農林水産省は、熊本県産として売られているアサリのうち97パーセントが外国産だった可能性が高いことを発表しました。 農水省が去年10月から12月に行った調査によりますと、アサリの販売量が3か月で推計2485トンに対し、2020年の1年間の漁獲量は21トンと大幅に異なっています。 これを受けて農林水産省では、全国で販売されているアサリのサンプルをDNA鑑定した結果、熊本県産として販売されていた31のサンプルのうち97パーセントにあたる30のサンプルが熊本県産ではなく、外国産だった可能性が高いとの調査結果を公表しました。 農水省の調査によりますと、アサリの原産地は熊本県産が79.2パーセント、2位の北海道は8.5パーセントと熊本産が多く、今回の産地偽装で消費者の信頼を大きく失うことになります。