皆さんこんにちは。 奈良県平群町は生駒山地と矢田丘陵に挟まれた谷間の町ですが、中世以来の城跡が多く残されている町です。 町内で最も有名な城跡は、松永久秀が大和侵攻の拠点とした信貴山城ですが、その他の城跡は文献資料に乏しく、城郭遺構が残されているものの、城主ばかりか城の名前も定かでない城跡がほとんどです。 町内南東部にある椿井城も、そういった城跡の一つになります。 椿井城とは 山麓~登城口 椿井春日神社境内 城内 土橋 南副郭 堀切 南主郭 周辺情報 参考文献 リンク 椿井城とは 椿井城の場所はこちら。 矢田丘陵の南西に突き出した尾根の上に築かれた山城です。 四条畷(大阪府四条畷市)から竜田(奈良県斑鳩町)を結んだ清滝街道(現国道168号線とほぼ並走)と、平等寺で清滝街道から西に分かれ東の松尾寺・大和郡山方面へ抜ける街道を見下ろす位置に、南北二つの曲輪群が約250mにわたって築かれました。