「韓国人が日本の対馬で盗んだ仏像2点を返してほしい」 先月29日、神奈川県横浜市で開かれた韓日文化長官会議で、下村博文・文部科学相が予定になかった発言をした。これに対して、金鍾徳(キム・ジョンドク)文化体育観光部長官は、「日本にある韓国文化財約6万6800点の取得経緯をユネスコ条約によって明らかにしよう」と応えた。 下村文科相が言及した仏像は、2012年10月に韓国人文化財窃盗団が、対馬の神社や寺から盗んで韓国に持ち込み、摘発されたものだ。2つの仏像は統一新羅と高麗時代に製作された。この文化財を日本に返す問題について、「日本が強奪したものであり返還してはならない」という意見と「強奪品という証拠がないため返さなければならない」という意見が対立した。裁判所は昨年2月、「日本が仏像を正当に取得したことが明らかになるまで返還してはならない」という決定を下した。 1965年の韓日協定締結後、日本は一