デジタル教科書教材協議会(DiTT)は、シンポジウム「デジタル教科書の位置づけはどうなる?~2020年導入実現に向けて」を7月25日に慶應義塾大学三田キャンパス北館ホールで開催した。 「『デジタル教科書』の位置づけに関する検討会議」の中間まとめが6月に発表され、導入実現に向けて議論が本格化するなか、現況と今後について話し合うシンポジウム。ベネッセホールディングス ベネッセ教育総合研究所 新井健一理事長、光村図書出版 黒川弘一専務取締役、総務省 情報流通行政局情報通信利用促進課 御厩祐司課長と、DiTTの中村伊知哉専務理事、片岡靖参与、石戸奈々子事務局長が参加した。 はじめに検討会議の座長も務める堀田教授が中間まとめに関する報告を行った。 堀田教授はまず教科書の定義について、「教科書とは国が年間400億以上の予算を割いて義務教育に無償提供」しているものだと述べ、課題は「学校現場では“指導者用