■レファレンスの神様、大串先生の講演は楽しい 国会図書館(NDL)関係者のツイートで、敬愛する大串夏身先生がNDLで講演するらしいとわかり、さっそく先生に連絡をとったところウェルカムとの返事をいただいたので、いそいそと出かけた。大串先生はレファレンス(調べもの相談)の数少ない専門家である。 私が先生をどれほど敬愛しているかというと、埋もれていた先生の名著『ある図書館相談係の日記:都立中央図書館相談係の記録』(日外アソシエーツ、平成6年)を、元版の版元違いの皓星社さんに頼み込んでわざわざ復刊してもらうほど、と言えばわかるかしら。ファンなので復刊にことよせて対談もお願いした(解説として復刊に収録)。 30年前の本だが現在でも価値があると、NDLに勤めていた頃の私が、復刊してもらい世に問うたというわけである。あえて言おう、閲覧系司書でこの本を読んだことのない司書はモグリであると。 ・『レファレン