読売新聞を除いて今朝の新聞各紙は日銀総裁人事問題で、どちらかといえば民主党の対応を批判しているように思えた(読売新聞は8日付け「日銀総裁人事 「財金分離」は理由にならない」で触れている)。例えば、朝日新聞社説”日銀総裁人事 腑に落ちぬ不同意の理由”(参照)では、次のように民主党を批判している。 注目の日本銀行総裁人事で、民主党は政府が提案した武藤敏郎副総裁の昇格に同意しないことを決めた。 他の野党も不同意の方針なので、きょうの参院本会議で人事案は否決される見通しだ。福井俊彦総裁の任期切れが19日に迫っている。なのに政府は後任を決められない。なんとも異例の事態を迎えることになる。 私たちは民主党に対し、大局的な見地からこの人事を慎重に検討するよう求めた。きのう武藤氏らが国会で所信を述べてから時を置かず、不同意を決めたのは残念というよりない。 一応次のように民主党への配慮はあるものの、朝日新聞