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ブックマーク / docseri.hatenablog.jp (21)

  • マルチタスクって必要ですか - 妄想科學倶樂部

    iPadに対する否定的な意見の少なからぬ割合を「シングルタスク」が占めているようだ。でもマルチタスクってそんなに必要? iPhoneはシングルタスク仕様で、iPodやメールなどごく限られたApple純正アプリ以外ではバックグラウンドでの動作を行なわない。可能だけどそうさせていない。じゃあそれで何か困るかというと、大半の事例では特に困らない。 マルチタスクを一言で形容するなら「ながら作業」だ。作業しながら別のことを裏側でさせておく。自動的な作業の多いパソコンでは結構重要な機能ではあって、例えば時間のかかる3Dレンダリングを計算させる合間にメールチェックするとか、そういう無意識なマルチタスクの活躍場面は多い。けれど限定的なデヴァイスであるiPhoneでは別段必要もなくて、「ながら」用のiPod機能とメール送受信あたりが問題なく行なえれば、他はまず同時にこなす必要がない。少なくとも私の活用事例で

    マルチタスクって必要ですか - 妄想科學倶樂部
    NOV1975
    NOV1975 2010/02/03
    プリエンティブである必然性は、それほどないとは思う。まあでもバックグラウンドで動いてくれれば便利なものもあるな。
  • 外因性であれかし、という願望 - 妄想科學倶樂部

    「自閉症の原因は予防接種」という"仮説"がある。実際には可能性を示唆するデータすら存在しないまったくの事実無根なのだが、妙に根強く流布し、英国ではこれが原因で92%だった麻疹の予防接種率が80%を割り込んで大問題になるなど、社会的には大きな害を与えている。実際には自閉症は先天性のものであり、「後天性自閉症」という説はまったくの妄想である*1。 予防接種拒否派の意見を聞いてみると、かなりの割合で「自然罹患で死亡または重篤化するのは運命だが予防接種で死亡または重篤化したら親の責任(だから接種させたくない)」という声がある。無論これはあらゆる意味で間違いであって、一般に自然罹患による発症確率は予防接種による発症確率より遥かに高いし、また発症した時の死亡または重篤化可能性も、弱毒性のワクチンに較べ自然株への感染では遥かに高くなる(病種により数字は異なるが、少なく見積っても100倍は違う計算になる)

    外因性であれかし、という願望 - 妄想科學倶樂部
    NOV1975
    NOV1975 2009/06/10
    受けさせなかった結果は降りかかってきたら完全に自分の責任だとわかってしまうから文句が言えないけど予防接種は責任転嫁の先があるから目立つ。気持ちはわかる。ただ、廃止運動とかされると害悪だ。
  • 「代替医療」ではなく「ニセ医療」と呼ぼうキャンペーン - 妄想科學倶樂部

    「代替医療」とは英語のalternative medicineの訳語で、来は「効果は認められているが作用機序不明な伝統医療」や「効果の程も怪しい民間療法」「最先端の仮説に基く治療法だが真偽がはっきりしていないもの」などを広く含む用語である。 つまり、「治療効果は物だけど科学理論で解明できてない」から「科学的だけど治療効果は疑わしい」「単なる健康法」、果ては「まったくのニセモノ」までが全部一括で「代替医療」と呼ばれているわけだ。 これはマズい。 なにが拙いって、"医療"の2文字が入っているために一見して正しく治療効果のある医療行為であるかのような印象を与えてしまうことが、だ。 東洋医学のように経験的に効果は認められている(が理論化されていない)ものを呼ぶ呼称としては悪くないのだが、ホメオパシーのように原理的にも実証的にも効果のなさがはっきりしているものや心霊治療のようなオカルトまでもが含

    「代替医療」ではなく「ニセ医療」と呼ぼうキャンペーン - 妄想科學倶樂部
    NOV1975
    NOV1975 2009/03/25
    「日本ニセ医療根絶学会」ができて代替医療の権威が軒を連ねるわけですね。
  • ローカルルール、規約、法 - 妄想科學倶樂部

    mixiコミュでまたトピごと抹消された。 この某コミュは管理者が「一切の議論を認めない」という姿勢で運用しており、参加者は誰かの発言に意見することを許されず、従って賛同の言葉だけが並んでいる。 今回も、トピ主の趣旨と異なる意見が出て有意義な議論が交され初めた所での、唐突な削除であった。事前に警告もなければ荒れた言葉使いなどの問題発言の削除でもない、「トピ主の意見と異なる書き込みがあったため」というとんでもない理由でのトピ全体削除。 あまりにあまりなので管理トピにて苦情申し立てたが「ここに管理者以外が書いてはならない」と書き込み削除。さすればどこに意見すれば良いというのか。人に直接メッセージを送ってみたが返事はない。 ところでmixiの規約上、各自の発言は各自の責任下に於いて行なわれ、その権利も義務も発言者に帰属している。そして文章には著作権/著作者人格権があり、軽々に改変/削除を行なうべ

    ローカルルール、規約、法 - 妄想科學倶樂部
    NOV1975
    NOV1975 2009/02/11
    個別の回答はしない、という回答が運営側の態度である、というのが個別の問題ごとにこうしてウェブにさらされていくってのがよいね。
  • EM菌 まとめ(仮) - 妄想科學倶樂部

    水伝は様々なところで話題になり、纏まった反論も書かれたことにより教育への適用は沈静化、または反論が容易になった。 しかしここに来て教育の場へ急速に浸透する別種のトンデモが襲来している:EM菌である。 そこで、来ならば力不足ではあるのだが、個人的にざっと反論すべき点をまとめておきたい。 これを元に専門の方がきちんとしたものを執筆して頂けると有り難い。 EM菌とは Effective Micro-organisms(有用微生物群)の頭文字を取ったもので、要するに「複数の菌類を一個の群体として認識する」というもの。元々は1982年に琉球大学農学部の比嘉照夫教授によって、土壌改良用として研究開発された。 通常、自然界の微生物バランスでは酸化型の微生物が優勢であるために腐敗分解し易い。これを、抗酸化力の強い微生物群の投入によってバランスを変えることで腐敗し難い状態を作ることができるのではないかとい

    EM菌 まとめ(仮) - 妄想科學倶樂部
    NOV1975
    NOV1975 2008/06/25
    活動ができあがっちゃってるからたち悪いよな。
  • 今度は無断スタイルシートOff禁止ですってよ - 妄想科學倶樂部

    kikulogに乱入してきた「でんすけ」氏。アンチが目的、言動はその手段という末転倒なスタンスでグダグダの議論を展開してくれたわけだが、その中で目を引いたのが「スタイルシートをOFFにするのはインモラル」という主張であった。 無論何もないところからこんなトンデモ発言が出る筈もなく、これは件の記事を掲載した日経Tech-On!の陶しい会員登録要求が「スタイルシートOffにすれば消えますよ」という話から「それは営業妨害だ→そんなことを公開するなんて社会人失格」(意訳)てな流れに。 まあこれが「会員のみ公開のコンテンツを勝手に公開した/ログインパスワード公開した」みたいな話なら確かにインモラルと言える。しかし日経のそれは単に登録を促す半透明のレイヤを被せているだけであり、読めないようにしてあるわけではない。公開されたデータを読み易いように整える方法であって、決して不正アクセスの方法を教示して

    今度は無断スタイルシートOff禁止ですってよ - 妄想科學倶樂部
    NOV1975
    NOV1975 2008/06/24
    ソースをみるどころかコピペですら見えてしまうようなものを隠しているとはあまり言わないよね/Lynxとかで見るなとかそういう話でもないだろうしw
  • 間違った思考が悪なら、高みの見物は最悪だ。 - 妄想科學倶樂部

    する側にばかりいると意識に上り難いところなのだが、ヲチというのは大変に趣味の悪い行為なのだということを認識した。 長くWebで活動しているから、ヲチに加わったこともヲチされる立場になったことも何度かある。しているときは大概「されるだけの理由があるよな」とか思っているわけだが、される側に回ると非常に気分が悪い。なんとなれば、所謂「上から目線」だからだ。 上から目線というのは、単なる批判や中傷とは異なる。それは距離を置いた嘲りである。 間違ったことを言ったならば批判は免れまい。或いは、そうでなかったとしても意見を異にする人物からの反論、あるいはまったくの中傷などが行なわれる場合もあろう。それはそれで対処のしようがある。 しかしヲチの場合、直接のアプローチは何もない。ただ、どこか知らぬ場所から見下ろして嗤っているだけである。 間違った思考であれ、表明すれば何らかの反応がある。「そういう考え方をす

    間違った思考が悪なら、高みの見物は最悪だ。 - 妄想科學倶樂部
    NOV1975
    NOV1975 2008/03/14
    たまにヲチスレとか見ると皮相的な見方の集大成と感じるな。/参加者じゃないことで実際の実力と無関係に優れた見解を示すことはままある(ex.傍目八目)
  • 「中立」を装うのは裁定者を標榜するため - 妄想科學倶樂部

    彼らはなぜか自分を右でも左でもないと主張したがるという傾向がある。右でも左でもないなら、極度に政治的な話題には立ち入らなければいいのに、それでもあえて踏み込んでなおかつ左右どちらでもないと強調する。 どうも、右や左という政治傾向を露わにすることが、知的にスマート(重複表現だなこれ)ではないみなされると思っているようだ。政治的に偏りがあることは、すぐさま自分のイメージに傷が付くと考えているのでないか。イメージを傷つけずに政治的話題に介入するには、どっちもどっちとしてまず機械的に両者を等距離においてそのあいだに自分が収まる必要がある。同時に、両者の主張を知らないということを強調することが重要になる。どちらかの主張をよく知っているということは政治的な偏りの証拠に他ならないからだ。 その一例として今回の件での中立者は、自分は右でも左でもないので、左がかった学者による事件の入門書などを読みたくないと

    「中立」を装うのは裁定者を標榜するため - 妄想科學倶樂部
    NOV1975
    NOV1975 2008/01/09
    中立って論争に対してどちらかに与さない、でも自分の意見を持っている人、だと思ったけど。あるいは無関心の言い換え。傍観者ではなく純粋にケンカを楽しむ観客。
  • 辛口なご意見 - 妄想科學倶樂部

    id:j05exの人のブックマークコメントがなかなか辛口で面白いのだが、残念ながらこの人1行批判以上の活動を行なっていないようで、その先の突っ込んだ論説が読めず残念。 最初すべてに於いて批判的なのかと思ったのだが、中には賛同の意を示すコメントもあるようで、確固たる信念を持っているようには感じられるのだが具体的なものが見えてこない。

    辛口なご意見 - 妄想科學倶樂部
    NOV1975
    NOV1975 2007/04/05
    確かにちょっと気になる御仁
  • 集合愚から集合知を取り出す - 妄想科學倶樂部

    はてなブックマークが衆愚と呼ばれて久しい。Wikipediaは記事のかなりの部分が信頼おけぬものであることが徐々に認知されつつある。市民ニュースは悉く失敗に終わった。 Web2.0は集合知の時代だと言うが、実際に知が取り出せた部分はほんの一握りで、それ意外の大半は愚にもつかない情報ノイズなのではないか。 そりゃそうだ。「SFの90%はクズである。ただし、あらゆるものの90%はクズである」といったのはテオドア・スタージョンだが、要するにあらゆるものは玉石混淆であり、玉より石の方が圧倒的に多い。その中からどうやって玉を選り分けるか、それがWeb2.0などと銘打たれた代物の質であって、そのための装置(とそれによって得られた全体)を見て何か言っても仕方ないのだ。全体を見れば、常に90%はクズなのであって、注目すべきはそのうち10%の玉、そしてそれを石から選り分けるのに要する手間の部分だけだ。そこ

    集合愚から集合知を取り出す - 妄想科學倶樂部
    NOV1975
    NOV1975 2007/04/04
    これからどうなっていくかは方向性を含め未知数ですね。
  • 個人を中心とした世界の集合 - 妄想科學倶樂部

    世界は自分を中心に回っている。 自分の認識できる範囲こそが世界であり、認識できないものは存在しない。たとえば行ったこともないのにアメリカという国が存在しているのは、自分がその国についての情報を知っているからだ。 しかし、と君は言う。しかし、情報は認識の外からもたらされるではないか。 然り。情報は突如として認識の外からもたらされる。つまり「存在しない」ところから存在が送られてくることが有り得る。それをどう説明すれば良いか。 実は認識の外から来る情報も、まったく認識できないところから唐突に現れるのではなく、認識済みの存在を通じて送られるのだ。 私の世界は私を中心に回っているが、君の世界は君を中心に回る。その周囲にも沢山の世界が存在し、部分的に重なっている。認識できないものは存在しないのだから、誰にも認識されず自分しかいない世界では、自分もまた存在しなくなる。 私の世界には君の世界にないものが存

    個人を中心とした世界の集合 - 妄想科學倶樂部
    NOV1975
    NOV1975 2007/02/01
    観察するまでは存在しないのですよその事象は。観察して初めて実存するのです。てなSF。この辺の考えって深みにはまると抜け出せないよね。
  • 心理学実験としての「水伝」 - 妄想科學倶樂部

    Kikulogの「インテリジェント・デザイン」のコメント欄で、「うま」なる人物が「『水からの伝言』は科学としてはともかく、心理学実験としてなら評価できるのではないか」ということを主張していた。 これだけではさっぱり要点が伝わらないので、もう少し詳しく解説すると、 水に「きれいな言葉」をかけると物理的作用により「きれいな結晶」ができる、という主張は間違っている が、水に「きれいだと思う言葉」をかけると心理的作用により「結晶がきれいに見える」ならば否定できないのではないか といったようなことだ。 無論、水伝はこの点でも科学的ではない。そもそも結晶の写真のうち綺麗に見えないと判断されるものは除外されている(つまり「きれいな言葉をかける」と「きれいな結晶ができる」の関係性が破られている)し、統計的な調査としては当然あるべき「おなじ結晶を見せて、きれいな言葉と汚ない言葉で主観が変化するか」といった調

    心理学実験としての「水伝」 - 妄想科學倶樂部
    NOV1975
    NOV1975 2007/01/25
    もう実験の目的が変化してしまっているから無意味なのに気づかないんでしょうかねえ。水伝と関係ないじゃん、その実験。
  • 残業させる同調圧力と残業申請させない同調圧力 - 妄想科學倶樂部

    残業とは来の勤務時間外に、業務上必要があると認めた場合に上司の命令で労働を行なうものである。従って理由なく残業してはならない。 つまり、どうしても残業しないと間に合わないとか、勤務時間外にしか作業できないなどの理由がない限りは定時でさっさと帰るのが正しい労働のあり方である。 が、残業が当然になっている職場というのはあるもので、その中で一人さっさと帰るというのはしばしば周囲から「不公平」と見做され、場合によっては圧力を受ける。圧力といっても具体的な脅しはないが、それでも全同僚からの無言の非難はそれだけで充分なものと言えよう。 まあその考えも判らぬではない:皆が手一杯の中で一人定時に上がる余裕があるのだとすれば、余剰分をそちらに振り分けるのが筋、ということだ。 それが例えば作業効率から来るものだとしても、同量の仕事を割り当てるよりは有能な人に多くを振り分けるようにするのもマネジメントとしては

    残業させる同調圧力と残業申請させない同調圧力 - 妄想科學倶樂部
    NOV1975
    NOV1975 2007/01/20
    肯定的な見かたをすると、ある意味で日本人的には差別っぽく受け止められてしまうから言い出せない部分もあるかな。バカはバカの仕事をしていればいい、みたいな。
  • 意のままになる領域と、そうでない領域 - 妄想科學倶樂部

    たとえば著作物を公開する。画像や文章なら書籍として、音楽や映像ならデータディスクとして流通させるだろうし、オブジェクトや原画ならギャラリーを借りて展示するかもしれない。 これら著作物の権利自体は、勿論著作者である貴方自身が保有しているから、それを勝手に複製したり改変して公開したりするのは差し止められる。けれど流通しているものの購入を禁じたり、展示しているギャラリーの場所の公開を禁じることはできない。それは著作者の権利範囲外だから。 同様に、Webに公開したデータへのリンクを禁じることはできない。リンクさせたくないなら、(例えば会員制のギャラリーへ展示したり会員のみに販売するように)アクセス制限など技術的な手段を講じる必要がある。 「嫌がることはやめろ」とかいう話ではなくて、根的にそれは自分の権利が及ぶ範囲ではなく、禁止即ち他人の権利を侵害するものだということ。感情論に終始してしまうと「じ

    意のままになる領域と、そうでない領域 - 妄想科學倶樂部
    NOV1975
    NOV1975 2007/01/17
    確かに「本にしおりを挟む自由」はあるべきだなあ。
  • なるほど、リンクには価値がある。けれども、 - 妄想科學倶樂部

    リンクの価値というのは「リンクして貰う」ことの価値であり、「リンクさせてやる」ことの価値ではない。 ただし「リンクして貰う」ことの価値は一方的に享受するものではなく、リンクした側にも利点をもたらし、取引的には等価となっている。 昔、wwwに静的HTMLしかなかった頃は、リンクというのはこちらから一方的に張ることはできても向こうからして貰えるかどうかは保証されなかった。だからこそ全てのページを集めたハブとしてYahoo!のようなインデックスが有用だったのだし、またリンクした旨を申し出て「できればこちらにもリンクして欲しい」とお願いする必要があった。この風習はいつの間にか事後の「相互リンク願い」から事前の「リンク許諾申請」という形に変化してゆく。即ち、相手に対し自分へのリンクを請う形から自分からのリンク自体を許可願うように、全く逆の形式になっていることに注意されたい。 そのような誤解がどこから

    なるほど、リンクには価値がある。けれども、 - 妄想科學倶樂部
    NOV1975
    NOV1975 2007/01/05
    見られたくないけど見られたいという価値観から行われる無断リンク禁止にはこう説いても無駄なんですよねえ。あと、TBは相手先のコンテンツに強制的にリンクを送り込む行為だから拒否してもよいと思います。
  • 「科学は白黒はっきり付ける」と思われてしまうのは - 妄想科學倶樂部

    科学でない学問分野が、明確に決着付かない分野を扱うが故の相対的な判断ではないか。 所謂「文系」に分類される学問は解釈の学問であり、確認された事実を元にどういう意味を見出しどう解釈するかを扱う。故に結論は人それぞれに異なり、「定説」のようなものはあっても明確な結論は出ない。 それに対し、所謂「理系」の学問は条件を設定すると式に従って定まった答えが出力される(、ように傍からは見える)。はっきり白黒付く学問だ。 実際には、科学は事象を単純モデル化することで「白黒はっきり」付け易くしているに過ぎず、特定条件下でのみ明確な結論を出せるように調整した学問である、という方が適切である。多くの事象ではその扱いは単純なものではなく、近似的な予測を立てるのが精一杯である。 この「イメージと実際のギャップ」が、白黒はっきり断言するニセ科学の付け入る隙になっているのだろう。

    「科学は白黒はっきり付ける」と思われてしまうのは - 妄想科學倶樂部
    NOV1975
    NOV1975 2007/01/05
    記述言語がはっきりしているものならいいんだけれどもねえ。
  • 知的に怠惰な人が騙される:リテラシーというもの - 妄想科學倶樂部

    科学とは「ナゼ」を追求するものではないのか 正にその通りではあって、科学とは来「何故」を問う学問であるから、それに答えている(或いは答えようとしている)ものが科学、そうでないのが非科学なのだ。 が。 「何故」を説明しているかいないか、それが判断できないから非科学に引っ掛かるのだ、ということが問題。 科学は常にエラーを訂正し補強し続けてきた、唯一の系である。その自己検証性故に信頼性があるのだが、利用の際にいちいち前提理論の検証を繰り返すのではとても使いようがないから、既に幾度となく検証され確かさが認められている部分については、原則として(それを揺るがすような事態にまで発展しない限りは)無条件で利用するという諒解がある。 そうすると、科学に詳しくない人にとってはある種ブラックボックス化して、データを入力すると結果が出てくる仕組みに見えてしまう。 この構造は非科学でも一緒で、途中説明が単に省略

    知的に怠惰な人が騙される:リテラシーというもの - 妄想科學倶樂部
    NOV1975
    NOV1975 2006/12/29
    「十分に発達した~」を言うまでもなく、そのとおりなんだけどね。他人に判断を委ねて良しとするか。まだ「今分かっていること」は判断材料は提供されているし教育されている。せめて利害のあるところではちゃんと。
  • 過去を扱う学問 - 妄想科學倶樂部

    科学が『ニセ科学』を糾弾できない当の理由 「今では否定される部分の多い*1仮説」と「最初から正しくない仮説」を同列に語られても、といった話は既に何人も指摘しているだろうから別の話を。 古生物学分野というのは限られた情報のみを元に、類推を加えて全体像を補うことで成立している。従ってなかなか「定説」が成立せず、頻繁に「現在のトレンド学説」が変わってしまう。なにしろどの説も、「物」を見ることが不可能であるために証明しようがないからだ。 こうした事情は過去の事象を扱う考古学や歴史学でも同様で、文字記録の有無など情報量に差こそあるものの、質的に「見て確かめる」わけにいかないという事情では一致している。 確認不可能である以上、すべての説は「仮説」の域を出ない。確定した証拠からの推論により否定されたり補強されたりはしても、それ以上の「定理」のようなものになることはない。「確度の高い仮説」と「低い仮

    過去を扱う学問 - 妄想科學倶樂部
    NOV1975
    NOV1975 2006/12/28
    で、一体何を拠り所にすればいいの?
  • 根拠のない話 - 妄想科學倶樂部

    某所でマイナスイオン絡みの談義をしていたときにもそうだったのだが、こちらにとっては自明と思えるだけの根拠を示して、またその理由を噛み砕いて説明しているにも関わらず、「根拠も示さず否定する」と言い続ける人がいる。決して日語を理解していないわけでもない、理論的な判断ができないわけでもなさそうなのに、特定の問題については頑なに拒む。 せめて「感情面で納得できない」などの結論に落ち着くのであれば、それはそれで善しとするのだが、そうではなくて……なんというか、SF的に表現すると「脳の一部にロックがかけられていて、特定の話題に触れることができない」ような感じ。しかも人にその自覚がないから、相手の理論はすべてスルー、「自分がこれだけ説明しているのにどうして理解できないんだ」ということになる。 あるいは、「普段は温厚だが特定の場面では人格が自動的に切り替わる」?まあMacの話とか、あまり他人事でもない

    根拠のない話 - 妄想科學倶樂部
    NOV1975
    NOV1975 2006/12/22
    理解不能というか、理解をしてしまうと主張が崩壊してしまうから根拠がないと否定するしかないのでは。SFにおけるナノマシンの思想改造のアイディアはベアが結構前にやっているな。
  • 空気なんか読むから騙される - 妄想科學倶樂部

    ニセ科学にせよ詐欺にせよ、一度騙された人が再び引っ掛かるパターンが多いような気がする。詐欺被害者は(カモとして)裏でリストが出回っていると聞くし、詐欺被害者を救済する弁護士を裝って手数料を騙し取る手口も存在する:それだけ連続して騙される例が多いということ。 ニセ科学に限って言えば確実に、引っ掛かる人は何度も引っ掛かる。これは、一つに「騙された」という意識がないのが原因かも知れない。過去のブームは全て忘却され「無かったこと」になっているのだ。反省がなければそりゃ再発もしよう。 とは言え、なぜそう何度も無意味なものに取り憑かれるのだろうか。騙されるに至る道筋に何か共通の要素があるように思われる。 思うに、騙される人達は空気を読み過ぎるのではないか。 詐欺にせよニセ科学にせよ、或いは宗教まで含め、構造はかなり似通っている。肩書で権威付けすることで懐疑的思考を放棄させ、またサクラなどの活用で実例を

    空気なんか読むから騙される - 妄想科學倶樂部
    NOV1975
    NOV1975 2006/11/29
    「空気まで読める」人は斜め上から楽しんでると思うよ。