によって認識したいことは、「個としての種」だけではなく「複数の種からなる複合構造」でもあるからではないか。 この間、中西洋先生の整理にならいつつ、講座派・対・労農派(宇野派)の、更に言えば「構造」思考・対・「段階」思考の対立という構図で「日主義と労働問題」研究の復習をしてきたわけだが、ぶっちゃけて言えば「構造」思考も「段階」思考もどちらもけっきょくは「種」の論理であり「分類思考」のバリエーションに他ならないわけです。(そういえば、マルクス主義者グールドの「断続平衡説」は発展段階論に他ならない。) いわゆる近代経済学というか、新古典派系統の経済史学においては、どちらかというと質的断

  • 稲葉振一郎『社会学入門』(NHKブックス)見本出来・プラス・ミス修正 - shinichiroinaba's blog

    いや、実はあんまり疑ってないんですが。 社会学入門 〈多元化する時代〉をどう捉えるか (NHKブックス) 作者: 稲葉振一郎出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2009/06/26メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 18人 クリック: 224回この商品を含むブログ (121件) を見る 一部関係者には来週頭にお届けします。 6月30日発売予定(早売りが28日頃から)。 ・修正 116頁図7-2ならびに118頁「近代と現代の転換期」6行目 ×「長い20(二〇)世紀」 → ○「長い19(一九)世紀」 5年に1回くらいは改訂して細く長く売りたい。

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    JD-1976
    JD-1976 2009/06/23
    予約しました。
  • 振一郎『社会学入門』(NHKブックス) - shinichiroinaba's blog

    社会学入門 〈多元化する時代〉をどう捉えるか (NHKブックス) 作者: 稲葉振一郎出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2009/06/26メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 18人 クリック: 224回この商品を含むブログ (121件) を見る 6月30日発売予定(早売りが28日頃から)。 表紙は草間彌生先生のインスタレーション「ハーイコンニチワ!」より。

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    JD-1976
    JD-1976 2009/06/09
    買います。ただの入門書ではありますまい。
  • アレクサンダー・マコール・スミス『No.1レディーズ探偵社、本日開業』(ヴィレッジブックス) - shinichiroinaba's blog

    「サバンナのミス・マープル」というふざけたコピーがついたボツワナが舞台の私立探偵もの。著者はローデシア(現ジンバブエ)出身のスコットランド人で医療法学者。シリーズ中3巻邦訳済みでストップだが、この春ソウルディーヴァのジル・スコット主演でドラマ化、英BBCと米加HBOで放映開始。日でも放映となれば続刊されるだろうが。 No.1レディーズ探偵社、日開業―ミス・ラモツエの事件簿〈1〉 (ヴィレッジブックス) 作者: アレグザンダー・マコールスミス,Alexander McCall Smith,小林浩子出版社/メーカー: ソニーマガジンズ発売日: 2003/09メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (7件) を見るキリンの涙―ミス・ラモツエの事件簿〈2〉 (ヴィレッジブックス) 作者: アレグザンダー・マコールスミス,Alexander McCall Smith,小林浩子出版

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    JD-1976
    JD-1976 2009/03/23
    「サバンナのミス・マープル」
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