群馬県高崎市の県立公園「群馬の森」にある朝鮮人追悼碑が県の行政代執行で撤去され、1カ月が過ぎた。撤去を受けて杉田水脈衆院議員(自民)は「噓(うそ)のモニュメントは日本に必要ありません」と発信。他の追悼碑を攻撃する歴史否定も起きる中で、日本の植民地支配を背景とした労働動員とその負の歴史と向き合うことで、次の友好を紡いでいこうと、対抗する市民の動きも広がっている。(岸本拓也、山田祐一郎、安藤恭子) 「群馬の森の追悼碑はなぜ撤去されたのか。右派の攻撃が背景にある」「教科書からも『強制連行』の言葉が消された経緯をパネルで考えたい」。東京都新宿区の高麗博物館で2月29日、市民が議論を重ねていた。今夏の企画展「『強制連行』『強制労働』の否定に抗(あらが)う〜各地の追悼・継承の場をたずねて〜」開催に向けた準備だ。
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