書評家という仕事柄、「健康」や「食事」に関する本に目を通す機会も少なくない。しかし、それらを確認するたび、違和感がまとわりつくのも事実だ。いうまでもなく、「これ、信憑性あるの?」と思わずにはいられない情報も多いからである。 だから『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』(津川友介著、東洋経済新報社)を手にしたときにも、さほど期待していたわけではなかった。 ところが読んでみると、意外なくらいに腑に落ちた。理由はいたってシンプルだ。つまり、「エビデンス」の有無に神経質なくらい重点が置かれているからである(本来それは当然のことなのだが、その点をないがしろにしているメディアが多いということ)。 健康情報における「エビデンス」の重要性 なお、著者はカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)内科学助教授。東北大学医学部卒業後、ハーバード大学で修士号(MPH)および博士号(PhD)を取得。その
![医学的に見て健康に良い食べ物はこの5つだ | 読書 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/fcd3a202f7be39e31211e6f08f36961c65b47752/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ftk.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F5%2Ff%2F1200w%2Fimg_5f87ec71ac366f9134b70dcfcb4364d9390133.jpg)