日本企業はイノベーションを強化し、顧客との関係を再構築しようとしている。デザインはこれらを実現する上で極めて有効な手段となる。 日本の経営幹部の多くが、従来のコア事業の外に成長の源を求めるようになっている。他社との差別化と競争優位性を生み出す源として、イノベーションが果たす役割が重要視されている。イノベーションは、単に科学的な発明を意味するのではなく、顧客ニーズに新しい解決策を提供することを意味する。新しい解決策は、新しい技術によって実現されることもあれば、既存のテクノロジーを従来とは違う組み合わせることで実現される場合もある。 残念ながら、日本はかつてのトップイノベーターとしての地位を失っている。WIPO (World Intellectual Property Organization、世界知的所有権機関) が公表している2021 年のグローバルイノベーションインデックスでは、日本は1
この記事に関連する話題: プロダクト開発者に求められる、これからの「倫理」の話をしよう。 プロダクトマネージャー (PM) としてのこれまでの私的な経験を踏まえて、『プロダクトマネジメントのすべて 事業戦略・IT開発・UXデザイン・マーケティングからチーム・組織運営まで』を読んで思ったことをつらつらと。 (8/12 追記)冒頭で示しているように、本記事ではPM=プロダクトマネージャーとして表記しています。後述の通りPMとプロジェクトマネージャーは異なるものであり、後者に対して略記は用いていません。 プロダクトマネージャーは本当に“魅力的な職業”か “完璧な世界”など存在しない 良かった点 「PMはミニCEOである」という言説や「PMとプロジェクトマネージャーの違いは?」というよくある質問に対する補足 「プロダクトの成功」を定義するところから始めることの重要性 PMの武器は信頼、情熱、共感、
Do any of these experiences sound familiar? You get to the bottom of the page and realize you have no idea what you just read. Entering a room, you've forgotten why you went there in the first place. Looking up from your phone, you realize you've been scrolling for way too long. What happened? Your attention lapsed. And it lapses a lot, so much so that, according to research, we are missing 50 per
デジタルトランスフォーメーション(DX)が叫ばれる昨今のソフトウェア開発では、短期間での開発や、ニーズに合わせた頻繁なアップデートが求められる傾向にあるでしょう。これに対応するため、少人数、短期間の開発を繰り返す、アジャイル開発を取り入れる組織も増えつつあります。 スクラムというフレームワークでアジャイル開発を行う場合、「スプリント」と呼ばれる短い期間で要件定義から開発、テストまで、システム開発における一連の流れを繰り返します。しかし、テストはその性質上スプリントの最終段階で実施するため、どうしても不十分な結果となってしまいがちです。 そんなアジャイル開発において生じる「どのようにすれば品質を保証しつつソフトウェアをリリースできるのか」「テストの選定方法とその進め方をどうすべきか」という疑問に、本eBookでは答えます。 全5回の連載内容を読めば、きっとアジャイル開発のテストをどう進めたら
仕事や学業で忙しい毎日。なかなか気が晴れず、心の疲労を感じている……。 そのような状態であっても、幸福感を維持できるメソッドがあります。それは、“紙に書く” というシンプルなもの。 STUDY HACKERでは、これまでに多くのノート習慣を紹介してきました。今回は、そのなかから「幸福感を高める」習慣を3つ厳選して、筆者の実践報告とともにご紹介します。 幸福度を高める習慣1「ジャーナリング」 漠然とした不安を抱えている。感情の波があり落ち着かない……。そんな人におすすめしたい習慣が「ジャーナリング」です。 ジャーナリングとは、頭のなかに思い浮かぶことを、手を止めずに一定時間書き続けること。あれこれ判断せず、あるがままに書き、“いまここ” に集中する状態をつくり出すことから、「書く瞑想」とも呼ばれています。 「書く行為」が心の癒しにつながる――これを発見したのは、テキサス大学教授で社会心理学者
鴻上尚史さん(撮影/写真部・小山幸佑) 「女って面倒な生き物ですか?」と問う32歳女性。この言葉に切ない気持ちになってしまったという相談者に、鴻上尚史がまず分析した「一般化の誘惑」とは? 【相談119】鴻上さん、女性って面倒な生き物だと思いますか?(32歳 女性 モウマンタイ) はじめまして。 人生相談というほど、大きい悩みではないのですが、気になることがあり投稿いたしました。 私の気になっていることは「女性って面倒な生き物なのか?」ということです。 正直、生きていて「女性って面倒だな」と思ったことがありません。 勿論、面倒だなと感じる人はいますが、それはその人が起こした事案や態度が面倒なだけで、男女関係なく、もしかしたら馬でも猫でも面倒だと感じる可能性が高いと思うからです。 学生時代は「女性って面倒!」と発言しているクラスメイト(女性)に、どのあたりが面倒と感じるのか? その面倒な部分が
昨年、日経BPから刊行した『世界最高峰の経営教室』。経営学者を中心に、世界トップクラスの研究者17人から、ビジネスに示唆のある話を引き出したインタビュー集だ。 知的刺激に富む論考をバラエティー豊かに取りそろえることを狙って編集したが、読者からは、「教授一人ひとりの話が短くて読み足りない」との声が、多く寄せられた。 そこで今回から、同書に登場する、「ダイナミック・ケイパビリティ」の生みの親、米カリフォルニア大学バークレー校のデビッド・ティース教授のロング・インタビューを、数回に分けてお届けする。 さらに、米スタンフォード大学のチャールズ・オライリー教授については、日経ビジネス有料読者向けに独占収録した「両利きの経営」の特別講義を公開する。1月20日20:00スタート。視聴登録はこちらから。 ティース教授が提唱された「ダイナミック・ケイパビリティ」への関心が高まっています。ダイナミック・ケイパ
ビジネスコンサルタント・著述家 株式会社東芝を経て、アーンスト&ヤング、キャップジェミニ、クニエ等の米仏日系コンサルティング会社にて業務改革等のコンサルティングに従事。近年は問題解決や思考力に関する講演やセミナーを企業や各種団体、大学等に対して国内外で実施。主な著書に『地頭力を鍛える』(東洋経済新報社)、『具体と抽象』(dZERO)『具体⇔抽象トレーニング』(PHPビジネス新書)、『考える練習帳』(ダイヤモンド社)等。 アーキテクト思考 ニューノーマルの時代にはこれまでの勝ちパターンは通用しない。変革期の思考回路をインストールする必要がある。それがアーキテクト思考だ。アーキテクト思考とは、具体と抽象を行き来して、全体構想を描ける力のこと。俯瞰し・ゼロベースで考え・仮説を立て・自力で絵が描けるようになる「究極の思考力」を身につけよう! バックナンバー一覧 ニューノーマルの時代にはこれまでの勝
技術的負債の放置、リリース直前に炎上――アジャイル開発で陥りがちな問題とその原因とは:アジャイル開発における品質管理(1)(1/2 ページ) 少人数、短期間の開発を繰り返すアジャイル開発では、どのようにすれば品質を保つことができるのだろうか。本連載では、アジャイル開発における品質管理の手法を解説する。初回は、アジャイルテストの基本的な考え方と戦略について、2回に分けて解説する。前編となる今回はアジャイル開発において発生しがちな問題とその原因について。 2021年2月、新型コロナウイルス接触確認アプリ(通称「COCOA」)にて、約4カ月もの間正しく動作していなかったというニュースが話題となりました。ここでは詳述を控えますが、社会的に重要で、人々の関心も高いアプリケーションでの問題ということもあり、テスト体制や環境構築の不備、品質管理に関する問題などに注目が集まりました。 COCOAに限らず、
お客さまと同じ立場に立ち共にサービスをよくしていく――お客さまのマインドまでも変えていく大規模システムでのUXデザインへのチャレンジ NTTデータでサービスデザイナーとして働いている、HCD-Net認定 人間中心設計スペシャリストの風間みなみ氏。モバイル系の部署に所属し、お客さまの新規サービスや既存サービスの改善に関わっているそうです。人間中心設計の思想に基づき、仮説立案からサービスリリース後の改善まで、お客さまと二人三脚でエンドユーザにサービスを届けています。現場でどのような活躍をされているのか、お話を伺いました。 NTTデータ サービスデザイナー、HCD-Net認定 人間中心設計スペシャリストの風間みなみ氏 ひとつひとつのエンドユーザの声が届いた結果、顧客の中に変化が生まれ、一緒にサービスを良くしていく 当時は、エンドユーザを中心に考えられていない案件のほうが多かったと、風間氏は数年前
こんにちは。BASE BANK 株式会社 Dev Division にて Manager をしている東口(@hgsgtk)です。 昨年 2020 年は本ブログにて個人の足し算ではなく掛け算で成果が出せるようなチームを目指したアジャイル開発の取り組みを継続して紹介してきました。 チーム開発の潜在的課題が見つかる振り返りワーク「Mad Glad Sad(喜、怒、哀)」 少人数でのアジャイル開発への取り組み実例 (一歩目の踏みだし方) | 詳説 | July Tech Festa 2020 登壇レポート アジャイル開発におけるユーザーストーリー分割実践 〜画面リニューアルの裏側〜 これらの考え方やプラクティスは全体の一部で、開発チームとしての組織ローカルなプラクティスを『BANK DEV 白書』として整理しています。『BANK DEV 白書』では次のような内容を整理しています。 一般的なアジャイ
成長戦略の柱に経済と環境の好循環を掲げ、グリーン社会の実現に注力している菅政権は、2050年までに「カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」と宣言している。 カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現のため、大きな貢献が期待されているのが「水素」であり、中でも「グリーン水素」が注目されている。改めて、その実態と可能性を探っていきたい。 脱炭素化の世界的なキーワードは「カーボンニュートラル」 日本では脱炭素社会とともに使われることが多い「カーボンニュートラル」とは、地球温暖化の主な原因となる二酸化炭素排出量を抑制するための概念。「ニュートラル(=中立)」という言葉からわかるように、これらは「カーボン(=炭素)」の排出量をゼロにしようというものではない。 二酸化炭素の「生産などによる排出量」と「植物の光合成などによる吸収量」を同量にし、実質的な二酸化炭素排出量をプラスマイナスゼロにすること
環境先進国かつ、イノベーションの発信地としても知られるフィンランド。その強さの背景にあるものとは(写真はエスポー市の様子)。 画像:Shutterstock 日本政府が2050年までの実現を目指すと表明した「脱炭素(カーボンニュートラル)社会」。 企業の多くが、製造過程で大量のCO2を発生させる石油を原料とするプラスチックからの脱却に本気になり始めている。 ただし、脱炭素や脱プラスチックを実現するカギの1つとも言える政府と企業との官民連携には課題が多い。 「官民連携のイノベーション創出」の先駆者とも言える国が、フィンランドだ。国立研究所「フィンランド技術研究センター(VTT)」からは大型の資金調達をしたり、上場を達成したスタートアップも生まれている。 フィンランドの“強さ”の秘密を、VTTの所長兼CEO、アンティ・バサラ氏に聞く。 フィンランドは、環境先進国、そしてイノベーションの発信地と
キャッシュレス化のカギはクレカ! お店を悩ます「加盟店手数料が高い問題」を考える:海外の動向は?(1/4 ページ) 日本は世界でもキャッシュレス化が遅れているといわれてきました。キャッシュレス比率は2016年時点で19.9%でした。19年には26.8%にまで上昇していますが、先進諸国はキャッシュレス比率が軒並み50%を超えています。さらに日本の目指すキャッシュレス比率は25年に40%です。目標実現にはまだ遠い状況です。 私はそのカギを握るのは、クレジットカード決済(以下、カード決済)であると考えています。キャッシュレス決済比率の1位はカード決済だからです。しかし、その利用率を上げるためにはさまざまな課題をクリアしなければなりません。特に、カード会社に支払う事業者の加盟店手数料負担がどこまで軽くなるかがポイントであると考えています。
スーパーなのに「18時」閉店!? コロナ禍の「時短時代」を生き抜くヒントを探る:店舗運営のこれから(1/6 ページ) 大阪、兵庫、京都、東京の4都府県を対象に4月25日~5月11日までの期間、緊急事態宣言が出ました。また、4月20日~5月11日まで、埼玉、千葉、神奈川、愛知の4県に「まん延防止等重点措置」が適用されています。緊急事態宣言では酒を提供する飲食店や大型商業施設に休業要請が、まん延防止等重点措置では飲食店などに時短要請がそれぞれ行われます。5月のゴールデンウイークで売り上げをかさ上げしたい店にとっては大打撃です。 一方、このような時代に業界の慣習を打ち破り、まったく新しい考え方で店舗営業することを決めた企業があります。大手食品スーパーでありながら、競合激戦区にある店舗を18時閉店としたロピア(神奈川県川崎市)です。「時短時代」に小売り・サービス業はどのような発想で経営をしていくべ
紙の書籍と電子書籍には決定的な違いがある。ITジャーナリストの三上洋さんは「紙の書籍は所有物だが、電子書籍には所有権はない。あくまでも『利用権の購入』なので、規約違反などでアカウントが停止されれば、すべての蔵書を一瞬で失うことになる」という――。 Kindleに保存した4000冊の本が突然読めなくなった 2021年8月下旬に「Kindleの4000冊の蔵書が吹っ飛んだ」という匿名の投稿が話題になりました。投稿者は、Amazonギフト券をほかから安く買って定期的に使用していたことから、Amazonアカウントが永久凍結され、結果としてKindleにあった約4000冊もの電子書籍が消失してしまったというのです。 匿名記事とは言え、実際にありえる話です。Amazonの規約には、不正利用やギフト券の不正使用などがあった場合、アカウントを停止すると書かれています。もしAmazonアカウントが停止されれ
顧客は商品やサービスを購入するとき、購入先の企業が“信頼に値するか"を重視する―。HubSpot Researchの調査※によると、消費者の63%が「信頼できない企業からの購入を減らす」と回答。この数字はコロナ禍前と比べて約1.5倍に増加しており、信頼重視の傾向が強まっているとわかる。“信頼”は理屈を超えた感覚的なものだけに、向上させる方法論を確立しにくいが、企業はどのように信頼性を培っていけばいいのか。「右脳思考」を提唱する早稲田大学ビジネススクール教授の内田和成氏と、HubSpot Japanの伊佐裕也氏が、社会で求められる“信頼されるブランドづくり"について語り合った。 ※HubSpot Research「Consumer COVID Survey」2020年4月実施 内田:2020年の春、日本中でマスク不足の騒ぎが起きましたね。やや落ち着いた頃、海外製マスクが入ってきても、多くの消
――作文を夏休みの宿題に設定した学校も多いと思いますが、書くことに対して苦手意識を持つ子どもは少なくありません。田中先生は、どのような作文指導を行っていますか。 僕は14年間、「作家の時間」という実践を続けています。これは米国発の「ライティング・ワークショップ」という実践で、日本でも同名タイトルの著書が新評論から出版されています。 この本を翻訳した吉田新一郎先生や軽井沢風越学園校長の岩瀬直樹先生らが国内で実践を広めてきましたが、僕は14年前、その実践者グループの1人である甲斐崎博史先生と同僚でした。当時、甲斐崎先生の教室をのぞくと、子どもたちが喜々として書くことに取り組んでいました。それを見て感動し、僕も取り入れるようになったのです。 プロの作家と同じプロセスを体験させる ――「作家の時間」と一般的な作文指導は、どう違うのでしょうか。 「作家の時間」が目指すのは、「自ら書こうとする『書き手
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