小林製薬の「紅麹」をめぐる健康被害の問題で、「想定していない成分が含まれている可能性がある」と会社が公表している製造番号のサプリメントについて、読売テレビが専門家に独自に分析を依頼したところ、「プベルル酸」と近い性質を持つ化合物が存在することがわかりました。また、分析した専門家は「プベルル酸は専門家の間でもこれまで注目されてこなかった」として、分析の難しさについても指摘しました。 健康被害が出ている機能性表示食品「紅麹コレステヘルプ」について、小林製薬は「想定していない成分が含まれている可能性がある」として、18種類の商品の製造番号を公表しています。 今回、読売テレビではこのうちの1つの商品を入手し、生体成分分析が専門の近畿大学薬学部の多賀淳教授に分析を依頼しました。 分析方法は小林製薬が行ったとしている調査と同じ「高速液体クロマトグラフ」で行いました。また、原因物質の可能性が高いとしてい